太宰治記念文学館及び吉村昭書斎の一連の騒動がありました。

今回再確認の意味もあり、連休の30日、実質日帰りの強行日程で、行政による他自治体市民を集客する施設をいくつか見てきました。

すでに自分の見解として、太宰治記念文学館及び吉村昭書斎について、単館建設は優先度D、一方的に廃止された下連雀図書館の代替や、他の行政施設や図書館リニューアルに合わせたフロア一部利用以外、難しいと判断しています。つまり、建設反対ということです。

そこで、早朝からいくつかの近県他自治体で行政主導で作られたもの、官民連携で作られたもの、民間のものなどを見てきました。集客に成功している行政の施設はやはり地元で設置が必要とされているようで、近隣自治体住民が来る物販系、出かけてでも行きたいコンテンツかどうか、人の集まりからも売りがあるようでした。

民間のものは、市場動向を踏まえたものであり、成否は自己責任という厳しさから、拡大、縮小、撤退など考えられていました。三鷹市役所近辺にも商業施設が予定されており、そうした市場動向と関係なく、行政がなんらか観光を含めた集客施設をというのは、よほどのニーズを要することは確実です。市場調査もなく、「はい作ります」は財政が厳しい中で許されません。

現地では、駐車場が混雑してにぎわっていても、実態は補助金を減算すると赤字になる、つまり収支の実態は厳しいと事前にわかっていた施設については、「投入してでも設置が必要」、という地元民の同意が必要と感じました。

太宰治記念文学館及び吉村昭書斎については、コンテンツとしてのポテンシャルは一定認めるにしても、それを3億、4億円と税金を投入し、しかもランニングコストも毎年数千万円かかります。必要な施設やサービス、老朽化による更新が優先されるべきであり、集客としても過去の文教委員会で数万人程度と答弁から、メリットは希薄です。

ニーズを踏まえず、市長が作りたいからと計画に記載し、市議会にも報告が後手に回るほどのばたばたで整備を急いではならないということです。大成功かは別としても、一定一目でわかる効果があった他自治体ではそれぞれ売りのものが個別にあり、三鷹には全くコンテンツアンマッチですが、集客の売りにならないものは設置の売りにしてはならないということは、明確化されました。

帰りはGW大渋滞で2.5倍も時間がかかり疲労しましたが、見解に間違いがないとわかった次第、収穫でした。なお、視察については政務活動費が活用可能でしたが、既に年間の使途が確定しており、また民間の識者も同行しており、自費で対応しました。