2017年08月20日

靖国神社参拝

  終戦記念日の8月15日、安倍内閣閣僚全員が靖国神社参拝を見送った。多分中・韓両国との、無駄な摩擦を避ける目的があっての事であろう。国の為に戦った戦死者を祀る靖国神社に、参拝するのに何の遠慮も必要無い。しかし戦争犯罪人とされるA級戦犯も祀られている事から、隣国の批判は激しい。
  日本では人は死ぬと皆仏になると云う仏教の考えが浸透しているが、中・韓両国には通用しない様だ。考えて見れば太平洋戦争での国民の犠牲と被害は甚大であり、帝国主義の軍の横暴や敗戦による惨めな結果にも従わざるを得なかった。従って戦争を主導した指導者達の責任は、重大なものである。国民の中にもA級戦犯を祀る靖国神社に批判的な考えの人が少なからずいるだろう。兎に角安倍政権の閣僚が、終戦記念日の靖国参拝を中止したのは賢明であった。

ahoonna  それでも閣僚以外の国会議員が、多数靖国神社を15日に参拝した。その中で特に目についた議員がいた、それは防衛大臣を辞任した稲田議員である。国会での質問にまともに答えられず、失言ならまだしも虚言とおぼしき言動で防衛大臣としての役職を全う出来ずに辞任した彼女が靖国参拝。何の気になっているのだ、と問いたい。
  この人は防衛大臣に就任して間も無く靖国神社に参拝した、防衛大臣と云う立場上この行為は必要以上に摩擦を生じる原因となる、そう云う事を考えないのだから大臣失格である。
  まぁ堅気の女性が穿かない網タイツを穿いて、国会に出て来る様な人だからTPOを心得ていないのだ。もう直ぐ60に手が届く年齢だと云うのにつけ睫毛をつけて、さっそうと登庁するこの写真を見ると、ご本人は得意になっているのだろうがまるでチンドン屋だ。
  北朝鮮がミサイルを次から次へと発射して、何時戦争になるかと云う緊急時に、ハイヒールを履いて潜水艦を視察する等防衛大臣としてあるまじき事が次々とニュースに、こんなど素人を国を守る重要な防衛大臣に任命した安倍総理の責任は重い、従って支持率が急落したのも頷ける。

  それにしても満足に仕事をしていない国会議員達が、何故靖国神社参拝に一所懸命になるのだろう。私なんかは第一に宗教なるものに懐疑的だ、イスラム教徒が一日に何回もモスクに向かって礼拝したり、命懸けで信教する姿が理解出来ない。日本に於ける神道や仏教も同じだ、神や仏と云うが神や仏が存在するなら東日本大震災で神社や仏閣が津波に飲み込まれた説明をして欲しい。
  かなり昔の事だが仏壇のローソクの火が原因で、住宅が丸焼けになったと云うニュースがあった。仏がいるならこんな事は起きない筈だ、世の中に神も仏もいないと私は信じている罰当たりだ。人は寿命が尽きたら死ぬ、天国も地獄の無い、死んだら終わりなのだ。

  靖国参拝する国会議員は、国会議員なら靖国参拝をしなければならないと考えている様な印象を受ける。私はあんた達、その前にもう少し真面目に政治をやれよと言いたい。天皇陛下がお詣りをしない靖国に、何故そんなにむきになって参拝しなければならないのだと問いたい。
  戦争で亡くなった人々を弔う心があるならば、靖国に出かけなくとも何処ででも祈る事は出来る。偉そうにいかにも私は靖国にと、これ見よがしに参拝する位ならお経の一つも唱えた方が供養になる。しかし般若心経を覚えていて唱える事の出来る議員は居るのかな。  


dax_4191 at 09:00│Comments(0)clip!情報&etc 

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