2012年01月28日
Hudson
このハドソンをご覧戴きたい。友人のW氏の求めに応じて、e-bay で落札した。日本には送ってくれない人だったので、テキサス経由で送って貰った。箱の中に押し込んであった新聞は1951年のものであった。ちょうど60年前に日本で製造され、アメリカに輸出されたものである。Importerは、International Model Productsである。
この機関車はKTM製であり、設計は酒井義房氏、製造は安達製作所である。importerのLouis Barnerr氏が国内向けのC62を見て閃き、Santa FeのHudsonとして売り出した。 テンダを新製し、カウキャッチャを取りつけたのだ。確かにSanta Feのハドソンにボイラのシルエットは似ている。砂箱が日本型である。
このインポータは戦前から日本製玩具の輸入を手掛けていて、戦後すぐにブラスのOゲージの貨車等を安達製作所に発注している。
それらはどれも薄い板(0.25 mm厚)で作られていて、下手に持つと凹みそうである。この機関車の材料も薄く、0.3 mm 程度の板である。 当時はブラス板は貴重品で、安くするためには薄くするのが一番簡単な方法であった。人件費はそれと比べてはるかに安かった。
売り手が添付してきた青図によると1949年にアマチュアの仲間で作りかけているようだ。もっとも酒井氏はあちこちの模型屋で仕事をしているので、カツミの求めで描いたのかもしれない。この機関車はカツミの大量生産の第1号(A-1)の製品である。ちなみに第2号(A-2)はこだま号である。当時はOゲージがAで、HOがBであった。
この機関車はKTM製であり、設計は酒井義房氏、製造は安達製作所である。importerのLouis Barnerr氏が国内向けのC62を見て閃き、Santa FeのHudsonとして売り出した。 テンダを新製し、カウキャッチャを取りつけたのだ。確かにSanta Feのハドソンにボイラのシルエットは似ている。砂箱が日本型である。
このインポータは戦前から日本製玩具の輸入を手掛けていて、戦後すぐにブラスのOゲージの貨車等を安達製作所に発注している。
それらはどれも薄い板(0.25 mm厚)で作られていて、下手に持つと凹みそうである。この機関車の材料も薄く、0.3 mm 程度の板である。 当時はブラス板は貴重品で、安くするためには薄くするのが一番簡単な方法であった。人件費はそれと比べてはるかに安かった。
売り手が添付してきた青図によると1949年にアマチュアの仲間で作りかけているようだ。もっとも酒井氏はあちこちの模型屋で仕事をしているので、カツミの求めで描いたのかもしれない。この機関車はカツミの大量生産の第1号(A-1)の製品である。ちなみに第2号(A-2)はこだま号である。当時はOゲージがAで、HOがBであった。