天気のせいかパソコンに向かうことすら辛く、昼間の半分くらいを寝て過ごした。

そのとき思い出したのは、子供のころ風邪をひいて寝ていたときのこと。

誰しも夢には定番があると思うが、俺が発熱したときのパターンは、逆巻く奔流のように降り注ぐ豪雨のなか、暗闇に雷鳴がとどろきわたり、その雷鳴をしのぐボリュームで降りかかってくる怒鳴り声だった。

内容はいつも聞き取れないのだが、「〇〇をしたのはけしからん!」という叱責や、「◇◇をしろ!」といった命令がほとんどだった。

撃ちつけるようにして降ってくる怒声に俺はヘトヘトになり、苦しすぎて目覚めても、そこが雷鳴と怒声の地獄なのか自分の部屋なのかがわからず、混乱したまま意識が遠ざかることを繰り返したものだ。

まさに悪夢と呼ぶべきしろものだが、あれはいったい何だったのか。


叱責命令は、おそらく母親から来たものだったろう。

末っ子の俺は、兄と姉が「ちゃんとできる」ことの多くができず、厳しく叱られることが多かった。

その反面というか天真爛漫なところはあったと思うが、だからといって母親から叱られることが平気だったわけではないと思う。

体が弱り、心の防波堤が低くなったとき、「自分はできない子」という強迫観念の大波が、あの怒声となって降りかかってきたにちがいない。


それは成長するにつれて少なくなったが、高校生になってからもあったような気がする。

勉強をちっともしないどころか、タバコに手を出したのが見つかって母親に怒鳴り倒されるような暮らしをしていたのだから当然の報いではある。

だが暗闇のなか、耳をつんざく雷鳴と怒声に責め立てられるたび、どうして自分はこんな目にあうのかという辛さはあった。

親の支配力ってスゴイなあ。

完全におっさんになった今、さすがにあの悪夢を見ることはないが、代わりにここ10年、別の恐ろしいシーンがフラッシュバックすることがある。

それについてはまたの機会に。


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