どの会社にも役所にも2・6・2の法則というのがあって、

2割 できる人
6割 普通の人
2割 だめな人

という人材構成を表している。会社をほんとに引っ張っているのは上位の20%であり、残りの社員はそれについていくだけ、あるいは足をひっぱるだけの存在ということになる。

数え方にもよるが、俺が勤めたテレビ局もだいたいこんな感じだったと思う。2・6・2の法則はたぶん世界共通だろう。

だったらできる人だけで会社をやったら効率がいいのではと考えた会社がある。

オンラインでドラマや映画を売って急成長するネットフリックスが、まだ小規模な会社だったころ、資金繰りに窮してリストラをせまられたことがあった。

そのときヘイスティングスCEOは、優秀な社員だけを残し、残りのクビを切る決断をした。

さすがに上位20%だけを残すほど極端ではなかったが、このリストラにより30%が会社を去ったという。

そんなに人を減らして仕事がまわっていくのか、まわったにしても現状維持に手一杯で、会社を成長させる新規業務にまでは手が回らないのではという心配をよそに、ネットフリックスは急成長を始めた。

その理由についてヘイスティングスCEOは「誰かの不手際をフォローするための雑務が必要なくなったから」と説明した。

常に前向きな仕事に没頭できるようになった「できる人」たちは、優秀な人材同士の信頼・協力関係を育てることで、能力を最大限に発揮するようになったという側面もあるだろう。


以下は俺自身が中間の60%にあたる「普通の人」だった(その下だったとは思いたくない!)ことが前提だが、フリーになった今でも強く思うことがある。

誰かの不手際をフォローするためには、けっこうなエネルギーが必要だ。

顧客のことをとやかく言うものではないが、「今ごろになってそんなことに気づいて」という要求を日本からしてこられると、溜息をつきたくなることがある。

アメリカ人のスタッフに要求を伝えるにあたり、まさか「東京のひとがアホでさあ」とは言えないから、もっともらしい理由をひねり出してうまいこと伝える必要がある。そのためにはウソもつく。

そうでなければ皆が気持ちよく働けないからというのが理由のひとつ。

もうひとつは、アホな要求をそのまま伝えると、俺自身がそういうレベルの人間かと思われやすいこと。

テレビ局の人は外部からどれほどアホ認定されても給料は同じだが、フリーランスはそうはいかず、自己防衛する必要がある。

ここ2~3日、そんなことを考えながら必死に中を取り持っている件があり、ややお疲れ気味。

誰かの尻ぬぐいから完全に開放されることはないし、俺自身が気づいていないだけで誰かにフォローしてもらっているに違いないのだから、不満を垂れ流すような話ではないが。

今週も元気出していこう、オーッ。


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