October 31, 2009

[HTV] ISS から離脱

HTV は無事にISS からリリースされました。お疲れまでした。

HTV Release-01

HTV Release-02

HTV Release-03

HTV Release-04

HTV Release-05
  

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[HTV] ISS からのリリースポイントに到着

カナダアーム2に掴まれたHTV はISS からのリリースポイントに到着したとさ。次の放送は02時15分からスタート。遂にHTV のISS からのリリースだ。そろそろ眠くなってきた・・・。

HTV reached release point-01

HTV reached release point-02

HTV reached release point-03


[関連サイト]
  
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[HTV] ISS からの取り外し作業

順調に進んでいる模様。

HTV and Canadian Arm 2-01

HTV and Canadian Arm 2-02
  
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[HTV] ISS からの取り外し作業開始

インターネットのライヴ中継だけど、ニコニコ動画のどのページで配信されているか分からなかったから、宇宙教育テレビで見ています。カナダアーム2 を動かしてHTV 取り外し作業を開始している模様。インターネットライヴ中継は、のページからリンクが貼られている配信先に行けば見られます。  
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October 30, 2009

[HTV] ISS からの離脱時刻変更(90分程度延伸)

インターネットのライヴ中継も90分程後ろになるそうです。ということで、
  • HTV、ISSから取り外し 10月30日(金)23:45〜(放送時間約1時間15分)

  • HTV、ISSから分離 10月31日(土)2:15〜(放送時間約45分)
となる。今からちょうど2時間後か・・・。スペースデブリなら仕方がないな。

宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機の国際宇宙ステーション(ISS)からの離脱時刻の変更について

平成21年10月31日(土)午前1時05分頃に宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機の国際宇宙ステーション(ISS)からの離脱を予定しておりましたが、離脱直後に宇宙ゴミ(デブリ)がHTVに接近・衝突する可能性があることが判明したため、その回避措置として、下記のとおりHTVのISSからの離脱時刻を90分程度(1周回程度)遅らせることになりましたので、お知らせいたします。なお、本離脱時刻変更による再突入日時の変更はありません。



【ISSからの離脱】
新:平成21年 10月31日(土) 午前02時 30分頃[日本標準時]
(旧:平成21年 10月31日(土) 午前01時 05分頃[日本標準時])

JAXA - 「宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機の国際宇宙ステーション(ISS)からの離脱時刻の変更について」 2009/10/30
  
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[HTV] ついにISS からの取り外しの日がやってきました。インターネットでライヴ中継があるよ。

日本の補給機HTV、11月2日に大気圏へ再突入

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、日本の宇宙ステーション補給機(HTV)の技術実証機について、国際宇宙ステーション(ISS)からの分離や大気圏への再突入などの予定を決定し発表した。分離は日本時間10月31日(以下同様)未明で、大気圏再突入は11月2日早朝に予定されている。

HTV reentry
大気圏へ再突入するHTV技術実証機の想像図(提供:JAXA)

今年9月11日に打ち上げられたHTV技術実証機(初号機)は、9月18日にISSに結合した。その後で始まった物資の搬出作業はすでに終了している。

現在は不要品の収容作業が進められており、それが終わると、いよいよHTV技術実証機のハッチが閉じられ、大気圏再突入に向けた準備段階に入る。

HTV技術実証機は、10月30日午後10時30分頃にロボットアームによってISSから取り外され、翌31日午前1時05分頃、ロボットアームから切り離される。その後徐々に高度を落として、11月2日午前6時26分頃に大気圏に再突入し、今回のミッションを終える。

なお、HTV技術実証機の取り外しのようすは、30日午後10時15分から、また分離は31日午前0時45分から、それぞれインターネットでライブ中継される予定だ。中継の配信サイトは、「ライブ中継〜SPACEKibo@SPECIAL LIVE」内を参照のこと。また、分離等の実施時間は変更または前後する可能性があるため、最新情報はHTV技術実証機のウェブページ等で確認してほしい。

■ ISSからの分離:
予定日: 2009年10月31日(土)
予定時刻: 午前1時05分頃(日本標準時)(※時刻は前後することがあります)
■ 大気圏への再突入:
予定日: 2009年11月2日(月)
予定時刻: 午前6時26分頃(日本標準時)(※時刻は前後することがあります)

アストロアーツ - 「日本の補給機HTV、11月2日に大気圏へ再突入」 2009/10/29

HTV初号機、大気圏再突入は11月2日

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月27日、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしている宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機(初号機)のドッキング解除を10月31日、大気圏再突入を11月2日に行うと発表した。

アメリカ航空宇宙局(NASA)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、HTV初号機の運用は極めて順調に行われおり、10月20日に搭載物の搬出作業が完了し、現在、ISSの不要品の積み込み作業が行われている。

HTV初号機のドッキング解除作業は日本時間10月30日未明に始まり、同日の深夜にISSのロボットアーム(SSRMS)を使って、ISSから取り外した後、10月31日1時5分頃にISSから分離する。なお、JAXAはその様子をインターネットを使ってライブ中継を行う。

ISSから切り離されたHTV初号機はそのまま地球周回軌道で周回し、日本時間11月2日6時26分に大気圏再突入を行う。大気圏再突入はニュージーランド沖の上空から始まるが、その直前であれば、沖縄から見える可能性もある。

HTV初号機は9月11日にH-IIBロケット試験機によって打ち上げられ、9月18日にISSとドッキングした。

sorae.jp - 「HTV初号機、大気圏再突入は11月2日」 2009/10/27

前のエントリでも紹介したが、ISS からの取り外し、ISS からの分離はそれぞれインターネットでライブ中継される予定。お手軽にHTV の雄姿を見ることができる最後のチャンスとなる。
  • 10月30日(金)22:15〜 HTV、ISSから取り外し(約75分)

  • 10月31日(土)00:45〜 HTV、ISSから分離(約55分)
だそうだ。詳細は、を確認して欲しい。ISS とのバーシング(ドッキング)時と同じく、JAXA のサイトでは配信せず、協力サイトからの配信となる。配信サイトは、
  • 宇宙教育テレビ

  • ネットワーク高度利用推進協議会

  • ニコニコ動画

  • 知多メディアスネットワーク

  • ご当地風景ドットコム

  • スティッカムジャパン

  • ディジタルスタジオ
だそうだ。

そして、お手軽ではないがHTV の雄姿を確認する方法はもう一つある。ずばり「目視」。広大なネットを介してではなく、その目で見るんだ。詳しくは、を読んで欲しい。

ということで今日の俺はこれから寝て、起きて会社に行き、早めに仕事を切り上げて22時までに家に帰ることを予定している。


[関連サイト]

[関連エントリ]
  
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October 29, 2009

金星探査機PLANET-C の愛称が決定。JAXA がメッセージを募集しています。

金星探査機「あかつき」(PLANET-C)メッセージキャンペーンの実施について

宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、2010年度にH-IIAロケットにより金星探査機「あかつき」の打ち上げを予定しています。金星探査機「あかつき」は打上げ後約半年で金星周回軌道に入り、約2年をかけて金星の大気を調査します。
JAXAでは、国内外に広く呼びかけてメッセージなどを集め、それを繊細な文字でアルミプレートに印刷して金星探査機「あかつき」に取り付けます。国民はもとより全世界の人々の思いを一つにして金星周回軌道に投入することで、宇宙あるいは地球への関心を高め、日本の宇宙科学研究の国内外での認知度の増進を図ることとしました。
これに際し、世界天文年2009日本委員会の協力の下、金星探査機「あかつき」に搭載するメッセージを募集するキャンペーンを下記のように実施します。

(以下略)

JAXA - 「金星探査機「あかつき」(PLANET-C)メッセージキャンペーンの実施について」 2009/10/23

2010年度に打ち上げられる金星探査機PLANET-C の愛称は「あかつき」に決まったそうだ。で、名前とメッセージとを12月25日まで募集しています。俺はもう送った。どうでもいいけど俺はJAXA の広報みたいだな。

金星探査機「あかつき」にメッセージを載せよう!

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、来年度の打ち上げを予定している金星探査機「PLANET-C」の名称を「あかつき」に決定した。あわせて、同探査機にメッセージを載せて金星の周回軌道へ届けるキャンペーンも始まっている。

PLANET-Cは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2010年度に打ち上げを予定している金星探査機。半年で金星周回軌道に入り、約2年間、さまざまな装置で金星の大気を観測し、謎が多い気象現象の解明を目指す。

同探査機を開発したプロジェクトチームで名称を検討した結果、「あかつき」に決定した。探査機が到着する2010年の冬には、金星は明けの明星として日の出直前、すなわち「あかつき(暁)」の空で輝いている。さらに、このプロジェクトが惑星気象学という分野に「夜明け」をもたらすことへの願いも込められている。

名称の発表とともに、JAXAは「あかつき」に搭載して金星へ届けるメッセージの募集を開始した。

寄せられたメッセージや名前は、アルミプレートに印刷され、「あかつき」に取り付けられる。JAXAでは、広く国内外からメッセージを集めて金星の周回軌道に投入することで、宇宙や地球への関心を高め、日本の宇宙科学研究が国内外でこれまで以上に認知されるよう図りたいとしている。

なお、メッセージの募集期間は2009年10月23日から12月25日までで、インターネットで応募することができる(100人以上の団体は郵送でも受け付けている)。詳しい応募の方法などについては、以下のキャンペーンページを参照のこと。

アストロアーツ - 「金星探査機「あかつき」にメッセージを載せよう!」 2009/10/23

最後に「あかつき」の動画を紹介しておく。短縮版らしい。

YouTube - jaxachannel - 「金星大気の謎に挑むプロジェクト〜コードネーム:PLANET-C」
  
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October 28, 2009

[HTV] 10月30日深夜:ISSからの取り外し作業スタート、10月31日01時頃:ISSから分離、11月02日早朝:大気圏再突入決定。取り外し〜分離はインターネット上でライブ中継もあるよ。

HTV技術実証機の分離・大気圏再突入について

国際宇宙ステーション(ISS)へ結合したHTV技術実証機の運用は順調です。物資の搬出作業が完了したHTV技術実証機の補給キャリア与圧部には、ISSの不要品の収容が行われています。不要品の収容作業完了後、10月30日午前2時頃、HTV技術実証機の補給キャリア与圧部のハッチが閉じられます。

HTV技術実証機は、ISSのロボットアーム(SSRMS)で10月30日午後10時30分頃にISSから取り外され、10月31日午前1時05分頃、SSRMSから放出される予定です。その後、3回の軌道離脱マヌーバを実施して高度を落としていき、11月2日午前6時26分頃、HTV技術実証機は大気圏に再突入し、今回のミッションを終了する予定です。

次回のHTV-1ミッション最新更新は、10月30日に更新します。

JAXA - 「HTV技術実証機の分離・大気圏再突入について」 2009/10/27

ということでお約束のインタネットでライヴ中継ももちろんやる予定らしい。
  • 10月30日(金)22:15〜 HTV、ISSから取り外し(約75分)

  • 10月31日(土)00:45〜 HTV、ISSから分離(約55分)
HTV/H-IIB特設サイト - ライブ中継〜SPACE@NAVI-Kibo SPECIAL LIVEのページに詳細が掲載されているです。俺は打ち上げ〜キャプチャー〜バーシングの3ステップを見たので、今回も見る予定だ。金曜日は早く仕事を切り上げないといかんね。しかも合計130分、あしかけ205分(22時15分〜25時40分)に亘るのでかなり疲労しそうだ。今回のJAXA (宇宙航空研究開発機構)によるHTV 初号機の一連の成功を見ることができるのもこれが最後。ぜひ、国産宇宙開発の一つの成果をみんなで見ようぜ。


[関連サイト]

[関連エントリ]
  
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October 27, 2009

週が明けてのスポーツ新聞記事

次節にも初降格の危機…千葉

◆J1第30節 鹿島3─0千葉(24日・カシマ) 試合終了の笛とともに、千葉FW巻は疲れ果てたように雨でぬれた顔をぬぐった。「(J2降格への)プレッシャーが、あせりに関係なかったとはいえない」。DF坂本は宙を見つめながら振り返った。

不用意なパスをカットされて、前半2失点。「ひとつのミスが失点につながり、ナーバスになったかもしれない」と坂本。体を張ってボールを取りにいけない場面が多く、戦う姿勢を見せられなかった。

残留ラインの暫定15位大宮とは勝ち点差9の17位。25日、大宮が浦和に勝つか引き分ければ、次節の川崎戦(11月8日)に敗れた瞬間、クラブ史上初の2部降格が決まる。「事実をしっかり受け止め、最後まで戦いたい」と巻。現実がいよいよ重くのしかかってきた。

スポーツ報知 - 「次節にも初降格の危機…千葉」 2009/10/25

完敗も巻「僕はこのクラブが大好き…最後まで戦う」

【千葉0―3鹿島】千葉のJ2降格が限りなく現実に近づいた。6戦連続未勝利中だった鹿島にも0―3で完敗。しかも3失点すべてがミスからという自滅で、次節(11月8日、対川崎F)にも降格決定という土俵際に追い込まれた。

チームリーダーの坂本は「うーん…」とうなったまま絶句。巻は「見ての通りです」と唇をかみしめた。日本リーグ時代の65年から44年にわたって1部に在籍する唯一のクラブ。試合前、江尻監督は「うちは鹿島より重い歴史を積み上げて来たチーム。ミスを恐れず戦おう」と選手を鼓舞したが、プレッシャーに打ち勝つことはできなかった。

それでも「僕はこのクラブが大好きなんで、最後まであきらめずに戦います」と巻。最後の意地を見せることができるのか。選手のプロ魂が試される。

▼データ 敗れた千葉は17節から14試合勝ち星なし。20節から就任した江尻監督は24日がリーグ戦11試合目。J1初采配からのリーグ戦連続試合未勝利監督の最長記録は96年オスカー監督(京都)の15試合(開幕から15連敗で解任)。次いで07年ジュリオレアル監督(横浜FC)の11試合。23節から指揮を執ったが2分け9敗。12試合目の最終節に初勝利。江尻監督のJ1初采配から11試合連続未勝利は、ジュリオレアル監督と並ぶワースト2位タイとなった。

スポニチ - 「完敗も巻「僕はこのクラブが大好き…最後まで戦う」」 2009/10/25

千葉14戦白星なし次節にも降格決定/J1

<J1:鹿島3−0千葉>◇第30節◇24日◇カシマ

力の差は歴然だった。前半8分、千葉DFエディ・ボスナー(29)の緩いパスを奪われ、先制点を献上した。同18分、今度はMF中後雅喜(27)がパスカットされ、2点目を失った。後半32分にさらに失点し、万事休す。7月4日の大分戦以来、14戦勝ちなし。日本リーグ時代(古河電工)を含め、1度も2部落ちを経験していない名門が、最短で次節の11月8日(対川崎F)で、J2降格の可能性が出てきた。

試合前、江尻監督は「鹿島はジーコを中心に作り上げたすばらしいチームだが、ジェフはそれ以上の重い歴史を積み上げたチームだ。誇りを持って戦え」と選手の前で力説した。しかしパスのスピードと質、技術や集中力など、ほとんどの部分で、優勝を争う鹿島には太刀打ちできなかった。同監督は「これがうちの今の実力」と、力の差を認めるしかなかった。

FW巻は「ここまできたのは、自分たちの責任。この現実をしっかり受け止めて、逃げずに最後まで戦う」と、顔を赤くして話した。ここまで4勝12分け14敗で、勝ち点24の17位。日本リーグ時代を含め、44年間の1部生活に終止符を打つ日は、迫ってきた。

- 「千葉14戦白星なし次節にも降格決定/J1」 2009/10/25

もう既にその時を待つような記事ばかり。まあ、ここまで来たらさ、プライドとか責任とかそういうのを捨ててさ、選手たちが楽しんでプレイして欲しいと思う。今、選手たちのプレイを見ていても楽しくなさそうだもん。それで勝つなら良いけど勝ってないし。さて、早めに川崎戦のチケットを購入しておこう。  
Posted by dead_moon_rising at 00:52Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 

October 26, 2009

鹿島アントラーズ×ジェフ千葉 2009.10.24. 音楽が終わったら、明かりを消してくれ。

[関連エントリ]

今日、このエントリを書いているのは10月25日だが、大宮が浦和レッズ相手に0-3で勝利した。こうして俺たち、ジェフユナイテッド市原・千葉は完全にチェックメイト。そして大分トリニータは今節で降格が確定した。

【J1-第30節終了時の勝ち点分布表】


36 大宮アルディージャ(15位)
35
34
33
32
31
30
29
28
27 柏レイソル(16位)
26
25
24 ジェフユナイテッド市原・千葉(17位)
23
22
21
20 大分トリニータ(18位)
19


もう、残り4試合、大宮が全て負けて、ジェフが全て勝って、更には大宮とジェフの得失点差11を挽回しないと、ジェフは降格する。「死すべき者は死からは逃れられない」。『ファイナル・デスティネーション』シリーズに登場する、あまたの死のシーンの中でも、最も退屈で刺激のないもののような筋書きがゆっくりと近づいてきたわけだ。ということで箇条書きで補遺。
  • この試合、彼女さんは欠席。父と共に自動車で言った。東関東自動車道を行くと、鹿島アントラーズのステッカーを貼った車に追い抜かれる回数多し。利根川を渡るところからカシマスタジアムが見られるんだね。あと東関道のエリアだと、利根川の南と北で全く景色が違うところが不思議。千葉はずっと酒々井あたりから成田を経由して佐原、香取まで森の中を進むのに、茨城側はいきなり開けた平野となる。

  • カーナビの謎のルート検索にもめげず、無事にキックオフ80分前にスタジアムに到着。自動車は近くの駐車場に止めた。料金は1000円。駐車場のおばちゃんの訛りが激しくて何を言っているか聞き取りにくい。

  • ジーコ像の前を通ってスタジアムに入る。父とジーコ像の写真も撮っておいた。カシマスタジアムはペットボトルの蓋を没収される。

    20091024-01「ジーコの足形」

    20091024-02「ジーコ像」

  • 寒い。風が強い。

  • 父とモツ煮込みを食べた。カシマスタジアムに来たらこれを食べないと始まらない。前の席のおばあさんもモツ煮込みを買って席に戻ってきたのだが、足取りがおぼつかない感じなので、ひっくり返すんじゃないかととても怖かった。父も同じことを考えていた模様。

  • スタジアムの一階席と二階席の間にLED の表示板が全方位360度設置されていた。これは観戦には便利だが設備投資額も凄そうだ。

  • キックオフ直前からポツポツと雨が降り始める。

  • 試合は前のエントリ通り。酷い内容だ。例えばさ、鹿島が本気でサイドを崩そうとすると選手を3人掛けるんだよな。SB(サイドバック)とSH(サイドハーフ)とボランチ、あるいはCFがサイドに開くとか。でもジェフは常にSHとSBだけが守備に対応するんだ。すると1人足りない。だからトライアングル作られると簡単にパスで崩される。

  • あと浦和戦の時も感じたけど、ジェフはアウトサイドにSBが釣られると、確実にSBとCBの間が空くね。そこをボランチが埋めるか、CBがスライドしなきゃいけないのに、どっちも対応しないから使われてしまう。こうやって弱点を突かれるってことはジェフの守備の脆弱性として他のチームにバレてしまったんじゃないかな。

    前半開始からレッズが攻勢に入る。簡単に言えば、ボールをアウトサイドに入れてジェフのSBを外側に誘い出してから、SBとCBに間に選手を走り込ませてそこにボールを出す攻撃。元々ジェフのSH、谷澤と深井は攻撃的な選手であって守備が強いわけでもなく、チーム戦術として速い戻りや守備を要求されているわけでもない。その上、立ち上がりは工藤と下村のボランチコンビがそのスペースを埋めるタイミングがワンテンポ遅く、レッズに比較的自由にSBとCBの間のゾーンにボールを通されていた。

    「浦和レッズ×ジェフ千葉 2009.09.03. 誰だっていつかは死んでしまうでしょ、だったらその前に私の一番硬くて尖った部分をぶつけて死ぬわ。」 2009/09/04

  • あと、鹿島の選手たちはジェフの選手のトラップ際をチャレンジしていた感が強い。ジェフの選手たちはトラップがでかいし、ボールを予想通りのところに置くから余裕で奪えるって感じだった。

  • これは3年間ほど感じ続けているんだが、相手の縦のロングボールに対して何でフリーのヘディングでボールをきれいに相手に返すの?本当に勘弁してほしいんだけど、何でジェフのディフェンスは相手チームのポストプレイを引き受けているんだい?でも足でトラップするとでかくて奪われるし、もうどうしたら良いか分からんね。

  • ハーフタイムにはあまりの絶望感から「今日は往復150km のドライヴでモツ煮込みを食べに来たようなもんだな」と父と話していた。そしてまさにその通りの結果となった。

  • 試合終了あたりから雨が強くなり、傘を差さないといけないレベルに達した。

  • 帰りは駐車場を出るのに1時間。駐車場から潮来IC に到着するまで1時間。バスで往復する時も感じたけど、ここのスタジアム渋滞は凄まじい。

  • 江尻監督の戦術って凄くオーソドックスだと思うんだよね。まるでドイツみたいに。だから逆に難しい。選手たちの強みってあるじゃん。巻は速いクロスが得意、とかさ。でも何本クロス入れました?新居は裏に抜けるボールが得意、とか。じゃあ、パスの出し手(この場合、中後と工藤かな)は何回、裏にボールを出せるフリーの状態になりました?オーソドックスなスタイルは悪くないけど、今のジェフは一通り全てをこなせる選手はほとんど皆無だ。だとすると選手たちの強みを出せる戦術構築が先であって、スタイルに殉じるのは無駄の極みだろう。特徴がないスタイルだからこそ表面立っては感じないかもしれないが、ジェフの選手たちは実はシステムに縛り付けられて窒息死する状況にあると思った。

  • まあ、色々あるけど、結果が出るまでもう少しだね。俺は気楽に過ごすことにした。

20091024-05「そして敗北」
  
Posted by dead_moon_rising at 00:01Comments(2)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 

October 25, 2009

鹿島アントラーズ×ジェフ千葉 2009.10.24. 筑摩江や 芦間に灯す かがり火と ともに消えゆく 我が身なりけり

この日は父とドライヴで往復5時間かけ、もつ煮込を食べに行った。

20091024-03「鹿島スタジアム」

ということで2009年J1-第30節 10月24日(土曜)16:04 K.O. 鹿島アントラーズ×ジェフ千葉@カシマサッカースタジアムです。ジェフのスタメンはGKが岡本。DFは右SB(サイドバック)が坂本、左SBがアレックス。CBは右に福元、左に福元の4バック。ボランチは右に下村東美、左に中後、右SH(サイドハーフ)に工藤浩平、左SHに深井。2トップは巻と新居。フォーメイションは4-4-2。

前半開始。いきなりジェフが決定的チャンスを作る。「これが最初で最後の決定的チャンスだったりして」と俺は心の中でギャグを言ったのだが、まさか本当にそうなるとは悲しすぎるぜ。前半08分、下村が中央でパスを受けるために立ち止まって待っていたら小笠原にかっさらわれ、コオロキに決められた。

小笠原満男選手の試合後のコメント

Q:1点目のアシストは?
「渾身のシュートミスです」

J's GOAL - 「【J1:第30節 鹿島 vs 千葉】試合終了後の各選手コメント(09.10.24)」 2009/10/24

低い位置でインターセプトされたらまずいよな。小笠原はボールをかっさらわれる前にボールを奪われたのだが、そこから守備→攻撃への切り替えが早かった。小笠原だけではない。鹿島の攻撃陣は小笠原がボールを奪った瞬間に一気に前に出てきたのに対して、ジェフの選手たちは混乱したままに失点してしまった。

1-0・・・。

その後も鹿島は鋭い出足、攻守に労を厭わない献身的な組織プレイでセカンドボールをことごとく奪い、ジェフはボールを繋ぐことすらできない。前半18分にはジェフの不用意な横パスがあっさりと奪われ、カウンターを喰らって一気にゴール前に殺到された。コオロキはペナの中でDF相手にボールキープ〜キックフェイント〜ドリブル〜シュートという凄いプレイ。シュートはファーに外れそうなコースだったが、飛び込んだマルキーニョスがきっちり決めた。

コオロキ選手の試合後のコメント

Q:良いアシストでしたね。
「僕もシュートです(笑)」

J's GOAL - 「【J1:第30節 鹿島 vs 千葉】試合終了後の各選手コメント(09.10.24)」 2009/10/24

2-0・・・。

その後も鹿島が余裕を持ってパス回しをする展開。ジェフははっきり言って手も足も出ない。手数をかけないダイレクトプレイがチャンスを産みそうな気配をするものの鹿島の組織的なプレスの前にはそれもなかなか難しいしね。個々のプレイを挙げれば下村のプレイが酷過ぎるかな、と思ったが、それ以上に守備時の中後と下村の2人のボランチのポジショニングが悪過ぎてDFラインの前のフィルタリングができていなかった。実は鹿島のボランチの小笠原がフリーになり過ぎていて、そこを完全に起点とされていたので、下村は必死に小笠原にプレスをかけに前に出ていてんだけど、下村が上がることでヴァイタルエリアに生まれるスペースを逆に野沢や下がってくるマルキーニョスにうまく使われた印象が強い。

こうして前半は終了。まあ気を落とすな。まだ2点差。そしてハーフタイムでジェフは下村が粛清されて、谷澤が入ることになった。後半開始のフォーメイションは4-4-2。ボランチが右に工藤、左に中後。右SHに深井、左SHに谷澤というポジションだった。谷澤が左サイドでボールをキープできることから若干ジェフは持ち直した。それ以上に点を取って勝たないといけないという状況から各選手の運動量が増えたことも大きい。でもそれだけだった。決定的なチャンスはほとんどなかった。後半22分に新居に代えてミシェウが投入される。巻と深井の2トップになり、ミシェウは右SH。中央に絞りトップ下的なプレイを好むミシェウによって、ジェフの攻撃は更に活性化した。しかしもちろんその分右サイドの守備力は半減するわけで、後半32分、またカウンターを喰らって田代にシュートを決められた。

3-0・・・。

これで終了だな。後半34分に中後が下がってネット・バイアーノが投入されたが結局ほとんどシュートチャンスもないままに試合は終了した。残念なことにジェフはまた負けた。

結局は鹿島とジェフはチームとしての練度が違い過ぎたんだな。攻撃面における個々のテクニックの差はもちろん、全員のボールのないところでの、パスを引き出す動きでも全く違う。更には守備面、プレッシング、どこでボールを奪うかというチームとしての共通認識において鹿島とジェフは大きな差があった。

工藤浩平の試合後のコメント

「鹿島はボール回しがうまい選手が多い。そこにひとりでプレスに行っても難しい。『みんなで』という意識が鹿島の方が上だった」

J's GOAL - 「【J1:第30節 鹿島 vs 千葉】試合終了後の各選手コメント(09.10.24)」 2009/10/24

つまり鹿島の選手たちの方がテクニックが上で、戦術的にも徹底されていて、攻守に献身的に動く量も多かったということだ。これでジェフはどうやって勝てば良いんだ?ただただ疲れた。そしてジェフは遂に、あの瞬間を待つだけとなった。

20091024-04「苦闘は続く」


[関連エントリ]
  
Posted by dead_moon_rising at 20:00Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 

October 24, 2009

鹿嶋へ。

Mann sieht ihn um die Kirche schleichen
seit einem Jahr ist er allein
Die Trauer nahm ihm alle Sinne
schlaft jede Nacht bei ihrem Stein
男が教会の周りをさまよっている
1年間、彼は孤独だった
悲しみが彼の感覚を全て奪い取った
彼は毎晩彼女の墓石と共に眠る


Rammstein - "Heirate Mich"

よし。出発するぞ。  
Posted by dead_moon_rising at 10:48Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 

October 23, 2009

2009年J1のベストゴール

Q:ストイコビッチ監督の退席となった行為については?
「我々のチームの選手たちに、シュートはこう入れるんだと教えるためにやったのだろうが、それが審判の目や相手サポーターにとっては侮辱的な行為と映ってしまったのだろう。本人は、決してそういうつもりではなかった。観客は喜んでくれたと思うが、審判にはジョークが通じなかったのだろう」

J's GOAL - 「【J1:第29節 横浜FM vs 名古屋】ジュロヴスキーコーチ(名古屋)記者会見コメント(09.10.17)」 2009/10/17

前のエントリでも動画のリンクを貼っておいたけど、ピクシーことストイコビッチのゴール(?)が凄すぎる。やっと実際にキックしている瞬間が映っている動画が見つかったので貼っておくよ。まじで現人神です。

YouTube - "head coach Dragan Stojkovic got a fine goal and was sent off"


接触で倒れた選手がいたから横浜マリノスのGKがボールを外に蹴り出した。ここまではよくあるシーン。それをピクシーがダイレクトで蹴り返してゴールを決めてしまったのだ。

また、この試合でストイコビッチ監督が85分に退席処分を受けた。その原因になったのは80分の『ゴール』。タッチを割り、ベンチ前に転がってきたボールを、ピクシーが右足でキック。約40mの距離のシュートがワンバンドで決まったのだ。革靴で蹴ったとは思えない、芸術的なキックを目の当たりにした観客は、ある意味、ラッキーだったと言える。

J's GOAL - 「次の記事一覧前の記事.【J1:第29節 横浜FM vs 名古屋】レポート:横浜FMは狩野健太の左足が唸り、逆転劇を披露。名古屋はACLを意識した布陣で臨み、惜敗。(09.10.18)」 2009/10/17

ベンチ前に転がってきたボール」なんてものじゃなく、外に蹴り出された強いボールだし、「約40m」と書いてあるけど、これは50m ありそうだぞ。まとめると、
  • 心の準備なしの一発勝負

  • GKがキックしてからベンチを飛び出している。

  • スーツ。

  • 革靴だぜ。

  • しかも雨なんだぜ。

  • あの難しそうな向かってくる速いボールをダイレクトでシュート。

  • しかも右足アウトサイド。

  • ボールはほぼノーバウンドでゴール

  • 退場(現役時代のピクシーのお約束)
こんなのJ1の選手の大半はできねーよ。てゆーかマジで世界最高レベルのキック精度じゃん。数多くいるフットボールプレイヤーの中でも、ほんの一握りの天上の神々にあたるピクシーがかつてJ1で普通にプレイしていたって凄いことだったんだよな、と再認識した。

ピクシー番外弾に横浜GK榎本驚嘆/J1

横浜GK榎本哲也(26)は、試合後のロッカールームを出るなり「オレ、今日2失点だよ」と口にした。試合は1失点だが、この日は番外編があった。名古屋ストイコビッチ監督がピッチ外に出たボールを蹴り上げると、何と横浜ゴールに入った。榎本は「革靴でしょ。しかも芝はぬれているのに。怒りを通り越して、すげえと思った」と、驚いていた。

(以下略)

ニッカンスポーツ - 「ピクシー番外弾に横浜GK榎本驚嘆/J1」 2009/10/17

これは2009年シーズンのJ1のベストじゃないかなと既に思っている。  
Posted by dead_moon_rising at 00:33Comments(0)TrackBack(0) Football 

October 22, 2009

JAXA が準天頂衛星初号機の愛称を募集しているよ。

準天頂衛星初号機の愛称募集について

宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、山間地、ビル陰に影響されず、全国をほぼ100%カバーする高精度な測位サービスの提供を目的とした準天頂衛星システム(QZSS: Quasi-Zenith Satellite System)の開発を行っており、準天頂衛星初号機を平成22年度に打上げます。
この衛星に対して広く皆様に親しみを持っていただくため、衛星の愛称を募集いたしますのでお知らせいたします。

(以下略)

JAXA - 「準天頂衛星初号機の愛称募集について」 2009/10/16

応募要領は引用のリンク先を見てもらうとして、俺も応募しようっと。「準天頂衛星」って何ぞやって感じだけど。

概要

準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellite System)とは、米国のGPSや欧州が開発中のGalileo等に代表される衛星測位システムのひとつで、常に日本の天頂付近に1機の衛星が見えるように、複数の衛星が準天頂軌道と呼ばれる傾斜地球同期軌道を周る衛星測位システムです。

JAXA - 「人工衛星プロジェクト 準天頂衛星システム」

順を追って話すと、準天頂衛星(quasi-zenith satellites; QZS)は対地同期軌道の中でも一定の地域の上空を長く滞在する軌道をとる衛星のこと。衛星軌道も奥が深い。一般的な人工衛星のイメージは、地球の上空に浮かんでいる感じだが、実は人工衛星は地球の熾烈な万有引力と日々格闘している。衛星軌道上で受ける地球の引力は地表で受ける引力とは劇的には変わらないのだ。

シンプルに地表での地球の引力をF1,ISS(国際宇宙ステーション)における地球の引力をF2として計算してみる。なおISSは高度約400km上空で地球を周回している。成層圏は高度約10kmから高度50kmを指すので、成層圏と比較すると充分に高度は高い。地球の引力はニュートン力学では、

地表と大気圏の重力について

となる。r1=6,378[km](地球の半径)、r2=6,778[km](地球の半径+高度)なので、F2はF1の88.5%の数値となる。言い換えれば地表における地球の引力は、高度400kmにおける地球の引力の1.13倍ってことだ。国際宇宙ステーション内が無重力となっているのは、引力と地球を周回することで得られる遠心力とが釣り合っているからであり、地球の引力そのものは地表と比べて大して変わりはないことが分かるだろう。

「【ライトノベル】 地球の重力に魂が引きずり込まれた。」 2009/02/18

ただ浮かんでいるだけだと、地球の質量が持つ万有引力に引かれてものすごい勢いで地球に落ちていくね。それを打ち消すために、ロケット打ち上げ時の壮絶なスピードで人工衛星は地球の上空を回り、そこから生まれる遠心力を得ている。こうして重力(引力と遠心力の和)はゼロ(内部は無重力状態)となり、人工衛星は基本的には地球に落ちてくることはない。

もちろん軌道の高度が高くなればなるほど、必要な遠心力は少なくなり、つまり地球上空を回るスピードは少なくても済む。そしてある軌道では、人工衛星の軌道周期(地球を一回転する周期)が地球の自転周期と一致する。つまり人工衛星が約24時間で地球を一周する軌道だ。これが対地同期軌道。うまく人工衛星の軌道を考えてあげれば、地表のある地点から見て空の同じ位置にずっと留まることも可能。この軌道を特に静止軌道と言う。そして準天頂軌道は対地同期軌道の中でも、人工衛星が空の一点に留まる事はないけれども、それなりに上空に長く留まる軌道のことを指す。一例をあげるとこんな軌道が考えられる。

Qzs

Wikipedia - 「ファイル:Qzss-45-0.09.jpg」 2009/10/21

8の字だぜ。

静止軌道上の人工衛星の通信とかの利用は便利(アンテナを動かさなくて済むとか24時間使えるとか)だけど、赤道上空をくるくる回る軌道になるため、日本とか高緯度の場合は、空の低い位置に留まっているように見えてしまい、通信には不利だ。山とかビルとかゴジラにさえぎられる場合も出てくるだろう。そこで人工衛星のサービスを考えた場合、日本では準天頂軌道の人工衛星を利用するのが吉。

さえぎるもののない空から

準天頂衛星の最大の特徴は、その名のとおり、ユーザが"準天頂"を通る"衛星"からの信号を障害物の少ないほぼ真上から受信できることです。

日本は北半球の中程に位置しているので、例えば静止衛星からの信号を受信するには、アンテナを赤道(南)の方角に、約30〜50度傾けないと信号が受信できません (地域や静止衛星の経度によって異なります) 。そのため、その方向に山やビルがある場合、信号が邪魔されて受信することができないことがあります。

JAXA - 「準天頂衛星システム」 - 「01「準天頂衛星システム」とは?」

もちろん、完全に24時間365日、日本上空を留まるわけではないので、そこで複数の人工衛星を使い、うまくカワリバンコに日本上空に人工衛星が来るように使えば良い。コスト?知らね。

今日は眠いのでここまで。  
Posted by dead_moon_rising at 00:12Comments(0)TrackBack(0) 538 宇宙開発 

October 21, 2009

[HTV] ISSとのバーシング後の搭載品の移設作業

HTV技術実証機の曝露パレット、移設作業完了

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SSRMSに把持される曝露パレット(提供:NASA)

ISSに結合したHTV技術実証機の運用は正常です。飛行12日目の9月21日から、補給キャリア与圧部内の搭載品をISS内へ移送する作業が本格的に開始されました。

飛行14日目となる9月23日、曝露パレットをHTV技術実証機から「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームへ移設するための作業が行われました。同日午後6時06分、曝露パレットはISSクルーが操作するISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)で補給キャリア非与圧部から取り出されました。同日午後8時13分、曝露パレットはSSRMSから「きぼう」ロボットアームに受け渡され、同日午後10時33分に「きぼう」ロボットアームによる船外実験プラットフォームへの取付けが完了し、曝露パレットの移設作業は終了しました。

飛行15日目(9月24日)には、曝露パレットに搭載されて運ばれてきた2台の船外実験装置、超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submilimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)および沿岸海域用ハイパースペクトル画像装置および大気圏/電離圏遠隔探査システム実験装置(Hyperspectral Imager for the Coastal Ocean (HICO) & Remote Atmospheric & Ionospheric Detection System (RAIDS) Experimental Payload: HREP)が、「きぼう」ロボットアームで船外実験プラットフォームのそれぞれの取付け場所に設置されます。船外実験装置を降ろした曝露パレットは、飛行16日目(9月25日)に、「きぼう」ロボットアームで船外実験プラットフォームから取り外され、SSRMSに受け渡されたあと、補給キャリア非与圧部へと収納されます。

JAXA - 「HTV技術実証機の曝露パレット、移設作業完了」 2009/09/24

船外実験装置2台を「きぼう」船外実験プラットフォームに移設しました

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船外実験プラットフォームに取り付けられるSMILES(右)(提供:NASA)

飛行15日目、曝露パレットに搭載されて運ばれてきた2台の船外実験装置、超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submilimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)および沿岸海域用ハイパースペクトル画像装置および大気圏/電離圏遠隔探査システム実験装置(Hyperspectral Imager for the Coastal Ocean (HICO) & Remote Atmospheric & Ionospheric Detection System (RAIDS) Experimental Payload: HREP)が、「きぼう」日本実験棟のロボットアームで船外実験プラットフォームのそれぞれの取付け場所に設置されました。

最初にHREPが、9月24日午後6時21分に「きぼう」ロボットアームで把持され、曝露パレットから取り外されました。その後HREPは、午後8時15分、船外実験プラットフォーム装置交換機構(EFU)6番に取り付けられました。続いて9月24日午後11時23分に、SMILESが「きぼう」ロボットアームで把持され、9月25日午前1時12分に船外実験プラットフォーム装置交換機構(EFU)3番に取り付けられました。

これら2台の船外実験装置は、地球科学研究に特化した実験装置です。今後長期間にわたり、国際宇宙ステーション(ISS)から、地球の大気や沿岸海域地形を観測し、多くのデータを収集していく予定です。

そして、9月25日午前9時26分、筑波宇宙センター(TKSC)からのコマンドによりSMILESが起動され、初期機能確認が開始されました。

なお、船外実験装置を降ろした曝露パレットは、飛行16日目(9月25日)に、船外実験プラットフォームから取り外され、補給キャリア非与圧部へと収納されます。

JAXA - 「船外実験装置2台を「きぼう」船外実験プラットフォームに移設しました」 2009/09/25

といった感じで色々と作業は続いた。ところでこの前のエントリ。ここで紹介したJAXAのクイックレビューがあっさりとJAXA自身によって何故か削除されたが、また何故か再びアップロードされたようなので紹介しておく。これはいつ見てもかっこいいよな。でかいロケットがさ、日本語のカウントダウンで打ち上げられるなんて素敵じゃないか。

YouTube - jaxachannel - 「HTV技術実証機/H-IIB試験機クイックレビュー/HTV1/H-IIB TF1 Quick Review」



[関連サイト]

[関連エントリ]
  
Posted by dead_moon_rising at 01:25Comments(0)TrackBack(0) 538 宇宙開発 

October 20, 2009

ジェフ千葉×京都サンガF.C. 2009.10.18. C:\Users\dead moon rising>format Ejiri: /v:JefUnited

[関連エントリ]

20091018-02「今日の一部死守」

はい、箇条書きで補遺の時間がやって参りました。
  • この日、俺と彼女さんはフクアリに15時30分ぐらいに到着。キックオフの30分前。シーズンシートは指定席なので、この時間でも余裕。ただし遅刻したという軽い罪悪感は否めない。

  • ガマちゃんはアウェイゴール裏側のゴール裏とバックスタンドの間の通路からマウンテンバイクに乗り、グリダーレ(?)の旗を持って登場。颯爽とホームゴール裏まで走り、旗を返してからメインスタンド前まで行った。ピッチを4分の3周した感じ。

  • 深井までボーズとは・・・。

  • 試合開始前の選手入場時は、アメグレ〜WIN BY ALL!〜あっこちゃん。前のホーム戦と同じ。

  • 試合はまた勝てなかった。いつ勝つんだろうね。

    江尻監督の試合後のコメント

    「選手に顔を前に向かせて、しっかり好きなサッカーをやれている喜びというのを、残りの試合に感じてもらいながら、やはり今日のようにサポーターが最後まで応援してくれている、それをやはり感謝の気持ちを持って最後まであきらめずにやることが今僕らに残された使命だと思っていますので。可能性がある限り、相手が鹿島だろうが、川崎Fだろうが、G大阪だろうが、F東京だろうが、僕らのサッカーを貫き通してやっていくということには、今日の引き分けで新たに決意した部分なので、前向きに。」

    J's GOAL - 「【J1:第29節 千葉 vs 京都】江尻篤彦監督(千葉)記者会見コメント(09.10.18)」 2009/10/18

    ジェフのサッカーって何?得体の知れないものを貫き通して理想に殉じて死ぬのがかっこいいの?目標を設定してそこから逆算して現実的に闘うのが前向きな姿勢なんだろ?理想とか感謝とか使命とかで闘うなんて前すら向いていない、盲目なだけだ。と思ったけど、これはただの会見用の言葉の羅列かもしれないし、自分に必死に言い聞かせているだけかもしれないし、練習や戦術ミーティングの部分をこの目で見たわけではないから怒りは抑えておく。

  • 江尻監督のこの言葉について父ちゃんからも同様の怒った内容のメールが来た(笑)。

  • 「ホームタウン千葉市デー」のラッキーナンバー抽選で彼女さんは千葉市動物公園、千葉ポートタウン、花の美術館のペア招待券セットが当たった。彼女さんはフクアリに通って5年目にして初めて抽選ものが当たったのだった。ただ彼女さん自身はチーバくんグッズが欲しかったみたい。

  • 引き分けに怒り心頭の彼女さんが行きたいと言ったので、帰りはユナイテッドパークに寄ってみた。10月の中旬の18時はすっかり日が暮れていたし、周囲は暗かったけど、それでも立派なクラブハウスと立派な練習場だと分かった。

    20091018-03「ユナパ」

  • クラブハウスの中に「12JEF(ワントゥージェフ)」という名前の付いたオフィシャルグッズショップがある。彼女さんはそこで結構大きな声で「わー、普通のチームみたい!」と失礼かつ正直な感想を放つ。周りの視線が怖いです。でも良い感じの店だったな。

  • あと入口にはトロフィーを置くガラスケースがあって、ナビスコカップのトロフィー(×2個)が置いてあった。リーグチャンピオンのトロフィーを置くスペースももちろん用意されていてダミートロフィーが置かれていた。いつか本物を展示できますように。認めよう。とりあえず今シーズンのリーグ優勝はあきらめざるをえないと。

  • ユナイテッドパークを出ると右手にフクアリが見える。それは荒野に着陸した巨大な宇宙船のように輝いていた。素晴らしい風景だった。ハードが貧弱なままソフトが成長し、ソフトが弱体化したときにハードが充実する。難しいものだな。この風景を目に焼き付けておこう。

    20091018-04「ユナパからフクアリを望む」

  • YouTube - 「ストイコビッチ監督がゴールへ蹴り込み退場」
    ピクシーすげえ!

  • 以上です。
  
Posted by dead_moon_rising at 00:26Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 

October 19, 2009

ジェフ千葉×京都サンガF.C. 2009.10.18. 再起動失敗 : システムの深刻なエラー

状況はますます厳しくなった。

詰んだ

ということで、2009年J1-第29節 10月18日(日曜)16:00 K.O. ジェフ千葉×京都サンガF.C.@フクアリです。この試合も彼女さんが参戦です。ジェフのスタメンはGKが岡本。DFはラインの4バックで右SB(サイドバック)が青木良太、左SBが坂本。CBは右に福元、左にエド。ボランチは右に中後、左に下村。右SH(サイドハーフ)が工藤浩平、左SHがアレックス。2トップは巻と新居。フォーメイションは4-4-2。いつもと違うところは谷澤が累積警告でお休みであることと、坂本と青木良太のサイドが逆になっていることの2点。

試合開始。いきなりジェフが左サイドを崩されてピンチを迎える。というのも左SBの坂本が高い位置を取り、その背後のスペースを誰がケアするのかがはっきりしていなかったから。CBがスライドするのかボランチがサイドの面倒を見るのか。セオリー的にはボランチがスライドするのが一般的だと思うが、この試合の京都は林の1トップ気味だったため、CBが1人余る感じになっていて(その分、ボランチは余らない)、マークが逆に曖昧になってしまったようだ。結局、前半15分くらいまでには坂本の後ろのスペースはボランチがケアする、ということでジェフのディフェンスは落ち着いた。

とは言え、ジェフの攻撃はかなり停滞していた。かなり早い時間に右サイドの工藤浩平からのクロスに対してファーのアレックスがフリーでボレーシュート(GK真正面)を撃った以外はシュートまで持っていくことはない。京都はDFラインがきっちり4枚揃っていることが多く、ドリブルで勝負する谷澤や深井がいない場合には人数をかけてパスで崩すしか手がないのだが、ジェフの選手たちはさすがに慎重に闘っていた。京都のSHとSBを見ていても思ったのだが、ジェフは戦術的にSHとSBとの連係が極めてお粗末だ。ある程度の攻撃戦術のオートマティズムがないためにその場その場で考えながらプレイする必要があって、相手の守備固めとプレスの時間を与えてしまう。

そういったお互いに重心を後ろにして片手で刀を持って突き合う、腰の入っていない試合展開が続いた。両チームとも決定的チャンスがほとんどなかったその均衡が破れたのは前半34分。ボールをかなり慎重に回していたジェフが左サイドの高い位置にいた坂本にボールを出し、坂本が京都のディフェンス2枚を相手に体を入れながらキープしていたら、FKを獲得した。左サイドからのFKでキッカーはアレックス。アレックスはペナの中で一番ファーサイドにいたエドに蹴り、エドがヘディングで中央に折り返す。京都のGKがキャッチしたように思えたがボールはこぼれ、そこをゴールに向かって左側にいた新居がジャンピングボレーでシュートを決めた。

1-0!

実は得点シーンのしばらく前、左サイドの同じような位置からのFKの時もエドは一番ファーにいたのだ。一番ファーのエドにヘディングでボールを折り返されると、相手チームの守備は厳しくなるだろう。それにジェフの攻撃のセットプレイ時、上背のある巻とエドには相手チームはヘディングの強いマーカーをつけてくる。このケースではエドにはシジクレイがマークしていたのだが、そうするとニアからゴール前中央までのエリアで相手チームのヘディングの強い奴を一人消すことができる。これはなかなか良い作戦ではないだろうか。

そして先制したことでジェフの選手たちは少しはリラックスした模様。攻撃時に押し上げる動きや前のスペースに走る動きが出てきて、前に出る人数が増えてくる。京都のボランチに入っているシジクレイは相変わらず邪魔だが、スピードとヘディングの強さの衰えは隠せないと思ったし、シジクレイのカットしたボールが何故かジェフの選手の足元に転がることが多かったので、少しの運もジェフに味方していたようだ。しかし大変残念なことに、前半ロスタイムのラストプレイ、押し込むだけ良かった工藤浩平(?)のシュートはゴールの枠をとらえることができなかった。

さて後半。京都はハーフタイムで林丈統を下げて豊田陽平を投入してきた(安藤に代えて金成勇も投入)。嫌な予感はしたさ。豊田ってあのヘディングの強い奴だろ?そして京都はシンプルに縦のロングボールを豊田に入れてくる攻撃にシフトチェンジ。これが悲しいくらいにジェフのディフェンスに混乱をもたらし、後半開始からの5分間で決定的チャンスを3回も作られる異様な状況になった。ジェフはDFラインとMFラインを少し下げ、つまりチーム全体を引き気味にして、少なくともセカンドボールは拾おうというディフェンスの修正を行う。これで対応完了。逆に前のめりの京都のスカスカの中盤を速いドリブルで通過することが可能になって、ジェフはカウンターからチャンスを作る。それでも3回もあった完全に決定的なチャンスをゴールに結びつけることができなかった。そりゃないぜ巻さん。しまいには中後も工藤もパスを回すのが面倒くさくなったのか自分からシュートを撃っていたし。前半ラストを入れて4回の決定的チャンスを決めていればこの試合は勝てたであろう。決められなかったから勝てなかったんだよ。本当に残念だ。

巻の試合後のコメント

「僕が点を決められなかったのが勝ち切れなかった原因だと思います。僕の責任です。それを強く感じています。FWとしてしっかり僕が役割を果たすことが必要だと思います。」

J's GOAL - 「【J1:第29節 千葉 vs 京都】試合終了後の各選手コメント(09.10.18)」 2009/10/18

新居の試合後のコメント

「ただ、試合に勝てなかったし、自分も2点目を取るチャンスがあったのに決められなかったので悔しい」

J's GOAL - 「【J1:第29節 千葉 vs 京都】試合終了後の各選手コメント(09.10.18)」 2009/10/18

後半21分に新居に代えて深井。深井は2トップの一角に入ったためフォーメイション上は変更なし。ただジェフは後半15分過ぎから押され出した。前半はトップ下の位置を基準にボールを触りにボランチの位置にまで下がることもあった京都のディエゴが、ボランチの位置に入ったのだ。ボランチとしてボールをさばきながら時々前に出ていくって感じ。もともとオールマイティな攻撃能力の持ち主のディエゴにボールを展開されるとジェフのディフェンスは辛い。縦のロングボールが怖いのでそもそもDFラインを引き気味にしていたのに加えて、ディエゴにボールを自由にさばかれることで更にDFラインは下がってしまった。こうなるとチーム全体が引きこもり状態になってしまってカウンター攻撃も難しくなり、お馴染みのサンドバック状態に近づいていく。

結局、この試合の後半は、両チーム共に空けていた中盤のスペースをうまく使った方が主導権を握るという内容だった。後半立ち上がりの混乱を除けば、最初にうまく使ったのはジェフ。速い縦のカウンターを自在に繰り出せることで決定的チャンスを作ることができた。しかし徐々にシジクレイとディエゴに制圧されて、ディエゴを自由にしてしまったことでジェフは主導権を京都に明け渡してしまうことになってしまった。

後半20分過ぎからジェフは時間を使いだした。後半35分過ぎからジェフは既に隅っこキープらしくことを始める。後半40分には中後を下げて斎藤大輔が入った。これは江尻監督も「守れ」という指示だったのだろう。後半41分、ジェフはゴール前に殺到され下村が必死にスライディング気味にクリアするもそのボールはディエゴに拾われ、豪快にシュートを決められてしまった。その前のプレイでボールのないところでディエゴが工藤を掴んで倒したが、ファウルをもらえなかったのが痛かった。てゆーかあの場面では工藤も簡単に倒れないで欲しかったし、ジェフのディフェンスも一瞬たりとも足を止めないで欲しかった。

1-1・・・。

慌てて後半44分に工藤浩平に代えてネット・バイアーノが投入される。しかし、今度は逆に京都がじっくりと時間を使いだしてTHE END。試合はそのまま終了した。

1-1

日を経て初めて、ぼくは悟った、
あの黄昏の引き分けはやはり見覚えのない引き分けだと。
全てのフクアリは燭台、ジェフの命運は心細い蝋燭のように燃えているのだと。
僕らの何気ない歩みはゴルゴダの丘を踏んでいるのだと。


ホルヘ・ルイス・ボルヘス - 「ブエノスアイレスの熱狂 - 『見知らぬ街』」

前半終わってハーフタイムに彼女さんと話していたのだが、俺としては前半最後の決定的チャンスを外したことは痛かったなという考えだった。ジェフの現状を考えると、勝敗に懸かってくる表象的な問題点は極めてシンプルに浮かび上がってくる。
  • 必ず失点するので最低でも2点取らないと勝てない。

  • 相手チームがハーフタイムや後半途中に攻撃戦術を修正してくると対応できなくなる。

  • 後半に失点するとジェフ側は修正不可能。
上のことを踏まえると、結論として「前半のうちにジェフは2点取らないと勝てない」ということになる。まあ、2〜3歩譲って「相手に1点取られる前に2点取らないと勝てない」でも良い。この試合、まさに俺の読みが的中してしまい、とても悲しい。

江尻監督の試合後のコメント

「ただ、やっぱり最後、点を取られたシーンなんかの部分よりは、2点目を取れるチャンスに取れなかったというのが、今日追いつかれてしまった、大きな原因なのかなと思っています。まあ、今のこのチームは最低でも2点を取らないと勝てない、勝点3は取れないというのはもういつも思っているが、2点を取れるようなゲームをしなくてはいけないのかなというふうに思っています。」

J's GOAL - 「【J1:第29節 千葉 vs 京都】江尻篤彦監督(千葉)記者会見コメント(09.10.18)」 2009/10/18

あきらめる必要はない。あきらめる必要は全くない。残り5試合、全勝すれば残留できるだろう。全勝できなければ・・・俺たちは来年はJ2かもね。もうここまできたら応援を続けるだけだ。勇気を出して闘おう。

WIN BY ALL!

20091018-01「今日のフクアリ」



[関連エントリ]
  
Posted by dead_moon_rising at 00:00Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 

October 18, 2009

「残り6つ、全て決勝戦です。悔いのない闘いを。」

ジェフのことを自身のブログで書いてくれた戸田和幸。その言葉を掲げようというジェフサポ有志。戸田ありがとう。今日は16時からフクアリで京都サンガF.C.戦だ。モンテディオ山形が昨日勝ったため、自動残留圏は遠い空の上になってしまった。職場の人に残り試合の対戦相手を話したところ絶句された。それでも俺たちは勝たないといけない。闘わないといけない。次の闘争のために、次の次の闘争のために。今日、勝とう。

WIN BY ALL!  
Posted by dead_moon_rising at 09:25Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 

October 17, 2009

マラドーナの他に神はなし。カニージャはマラドーナの使徒である。

"ašhadu ʾanna lā ilāha illa Diego Armand Maradona, wa ʾašhadu ʾanna Claudio Paul Caniggia rasūlo Diego Armand Maradona"
「私は『ディエゴ・アルマンド・マラドーナの他に神はない』と宣言する。また、『クラウディオ・パウル・カニージャがディエゴ・アルマンド・マラドーナの使徒である』ことも宣言する」

マラドーナ教 - 信仰告白

1986年のワールドカップ、06月22日にシウダ・デ・メヒコ(Ciudad de México:メキシコシティ)で行われた準々決勝のイングランド戦。アルヘンティーナ(アルゼンチンのことね)のマラドーナが見せた「神の手」と「世紀のゴール(5人抜き)」は有名だけど、一般には意外とそれ以外の超絶ゴールは知られていない気がする。てゆーかサッカーファンでなきゃ知らないか。

ということで有名どころを俺が勝手にセレクトしてみた。

  • 「世紀のゴール」と同じく1986年ワールドカップ。準決勝ベルギー戦(06月25日)でのゴール。Jose Cuciuffo(クシューホ)のパスを受けたマラドーナが林立するベルギーディフェンス陣の真っただ中をスイスイっとドリブルしてゴール。どう考えてもおかしい。しかも左斜め前に進みながら左足でシュートしているのに、ゴール後もぎりぎり転ばずに駆け抜けている。一体どんなチートなんだ?

    YouTube - "Maradona vs. Belgium"


  • この世界に神がいるとすれば、それこそがディエゴ・アルマンド・マラドーナだ。これは詳細不明だが、ゴールをあげたことで相手チームは神の怒りに触れ、試合再開のキックオフと同時に神の一撃を喰らうというシーン。マラドーナ恐るべし。

    YouTube - "Maradona - Goal impossibile!"


  • カニーヒアはイタリア系の出自であることからカニージャと呼ばれることを好む。そんなカニージャのゴール。1990年ワールドカップ、イタリア大会。06月24日のトリノ、決勝トーナメント一回戦。相手はブラシル(ブラジルのことだよ)。試合内容はブラシルの圧倒的優勢で、アルヘンティーナもマラドーナも後半35分、まさにこの時まで何もできなかった。このマラドーナのアシストって「世紀のゴール」に迫る奇跡のプレイだと俺は思っている。

    自陣ゴール前からのFKでパスを受けるマラドーナ。おもむろにゆっくりとドリブルを始める。ブラシルの選手をかわしながら。ハーフウェイラインを超えそのまま加速するマラドーナ。ブラシルのDF4人は全員ともマラドーナを警戒し集まっていく。誰も最前線にいたカニージャなんてマークしない。マラドーナこそが危険なのだ。後ろから掴まれ引きずり倒されるマラドーナ。しかし倒れながら、利き足ではない右足で、前方から駆け寄ってくる一人のブラシルDFの股を抜くスルーパス。それも最前線にいたカニージャにとって完璧なタイミングで。神は一撃でブラシルを葬り去った。

    YouTube - "Cannigia goal Argentina 1 Brazil 0"

眠いのでここまで。  
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October 16, 2009

アルヘンティーナ、ワールドカップ出場決定。

南米予選で大苦戦、ワールドカップ出場権がかなり危ぶまれていたアルヘンティーナ代表が最終戦でウルグアイに勝利して、南米予選4位となりワールドカップ出場が決まった。ドキドキしたぜ。あれだけの才能ある選手を揃えながらこんな事態になるなんて、真の天才性とクズのような人間性が同居した奇妙な男、ディエゴ・アルマンド・マラドーナの責任は重すぎる気がしなくもないけど。

やっとW杯、マラドーナ歓喜/W杯予選

<W杯南米予選:アルゼンチン1−0ウルグアイ>◇14日◇ウルグアイ・モンテビデオ

南アフリカ行きを引き寄せる終盤の決勝ゴールに、アルゼンチンのマラドーナ監督は両手を突き上げ、喜びを爆発させた。ロイター電などによると「この勝利を国民すべてにささげたい」と感激に浸った。

自動的に本戦出場が決まる4位をかけ、ウルグアイと敵地で直接対決した。黒星なら1970年以来の予選敗退の危機に陥っていた。0−0の後半39分。相手DFカセレスの退場で数的優位に立った。その直後、途中出場のボラッティがゴールネットを揺らした。

マラドーナ監督はW杯予選途中の昨年11月に就任以来、ボリビア、エクアドル、パラグアイに敗れ、ホームでもブラジルに負けて進退問題が浮上した。非難にさらされた国民的英雄は「選手に感謝する。監督としての尊敬を勝ち取った」と胸を張るが、4位通過では物足りなさも残る。

ベテランのベロンは「手放しで喜べない」と冷静だ。W杯で2度の優勝を誇る強国の本当の正念場はこれからかもしれない。

ニッカンスポーツ - 「やっとW杯、マラドーナ歓喜/W杯予選」 2009/10/15

実は最後の2試合、ホームのペルー戦、アウェイのウルグアイ戦でアルヘンティーナは連勝しないとワールドカップ予選敗退の可能性が高かった。ホームのペルー戦は後半最後に追いつかれて同点にされるも、後半ロスタイムに勝ち越しゴールを奪うという瀕死の劇的な勝利。

アルゼンチン代表マラドーナ監督「ウルグアイ戦は命がけの試合」

diego maradona
ペルーに劇的な勝利を収め、ピッチにダイブするアルゼンチンのマラドーナ監督【Photo:ロイター/アフロ】

「ドラマチックな展開だったが、最後はわれわれが勝利を収めることができた」

10日に行われた2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会南米予選、ロスタイムにマルティン・パレルモの劇的なゴールでペルーを下した(2−1)アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督のこの一言が、苦しい末の勝利を象徴していた。

試合後の会見で安どの表情を浮かべながらペルー戦での勝利を祝した同監督だったが、気持ちは、早くも次に控える最終戦のウルグアイ戦に向かっているようだ。
「この勝利により、われわれは命拾いした。そして、いよいよW杯出場を懸けてウルグアイに乗り込むことになる。命がけの試合になるだろう。W杯出場の可能性は、前と変わっていない。今日の試合で5ゴールを決めていれば、もっと落ち着いていただろうが、わずか1点差だったからね」

ペルー戦を振り返ったマラドーナ監督は、同点に追いつかれたロスタイムにマルティン・パレルモが決めた決勝ゴールを次のように振り返った。
「“サン・パレルモ”(パレルモを聖人に例えての表現)の奇跡が起こった。ハーフタイムにパレルモをピッチに送り出すことを決めた時、彼に言ったんだ。『お前がこれまでしてきたように、今回もこの問題にケリをつけて来い』とね。そして、マルティンはいつものように使命を果たしてくれた」

さらに同監督は、1−0でリードしながら終了間際に追いつかれた場面での心境を振り返った。
「(ペルーの)レンジホに決められ同点に追いつかれた時は凍りついたよ。あれは想定外だった。最悪の事態が頭をよぎった。正直、ペルーのあのゴールはふさわしいものではなかった。あの時点まで、ほとんど何もしていなかったのだから」

(以下略)

スポーツナビ - 「アルゼンチン代表マラドーナ監督「ウルグアイ戦は命がけの試合」」 2009/10/12

でも試合後にはペルーの選手に余計なことを暴露されてやんの。試合中にアルヘンティーナの選手たちは南米予選最下位が確定していたペルーの選手たち一生懸命「お願い」をしていたとのこと。

ペルー代表のバルガス「アルゼンチン選手から『手加減してくれ』と懇願された」

10日に行われた2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会南米予選でアルゼンチンに1−2で敗れたペルー代表のフアン・バルガスの発言が議論を巻き起こしている。同選手は母国の『エル・ボコン』紙上で、負ければW杯出場の道が絶たれる可能性が高くなったアルゼンチン代表の一部の選手が、試合中ペルーの選手たちに“命請い”をしたと主張している。

「アルゼンチンの選手たちは、僕らにまるで気が狂ったみたいな形相で、『動きを止めてくれ。これ以上、走らないでくれ』と懇願してきたんだ。そこまでしてでも、W杯出場を勝ちとりたかったのさ」
 
現在、フィオレンティーナでプレーするバルガスは“懇願した選手たち”の具体的な名前については明かさなかったものの、ペルー代表のチームメートであるロベルト・パラシオスは、そのうちの1人がリバプールのマスチェラーノであることを告白している。

「マスチェラーノは僕に、『僕らの置かれている状況は深刻だ。もうこれ以上抵抗せずに降伏してくれ』と頼んできた。彼らは、僕らをどう止めていいか分からなくなっていたんだ。だけど、僕は彼に唯一こう言ったんだ。『君たちが勝つのであれば喜ばしいが、僕らは何もプレゼントすることはできない。なぜなら僕らは、ここまで最悪の予選(南米予選での最下位が確定)を見せてきたからね』と」

(以下略)

スポーツナビ - 「ペルー代表のバルガス「アルゼンチン選手から『手加減してくれ』と懇願された」」 2009/10/13

アルヘンティーナの勝利への飽くなき執着心、と言うよりは毎度お馴染みのなりふりかまわない必死さは芸術の域に達しているな。日本代表もこれぐらいやれよ。でもこれって相手の選手が憤慨して逆効果だったりして。ともあれ、アルヘンティーナ代表は潜在能力のあるチームには間違いない。監督が構築する戦術が機能すれば、こんな美しいゴールだって決めることができるんだぜ。2006年のワールドカップ、グループリーグのセルビア戦、24本のパスを通してのゴール。知らない人がいるかもしれないので念のため言っておくと、現代フットボールのゴールの約8割はパスが3本以内のゴールだ。プレス等の守備戦術が高度化しているため、パスの本数が増えれば増えるほど極端にゴールの確率は減っていく。ましてや1分以上もボールを回し続け、パスを24本も成功させてゴールするなんて空前絶後のアート。アルヘンティーナ代表にはこんなゴールを2010年も是非期待したい。

YouTube - "Argentina vs Serbia - Second Goal - One of the best!"
  
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October 15, 2009

不覚にも30分ほど考えてしまった。

別れてずっと会っていなかった女から電話があった。

「久しぶり。元気だった?」
- ああ、まぁね。突然電話かかってきたからビックリしたよ。
「そうだよね。もう半年以上話してないもんね!」
- もうそんなになるかぁ。
「キミはもう新しい彼女作ったりしてないよねぇ?」
- まだ独り身だよ。
「それはよかった。」
- よくはないな。
「聞いて。私、幸運だよ!」
- よかったじゃないか。
「キミにそういってもらえると嬉しい!それで、明日会って話がしたいんだけど…」
それから、前に二人でよく行った喫茶店で会う約束をして、電話を切った。

電話を切ってしばらくして、あることに気づいてしまった。
きっとボクは明日衝撃的な事実を知らされることになるのだ。

意味が分かったから俺はもう寝る。  
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October 14, 2009

William Kamkwamba and his windmills.

この邪悪なブログでもたまには素直に素晴らしい話を紹介しようと思う。それはマラウイで干ばつのため家族の収入がなくなり学校に行けなくなった少年が、自分で風車を作って風力発電に成功しているっていうニュースだ。

William Kamkwamba and windmill-02

マラウイの少年、独学で風力発電に成功 7年かけ

(CNN) 干ばつに苦しむ東アフリカ・マラウイの貧しい村では、何もかもが不足していた。赤土の大地はひび割れ、作物の枯れた畑をただ風だけが吹き抜ける。この風を使って、村に電気を起こせれば――。そう思い立った少年が、たった1人で作業に取り掛かった。それから7年、村では少年の作った風車5台が回り、電動ポンプが水を送り出している。

ウィリアム・カムクワンバ君は、首都リロングウェ北郊の村で育った。02年の干ばつで、農業を営んでいた父親は収入を失い、当時14歳だったウィリアム君の学費さえ払えなくなった。退学したウィリアム君は図書館で時間を過ごすようになり、そこで風力発電について書かれた本と出会う。「本に写真が載っているのだから、だれかがこの機械を作ったということ。それならぼくにも出来るはずだと思った」と、ウィリアム君は振り返る。

材料は、ごみ捨て場から拾ってきた自転車の部品やプラスチックのパイプ、プロペラ、車のバッテリー。タービンを支えるポールには、森で採ったユーカリの木を使った。「風車を作るんだと話すと、だれもがぼくを笑った。あいつは頭がおかしいといううわさが、村中に広がった」

もの珍しげに取り囲む群衆と、溶かした金属から立ち上る熱気で汗だくになりながら、ウィリアム君は黙々と作業を続け、3カ月後には最初の風車を完成させる。タービンが回り、取り付けた電球に明かりがついた時には「これでもう頭がおかしいなんて言われないと思い、ほっとした」という。

7年間で作った風車5台のうち、最も大きいものは高さ11メートル余り。地域の学校でも風車作りを教え、その校庭に1台を設置した。村人たちは「携帯電話を充電したい」「ラジオを聴きたい」と、ウィリアム君の自宅をたびたび訪れる。

ウィリアム君の挑戦には、アル・ゴア元米大統領をはじめ、世界各地の環境活動団体や企業から称賛の声が集まっている。AP通信の元アフリカ特派員ブライアン・ミーラー氏は、ウィリアム君と数カ月間生活をともにしながら取材を続け、先週その成果をまとめた著書「The Boy Who Harnessed the Wind」を出版した。同氏は「紛争の取材ばかりが続くなか、かれとの出会いは新鮮だった」と振り返り、「アフリカには、政府や支援団体に頼らずに自分の力でチャンスをつかみ、問題解決の道を切り開く新たな世代が育っている。ウィリアム君はその1人だ」と話している。

CNN.co.jp - 「マラウイの少年、独学で風力発電に成功 7年かけ」 2009/10/10

「アル・ゴアはいつ大統領やってたんだよ」というツッコミはさておき、一応原文のニュースも出しておく。

Malawian boy uses wind to power hope, electrify village
マラウイの少年が電力源に風を使って、村に電気を供給している。

(対訳:管理者)

(CNN) -- William Kamkwamba dreamed of powering his village with the only resource that was freely available to him.
William Kamkwamba (ウィリアム・カムクワンバ)は、自由に手に入る材料だけで彼の村に電力を供給することを夢見た。

His native Malawi had gone through one of its worst droughts seven years ago, killing thousands. His family and others were surviving on one meal a day. The red soil in his Masitala hometown was parched, leaving his father, a farmer, without any income.
彼の母国、マラウイは7年前に史上最低の干ばつの一つを経験し、数千人が死亡した。彼の家族や他の人間は一日一食で生き延びた。彼の故郷の赤土は干からびて乾燥していて、彼の父は農業をやめることになり、収入がなくなった。

But amid all the shortages, one thing was still abundant.
全てのものが不足する中で、ただ一つだけあり余っているものがあった。

Wind.
風だ。

"I wanted to do something to help and change things," he said. "Then I said to myself, 'If they can make electricity out of wind, I can try, too.'"
「僕は何か物事を助けて状況を変えたかったのです。」彼は語った。「そして自分に言いました。『もし風から電気を作り出せるのなら、僕もそれを試すことができるはず。』」

Kamkwamba was kicked out of school when he couldn't pay $80 in school fees, and he spent his days at the library, where a book with photographs of windmills caught his eye.
カムクワンバは、80ドルの授業料が払えないため学校をやめることになった。そして彼は一日を図書館で過ごすことになる。そこで風力発電の風車の写真が載った本を見つけたのだ。

"I thought, this thing exists in this book, it means someone else managed to build this machine," he said.
「僕は考えました。これがこの本に載っているってことは、誰かがこのマシンを作ったことを意味しているって。」と彼は語った。

Armed with the book, the then-14-year-old taught himself to build windmills. He scoured through junkyards for items, including bicycle parts, plastic pipes, tractor fans and car batteries. For the tower, he collected wood from blue-gum trees.
本を手に、この当時14歳の小片は、独学で風車を作ることを学んだ。彼は自転車のパーツ、プラスティックのパイプ、トラクターのファン、カーバッテリー等を含む材料を探してジャンク置き場を歩き回った。タワー部分のために、彼はブルーガムツリーから木を集めた。

"Everyone laughed at me when I told them I was building a windmill. They thought I was crazy," he said. "Then I started telling them I was just playing with the parts. That sounded more normal."
「僕が風車を作るって話したら、みんな笑うんです。彼らは僕のことを狂ってるって考えたんです。」彼は語る。「それで僕は、部品を使って遊んでいるだけだって説明することにしました。その方が普通に聞こえますから。」

That was 2002. Now, he has five windmills, the tallest at 37 feet. He built one at an area school that he used to teach classes on windmill-building.
それが2002年のことだった。今や、彼は5基の風車を作り、一番高いものは37フィートもある。彼は地区の学校にどうやって風車を建てるかを教え、そこに一基を建てた。

The windmills generate electricity and pump water in his hometown, north of the capital, Lilongwe. Neighbors regularly trek across the dusty footpaths to his house to charge their cellphones. Others stop by to listen to Malawian reggae music blaring from a radio.
首都のLilongwe (リロングウェ)の北にある彼の故郷では、この風車は電気を生み出しポンプで水を汲み出している。近隣の住民はいつも、埃だらけの道を通って彼の家に携帯電話を充電しに来るのだ。他の者たちはラジオから鳴り響くマラウイのレゲエをを聴きに立ち寄ることもある。

When he started building the first windmill in 2002, word that he was "crazy" spread all over his village. Some people said he was bewitched -- a common description for people with perplexing behavior in some African cultures.
2002年に彼が最初の風車を建て始めた時、彼の村全体に「あいつは狂っている」という言葉が広まった。彼が"Bewitched"(魔法にかけられた/悪魔に取り付かれた)と言う者もあった。 -- これはいくつかのアフリカの文化において、混乱した振る舞いをしている人についての一般的は表現である。

"All of us, even my mother, thought that he had gone mad," said his sister Doris Kamkwamba.
「私たちもみんな、お母さんでさえ、彼は頭がおかしくなったと考えたわ」と彼の姉妹、Doris Kamkwamba (ドリス・カムクワンバ)は語った。

Villagers would surround him to snicker and point, Kamkwamba said. Ignoring them, he would quietly bolt pieces using a screwdriver made of a heated nail attached to a corncob. The heat -- from both the crowd and the melted, flattened pipes he used as blades -- did not deter him.
村人全体が彼を忍び笑いや注目で囲んでいたとカムクワンバは語る。彼らを無視して彼は黙々とドライバーで部品をボルトで留めた。コーンパイプに付属していた熱された釘で作ったドライバーだ。集まった群衆による熱、彼がブレードとして使う平らにしたパイプの融けた熱で彼が思い留まることはなかった。

Three months later, his first windmill churned to life as relief swept over him. As the blades whirled, a bulb attached to the windmill flickered on.
3ヶ月後、彼の最初の風車は彼の上で激しく回った。ブレードはぐるぐる回り、取り付けられた電球に明かりが点いた。

"I wanted to finish it just to prove them wrong," he said. "I knew people would then stop thinking I was crazy."
「彼らが間違っていると証明したかったんです。」彼は言った。「僕は人々が僕を頭がおかしいと考えることを止めるだろうと知っていました。」

Kamkwamba, now 22, is a student at the African Leadership Academy, an elite South African school for young leaders. Donors pay for his education.
カムクワンバは今、22歳になっており、若きリーダーを育てるための南アフリカのエリート養成校、the African Leadership Academy の生徒である。寄付者が彼の教育費を払ってくれているのだ。

His story has turned him into a globetrotter. Former U.S. Vice President Al Gore, an avid advocate of green living, has applauded his work. Kamkwamba is invited to events worldwide to share his experience with entrepreneurs. During a recent trip to Palm Springs, California, he saw a real windmill for the first time -- lofty and majestic -- a far cry from the wobbly, wooden structures that spin in his backyard.
この彼自身の物語によって、彼は世界中を訪問することになった。熱心な環境保護の提唱者であるアメリカ合衆国の元副大統領のアル・ゴアは、彼の仕事を絶賛した。カムクワンバは、企業家たちが彼の経験を共有するため世界中のイベントに招待されている。最近の旅で行ったカリフォルニアのPalm Springs では彼は本物の風力発電の風車を初めて見た。それは高くそびえ立ち、堂々としており、彼の家の裏庭に立っている不安定な木製の構造物とはひどく異なるものだ。

Former Associated Press correspondent Bryan Mealer, who covered Africa, wrote a book, "The Boy Who Harnessed the Wind," after hearing Kamkwamba's story. The book was released in the United States last week.
元AP通信のアフリカ特派員、ブライアン・ミーラーは、カムクワンバの話を聞いた後、「"The Boy Who Harnessed the Wind,"(風を利用した少年)」という本を書いた。この本は先週にアメリカ合衆国で発売された。

Mealer, a native of San Antonio, Texas, said he lived with Kamkwamba in his village for months to write the book. The story was a refreshing change after years of covering bloody conflicts in the region, Mealer said.
テキサス州サンアントニオに住んでいるミーラーは、カムクワンバと共に彼の村に何ヶ月か住み、この本を書いた。この地域の血塗られた衝突を何年も追いかけた後に、この物語は新鮮だったとミーラーは語っている。

Kamkwamba is part of a generation of Africans who are not waiting for their governments or aid groups to come to their rescue, according to the author.
本の作者のミーラーによると、カムクワンバは、政府か支援団体がやってきて支援するのをただ待っていることのないアフリカの世代の一人だ。

"They are seizing opportunities and technology, and finding solutions to their own problems," Mealer said. "One of the keys of his success is ... he's never wanted to rest on his laurels."
「彼らは機会と技術を使って、自身の問題を解決しようとする。」ミーラーは語った。「彼の成功のカギの一つは・・・彼が一度も現在の栄誉に甘んじようとしなかったことですね。」

CNN.com - "Malawian boy uses wind to power hope, electrify village" 2009/10/05

YouTube 上に少しだけ感動的な動画がアップされていたのでそれも紹介しておく。上の記事では最初の風車作るのに3ヶ月って話だが、この動画の中でカムクワンバ君は自分で2ヶ月って言っているぞ。非常に簡単な英語だし、字幕が出ているので是非見てください。

YouTube - "Moving Windmills: The William Kamkwamba story"


さて、このニュースを初めて知った時、俺は「マラウイってどこだよ」と思った。調べたらマラウイは東アフリカの内陸国で、面積は北海道と九州を足したくらい。人口は1,500万人。アフリカ大陸での最重要問題の一つであるHIV 感染率は高く、国民の15%程度がHIV に感染しているとのこと。このため平均寿命もかなり低い模様。


Location_Malawi

Wikipedia - "ファイル:LocationMalawi.png" 2009/10/11

色々と大変そうだけど、カムクワンバ君頑張れ。てゆーかノーベル平和賞はバラク・オバマではなく、彼にあげれば良かったんじゃない?

William Kamkwamba and windmill-01
  
Posted by dead_moon_rising at 00:21Comments(0)TrackBack(0) World funeral 

October 13, 2009

[天皇杯] ジェフ千葉×Honda FC 2009.10.12. 柏レイソル×ジェフリザーブズ 2009.10.11 久々の天皇杯勝利

2009.10.11. 13:00 K.O. 柏レイソル×ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ @柏の葉
0-0 (120 min.)
4-2 (PK)


2009.10.12. 13:00 K.O. ジェフユナイテッド市原・千葉×Honda FC @フクアリ
3-0 (90 min.)
後半04分 巻誠一郎
後半17分 和田拓三
後半36分 新居辰基


体温が平熱よりも2度高く、頭痛、悪寒、咳、鼻水、関節の痛み、筋肉の痛みを訴えていた俺はこの連休中は家から出ることなく、つまりジェフの2チームの天皇杯を観戦することなく今、PC の前に座っている。ということで両試合ともスコアくらいしか分からないんだけど、リザーブズに関しては柏レイソルを120分間も闘わせることができるなら、もう一息だったんだな、と。ジェフ千葉のトップチームに関しては、素直に江尻監督体制での公式戦初勝利おめでとう、と。天皇杯勝ちあがっていくことによってリーグ戦へ影響が出てくるとか、内容がどうだこうだとかそんなことの前に取り合えず勝てて良かったと思います。てゆーか、天皇杯の勝利って2005年以来かや?ジェフってある意味、潔いチームだな。「冬休みは仕事したくありません!」って感じ(笑)。

marduk
  
Posted by dead_moon_rising at 00:00Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 

October 12, 2009

LCROSS、月に突撃成功。

日本時間の2009年10月09日20時30分頃、NASA の探査機LCROSS は月に無事に衝突した。「無事に衝突した」って変な表現だけど、もともとこの探査機は水の有無を調べる等の目的で月に衝突させるために作られたのであった。月面でも水(水氷)が多いと予想される南極点近くに探査機を落とし、そこから舞い上がる粉塵を観測することで水氷を確認しようというもの。

NASAの探査機、いよいよ月面衝突

10月9日(日本時間10日)、NASAの月クレーター観測機「エルクロス」(Lunar Crater Observation and Sensing Satellite: LCROSS)がいよいよ月面に衝突する。影の濃いクレーター内部に突入する予定だが、衝撃で舞い上がった噴煙から水の存在を確認できる可能性がある。

LCROSSの衛星本体とアトラスV上段(セントール・ロケット)による月の南極付近への衝突ミッションは、太平洋夏時間4時30分頃(日本時間同日20時30分頃)の開始が予定されている。このミッションでは、永久影に隠れた月のクレーターに存在する水氷の量が明らかになるはずだ。一部の学説はその量は膨大と示唆している。

(中略)

LCROSSは2段式の探査機であり、打ち上げに使われたセントール・ロケットを月に向けて分離した瞬間から、今回の水氷調査は始まる。ロケットが月面に衝突するとクレーターの底からちりの噴煙が舞い上がり、太陽光に直接さらされる。後を追う衛星本体は噴煙の中を通過し、ロケットの衝突から約4分間、9種の観測機材から得られたちりのデータを管制センターへ送信する予定だ。「最後は衛星本体も月に衝突する」とヘルドマン氏は言う。

NASAによると、ちりの噴煙はクレーターの縁から2〜35キロ上空まで巻き上がるが、2分も経過すると収束が始まるという。ロケットの重量は約2.2トンで大きさは自動車より少し大きい。衛星本体はロケットの3分の1ほどの大きさである。

ヘルドマン氏によると、月には毎月、同規模の天体が数回衝突しているためそれほど珍しいことではないが、LCROSSのミッションは天文学者にとって準備を整えて観測できる貴重な機会になるという。

(以下略)

ナショナルジオグラフィック ニュース - 「NASAの探査機、いよいよ月面衝突」 2009/10/09

月面からしたら高さ38万km 上空からの超高高度爆撃だな。この模様はNASA TV で生中継されていたので、仕事を早く切り上げて帰宅した俺も観た。結果は衝突成功。NASA のプレスリリースは下の通りとなる。

NASA Spacecraft Impacts Lunar Crater in Search for Water Ice

MOFFETT FIELD, Calif. -- NASA's Lunar Crater Observation and Sensing Satellite, or LCROSS, created twin impacts on the moon's surface early Friday in a search for water ice. Scientists will analyze data from the spacecraft's instruments to assess whether water ice is present.
MOFFETT FIELD, Calif. -- NASA のLCROSS (Lunar Crater Observation and Sensing Satellite:エルクロス)は水氷の調査のため、金曜未明に月面に二つの衝突を起こした。科学者たちは水氷が存在するかどうか、これから探査機の観測機器から送られたデータを分析する。

The satellite traveled 5.6 million miles during an historic 113-day mission that ended in the Cabeus crater, a permanently shadowed region near the moon's south pole. The spacecraft was launched June 18 as a companion mission to the Lunar Reconnaissance Orbiter from NASA's Kennedy Space Center in Florida.
探査機は560万km の距離を旅して、Cabeus(カベウス)クレーターで歴史的な113日のミッションを終えた。ここは月の南極点に近く、永遠に影の地域である。探査機はフロリダ州NASA ケネディ宇宙センターから06月18日にthe Lunar Reconnaissance Orbiter (ルナー・リコネサンス・オービター)と共に打ち上げられた。

(中略)

In preparation for impact, LCROSS and its spent Centaur upper stage rocket separated about 54,000 miles above the surface of the moon on Thursday at approximately 6:50 p.m. PDT.
衝突の準備で、LCROSS とLCROSS を打ち上げたセントールロケットが木曜日、18:50 (PDT)頃、月の表面から54,000マイル上空で分離を行った。

Moving at a speed of more than 1.5 miles per second, the Centaur hit the lunar surface shortly after 4:31 a.m. Oct. 9, creating an impact that instruments aboard LCROSS observed for approximately four minutes. LCROSS then impacted the surface at approximately 4:36 a.m.
秒速1.5マイル以上の速度で、セントールは月の地面に10月09日04時31分に衝突した。インパクトのLCROSS の観測機器で約04分ほど観測され、LCROSS は月面に04時36分頃に激突した。

(以下略)

NASA - "NASA Spacecraft Impacts Lunar Crater in Search for Water Ice " 2009/10/09

そしてYouTube のチャンネル、NASAtelevisionで動画が公開された。少しずつ月面が近づいているのがLCROSS に搭載されたカメラから分かるだろう。

NASAtelevision - "LCROSS Lunar Impact" 2009/10/09


月面衝突探査機「エルクロス」、月面衝突に成功

アメリカ航空宇宙局(NASA)は10月9日、月面衝突探査機「エルクロス(LCROSS)」を予定通り、月面南極付近の「カベウス・クレーター(Cabeus)」に衝突させた。

「エルクロス」は2段式の月面衝突を行う探査機で、エルクロス本体とセントール・ロケット(アトラスVロケットの上段)から構成される。セントール・ロケットはアメリカ東部夏時間10月9日7時31分(日本時間20時31分)、秒速約2.4キロの速度でカベウス・クレーターに衝突し、エルクロス本体もその5分後に衝突し、ミッションを成功させた。

「私はエルクロス・ミッション・チームの成功を本当に誇りに思う。ミッションを成功させるために、このチームはいつもうまく問題を対応してくれた」

今回の成功を受け、プロジェクト・マネージャーのダニエル・アンドリュー氏(Daniel Andrews)はこのように述べた。

セントール・ロケットが衝突していく様子は、エルクロス本体のカメラによって撮影され、その映像はNASA TVを通じて、リアルタイムで世界中に流されたが、期待していた閃光や巻き上げられる粉塵(デブリ・クラウド)などは、肉眼(可視光)では確認できなかった。

運用チームは記者会見で、「カメラもよく動作し、良い観測データを取得したが、水の有無など、詳細については今後分析する」と述べた。

なお、今回の衝突は「ルナー・リコナイサンス・オービタ(LRO)」を始め、ハッブル宇宙望遠鏡、ハワイのケック望遠鏡、アリゾナのMMT天文台なども観測を行っている

sorae.jp - 「月面衝突探査機「エルクロス」、月面衝突に成功」 2009/10/10

関連サイト
そして今回のLCROSS のミッションのハイライトはYouTube 上で見ることができる。

NASAtelevision - "NASA SELECTS TARGET CRATER FOR LUNAR IMPACT OF LCROSS SPACECRAFT" 2009/10/09
  
Posted by dead_moon_rising at 13:39Comments(0)TrackBack(0) 445 太陽系 

October 11, 2009

[キリンカップ] 日本代表×スコットランド代表 2009.09.05. 勝つために俺たちは生まれてきた

さて、代表戦だ。応援しているチームが勝つって良いよなあ・・・。俺が応援しているクラブが最後に勝ったのはいつのことだろう。
  • 日本代表のスタメン。GK はフロンターレの川島。DF は右SB(サイドバック)は内田、左SB は今野。CB は右に岩政、左に阿部ちゃん。ボランチは2人で右に橋本、左に稲本(CAP)。トップ下に石川。右SH(サイドハーフ)に本田、左SHに中村憲剛。1トップに前田。フォーメイションは4-2-3-1。ただ2列目の3人はかなり流動的な感じかな。

  • 試合開始から落ち着くまでの15分。日本はバタバタとした印象が強い。スコットランドのプレスがきつくて2列目でボールを持てないので、ボランチの位置からDFラインの裏を狙う縦のボールが多くなる。その精度が悪いのがきつかった。

  • しばらくしたら本田と石川がポジションチェンジ。本田がトップ下、石川が右SH。

    岡田監督の試合後のコメント

    ――15分過ぎに本田と石川のポジションを変えたが

    「うちのサッカーはある程度サイドで起点ができないと苦しい。(石川)ナオはあまりそういうのは得意ではないので、むしろ裏に抜けるのが得意なのでトップ下から裏に出て、と思ったんですけど。インナーゾーンにボールが入ってこなくなって、アウターで、外で回すことが多くなったので、本田を中に入れて起点を作りたいということで変えました。」

    スポーツナビ - 「スコットランド戦後 岡田監督会見 キリンチャレンジカップ2009 」 2009/10/10

  • 前半15分を過ぎたあたりからは、スコットランドの方がペースを掴んだ感が強い。日本の2列目に対するプレスを強めているので、日本は相変わらずボールを前に運ぶことが難しかった。本田はボランチの位置に下がってボールを受けることが多く、憲剛と石川も中央に絞ることが多い。すると屈強なスコットランドのセンターラインにボールを奪われてしまう。

  • 日本代表のボールがうまく回らなかったのはボランチの人選にプライマリな原因があると思った。稲本も橋本も攻撃参加ができる潰し屋って感じだけど、展開力が高いわけじゃない。特に橋本はボールを持っても一番近い味方にパスを預けるだけだったので展開も何もあったもんじゃない。

  • この試合、90分を通じてスコットランドの守備陣に対して攻略すべきポイントはサイドにあったと思う。スコットランドはDF4人×MF4人の2ラインで中央をしっかりと固めているので細かいエリアでパスを繋ぐのは難しかった。当たり前だがその分、ボールと逆サイドの選手もスライドして中央に絞ってくるのでそこにスペースが空く。日本の問題はそこで左右両サイドにボールを展開するプレイが少なかったってこと。

  • 内田がちょっと疲れていたと思う。岡ちゃんが「サポオオオトオオオ!!ウッチー、顔を出せえええええ!!」と怒鳴っていたのをTV のマイクが拾っていて笑った。

  • 前半の最後の15分は日本が少しはペースを取り戻せたかな。石川とか憲剛がサイドのスペースに飛び出すとチャンスが生まれる感じ。でもちょっとチーム全体にコンパクトさが欲しい。スコットランド代表は難しいことをせずにシンプルにパスを回しているだけなのに、日本のプレスがかかりきらない場面が多すぎた。

  • 後半は石川が消える。前半から長い距離をトップスピードで何本も走っていたので、おそらくはスタミナ切れだろう。

  • チャンスに乏しい展開が続いて眠くなってきた・・・。

  • 後半11分、前田→森本。森本の1トップか。前田は1トップの難しい中でポストプレイはよくやっていたと思うよ。彼の場合、課題はプレイ内容よりも怪我しすぎってところだけど、能力はやっぱり高いよなあ。

  • 後半20分、石川→松井、内田→徳永、橋本→大久保。大久保が森本と並んで2トップに入り、松井は左SHに入る。憲剛はボランチに下がった。フォーメイションは4-4-2。憲剛がボランチに入るとやはりボールが回るね。日本代表はだいぶ良くなったよ。ただしその分、守備の局面でのDFラインの前のフィルタリング能力は落ちるわけで、スコットランド代表に決定的シーンを作られたりもした。

  • 後半36分、稲本に代わって駒野が入る。駒野は左SB。左SBだった今野はボランチに入る。

  • 後半37分、左サイドを抜け出した駒野のワンタッチの低くて速いクロスがスコットランド代表の自殺点を呼ぶ。あのシーンだとスコットランドのDFがカットしなければほぼ間違いなく森本が決めていただろう。それほどに精度の高いクロスだった。右利きの駒野が左足でワンタッチでクロスを入れようとしたのを見て、俺はちょっと精度が心配だったけど杞憂だった。

    1-0!

  • 後半45分、左サイドから入ったクロスに対して森本がトラップ→反転→シュート。あのテンポの速さは凄い。シュートはブロックされたが、こぼれたボールを本田がダイレクトの左足シュートで決めた。本田△の笑顔を俺は久しぶりに見た気がする。最後に見たのは・・・、ああ、2007年Jリーグ最終節だね(怒)。

    2-0!

  • 初めて代表戦に出場した岩政は、高さがあるスコットランド代表の攻撃陣に対してヘディングでほとんど負けていなかった。安定していたし、良いパフォーマンスだった。てゆーか、セルジオ越後も言っていたけど、スコットランド代表のFWのブルドックみたいな奴、マジでボールしか見ていないのな(笑)。オフサイドトラップの引っ掛かり方が豪快過ぎたぜ。

  • ということで終了。岩政、石川、森本、徳永の新戦力はどれも持ち味を出したと思う。代表主力組を脅かすバックアッパーの充実といった点で今回のキリンカップは上出来だったと思います。

    岡田監督の試合後のコメント

    「そういう意味で、新しい選手、今まで試合に出るチャンスがなかった選手たちが、それぞれの特徴や持ち味をよく出してくれました。これからメンバー選考で頭を悩ませる、うれしい悩みだと思います。」

    スポーツナビ - 「スコットランド戦後 岡田監督会見 キリンチャレンジカップ2009 」 2009/10/10
  
Posted by dead_moon_rising at 12:14Comments(0)TrackBack(0) 日本代表 

October 10, 2009

ミラー監督の記事@Times - ‘Scotland must press Japan or they’ll just dictate the game’

父からの情報で、Times(タイムズ)のオンライン版にミラー監督の記事があると知った。念のため書いておくとタイムズはイギリスの保守系の高級紙。日本でも日経新聞と東スポの差、朝日と産経の隔絶があるように、もちろん海外も新聞によって左派系と右派系、高級紙とタブロイドの差があるので、全て同じように扱うと痛い目に合う。またタイムズは現在、あの奇跡的なクソテレビ、FOX を率いるルパート・マードックのニューズ・コーポレーションの資本的傘下に入っていることは書いておく必要があるだろう。

FOX は日本では『Xファイル』、『24 -TWENTY FOUR-』、『プリズン・ブレイク』といった面白いドラマで知られているが、政治的にはアメリカ最右翼であり、尊敬すべきヨーゼフ・ゲッベルスも真っ青なくらいに素晴らしく露骨な世論操作を日々繰り広げている。まあ、この記事には何の関係もないが。ミラー監督は本日10日夜に行われるキリンカップ、日本代表×スコットランド代表とかについて軽く語っているのだ。

‘Scotland must press Japan or they’ll just dictate the game’
スコットランド代表はプレスをかけまくるべきだ。そうしないと日本がゲームの主導権を握るだろう。

(対訳:適当な管理者)

Alex Miller, the former Liverpool coach, talks about the culture shock of being a manager in Tokyo and explains what George Burley's side need to do
アレックス・ミラー、元リヴァプールのコーチは、東京での監督経験を通じてのカルチャーショックについて語り、George Burley (ジョージ・バーリー)のチームがすべきことを説明した。

Paul Forsyth

The Japanese character, and its effect on the country’s footballers, has long exercised western minds. Arsene Wenger, one of the J-League’s earliest pioneers, wanted them to show more initiative. Stuart Baxter, the Scot with an appreciation of eastern culture, identified in them a lack of confidence. Philippe Troussier, their national coach at the 2002 World Cup, demanded that they become more confrontational in the dressing room, more streetwise on the pitch.
日本人の性格とそれがサッカー選手に与える影響は、長い間、西洋人の心を悩ませてきた。Jリーグ初期のパイオニアの一人、Arsene Wenger (アーセン・ベンゲル)は日本人サッカー選手が自らの責任ある決断力を見せることを望んでいた。東洋文化を正しく認識するスコットランド人、Stuart Baxter (スチュアート・バクスター)は日本人サッカー選手の内で自信が欠如していたことを確認していた。2002年のワールドカップで日本代表監督だったPhilippe Troussier (フィリップ・トルシエ)は、控室でもっと対立すること、ピッチ上でもっとたくましくプレイすることを要求していた。

To that list might be added the name of Alex Miller. As Scotland make the long trip to Yokohama for this weekend’s Kirin Cup match, the former St Mirren, Hibernian and Aberdeen manager, who worked with the national side as Craig Brown’s assistant in the 1990s, can vouch for the idiosyncrasies of Japanese players. Less than three months ago, he parted company with JEF United Chiba after spending just over a year in Tokyo.
そんな西洋人リストにAlex Miller (アレックス・ミラー)の名前が付け加えられることになるだろう。スコットランド代表はこの週末のキリンカップのために長旅をして横浜に着いたが、St Mirren (セントミレン), Hibernian (ハイバーニアン)、Aberdeen (アバディーン)の元監督で、1990年代にはCraig Brown (クレイグ・ブラウン)の下でスコットランド代表コーチだった彼は、日本人サッカー選手の特異性を保障する。3か月も経っていない前まで、彼はジェフユナイテッド千葉で働いていて、東京で1年間暮らしていたのだ。

The problem, he says, is the culture of obedience stemming from Japan’s corporate work ethic. “If you are a boss, and you stay in the office till 11 at night, so will everyone else,” Miller says. “If you go to a restaurant, especially outside Tokyo, and they have maybe a chicken dish on the menu, and a fish dish with vegetables, you can’t ask for chicken and vegetables. They will not do it. There is no breaking the rules whatsoever.”
問題は日本の企業労働の倫理に由来する従順の文化だ、と彼は語る。「上司が夜11時までオフィスに残っていたとしたら、それ以外の全員も残っているだろう」とミラーは言う。「もしレストラン、とりわけ東京の外のレストランに行ったとして、チキン料理か野菜付きの魚料理のメニューがあるだろう。すると野菜付きのチキン料理をお願いすることはできないんだ。彼らは絶対にそんなの頼まない。ルールを破ることなんて少しもないんだ。」

In football, those submissive qualities manifest themselves in a reluctance to take responsibility, to make decisions or even communicate.
サッカーにおいては彼らの従順な特質から、自己主張をすることが、責任を負ったり、結論を出したり、コミュニケーションを図ったりすることになるので気が進まないことになる。

“They don’t like conflict,” Miller says. “They don’t like offering an opinion in case they are wrong. But in football, you have to be wrong to be right. You have to make mistakes before you can learn from them. In Japan, if you ask a player to do something, he does it to the letter. He will not change off his own back.”
「彼らは意見の衝突を好まない。」とミラーは言う。「彼らは間違っている場合も意見を申し出ることを好まない。しかしフットボールは、正しくあるために間違いを犯す必要がある。学ぶ前に間違いを犯す必要があるんだ。日本では、選手にこうしろと頼むと、選手はそれを文字通りにプレイして、彼自身からプレイを変化させることはないだろう。」

Which is not to say that Scotland will have it easy on Saturday. What the Japanese have lacked in character down the years, they have more than made up for in natural ability. Why else would they be heading for their fourth consecutive World Cup finals, a statistic that ought to embarrass the life out of Scotland’s national side? The J-League, set up in 1993 to effect a “social revolution”, has produced the likes of Shunsuke Nakamura, a former Celtic player, and Yasuhito Endo, of Gamba Osaka, talented players with the potential to upset Scotland.
これらのことはスコットランド代表が土曜日に楽に勝てると言っているわけではない。長い間日本人が特徴に欠けているとしても、彼らは生まれついた能力で埋め合わされる以上のものを持っている。彼らは何故、四回も連続してワールドカップの決勝戦に向かっているのだろうか?それはスコットランド代表側からしたら人生を当惑させるであろう統計である。「社会的革命」を果たしたJリーグは1993年に立ち上がり、元セルティックの中村俊輔やガンバ大阪の遠藤保仁といった、スコットランドを打ち負かす可能性がある才能豊かな選手たちを生み出した。

“The best teams in the J-League could compete in the Premiership,” Miller says. “A lot of their players would enhance any team. Two or three would be top, top players in Scotland. The technical level is higher than Scotland’s. They are better at trapping and passing the ball. Scotland will have to get in their faces, play with two or three up front, and press them. If you allow their midfielders to settle, they will dictate the game.”
「Jリーグの強豪チームらはプレミアシップでも充分戦えるだろう。」とミラーは言う。「たくさんの選手たちがチームの質を高めている。2人、あるいは3人はスコットランドのトップレベルだ。技術レベルはスコットランド代表よりも高い。彼らはトラップとパスにおいてスコットランド代表よりもうまい。スコットランド代表は正面から闘わないといけないだろう。2トップか3トップにして、日本代表にプレスをかけるべきだ。彼らのミッドフィールダーに落ち着いてプレイすることを許すと、彼らはゲームの主導権を握ってくるだろう。」

Miller has mixed feelings about his spell there. He had an apartment in Tokyo’s Bay Area, and although his wife visited for several weeks at a time, life outside football was a lonely existence, punctuated only by his Sopranos box set, and occasional visits to the local driving range. He famously saved Chiba from relegation in 2008, but after securing 19 points from 19 matches this season, he left amid speculation that interference by the club’s owners was proving intolerable.
ミラーは日本での監督交代について複雑な感情を持っている。彼は東京のベイエリアにアパートを持っていた。そして彼の妻が一度に数週間そこを訪れたにもかかわらず、彼の持つソプラノ歌手のボックスセットや、ドライブできる距離での時々の旅行以外において、フットボールから離れた人生は寂しい生活だった。彼は2008年、素晴らしい出来で千葉を降格から救った。しかし今シーズンは19試合で19ポイント取った後に、彼はクラブのオーナー達による干渉が耐えられないと分かったので、そこから去ることになった。

Now, he is sunning himself in Marbella, wondering why Scotland are even bothering. Miller has plenty of experience of the 12-hour flight and is not surprised that so many players, especially from the Old Firm, have withdrawn. “Rangers and Celtic need to look after themselves. There is no way that players can go away to Japan, come back and not feel the effects in their next match. I know friendlies are useful, and Scotland are trying to keep the momentum going after Holland and Macedonia, but do they need to go to Japan to do that?”
今、彼はMarbella (アンダルシアの観光地マルベージャ:日本語ではマルベーリャ?)で日向ぼっこしながら、何故スコットランド代表が苦しめさえしているのか不思議に思っている。ミラーは12時間のフライト(という長旅)の経験をたっぷり持っていて、多くの選手たちが試合を辞退するのを驚いてはいない。特にオールドファームの選手たちにとっては。「レンジャーズやセルティックは自分たちの面倒をみる必要があるからね。選手たちが日本に行って、戻って次の試合に影響がないなんて方法はないだろう。親善試合がとても有効なのは知っているし、スコットランド代表はオランダやマケドニアに行った後も運動量をキープするよう試みるべきだろう。しかし日本に行ってまでそれをやる必要があるかな。」

Miller was with Scotland in Hiroshima 14 years ago, when John Spencer was sent off, and a side featuring Rob McKinnon and Brian Martin held out for a scoreless draw. He is proud of his work with Brown during that era, when the team qualified for Euro 96 and France 98. “We had the best defensive record in world football,” he says. “We would love to have scored more goals but you have to work with the players you are given.”
ミラーはスコットランド代表と共に14年前、広島に行ったことがある。John Spencer (ジョン・スペンサー)が追い出され、Rob McKinnon とBrian Martinがスコアレスドローで試合を終えた。彼はEURO 96と1998年のワールドカップフランス大会の時代のブラウンとの仕事に誇りを持っている。「我々は世界のフットボールでも一番の守備の記録を持っている」と彼は言う。「我々はより多くのゴールをあげることも好きだが、我々に与えられた選手で闘わないといけないのだ」

George Burley, it seems, has even fewer at his disposal, with Kris Boyd, Barry Ferguson, Allan McGregor and Lee McCulloch all out of the picture, largely by their own doing. “Years ago, playing for Scotland gave you an identity as an international player,” Miller says. “It helped you to get a new contract or a boot deal. Now, they don’t need to bother. They have big money.”
攻撃面で大きな役割を負うKris Boyd (クリス・ボイド)、Barry Ferguson (バリー・ファーガソン:スコットランド代表永久追放処分)、Allan McGregor (アラン・マクレガー:スコットランド代表永久追放処分)、Lee McCulloch がいないことによって、ジョージ・バーリーは更に守備的に戦うように見える。「昔なら、スコットランド代表のためにプレイすることは国際的な選手として認識されることだった」とミラーは言う。「それが新しい契約か移籍の助けになったんだ。今や、選手は苦しむ必要がないんだ。お金はたくさんもらっているからね。」

The 60-year-old Scot isn’t sure what the future holds. He turned down one offer in a country where there was “political unrest”, and now plans to take a leaf out of Jimmy Calderwood’s book by watching some of the big Spanish clubs in training. Xabi Alonso, with whom he worked during nine years on the backroom staff at Liverpool, will open doors for him at Real Madrid.
この60歳のスコットランド人は将来が決まっていない。彼は「政情不安」があった国からの一つのオファーを断った。彼は今、Jimmy Calderwood (アバディーンの監督)を真似て、スペインの強豪クラブのいくつかの練習を見学することを計画している。ミラーがリヴァプールでスタッフだったときに9年間共に仕事をしたXabi Alonso (シャビ・アロンソ)が、レアル・マドリーの見学の機会を可能にするだろう。

That spell at Anfield, assisting both Rafael Benitez and Gerard Houllier, is likely to ensure he will not be unemployed for long. “You don’t last nine years at Liverpool if you don’t know what you’re doing,” he says. “They were top, top managers who didn’t need to keep me there. I have great experience, and I’m still young. I want another job. I don’t like not working.”
Rafael Benitez (ラファエル・ベニテス)、Gerard Houllier (ジェラール・ウリエ)をアシスタントしてアンフィールド(リヴァプールの本拠地)で働いたことによって、彼は長い間無職であることには耐えられそうにないようだ。「自分が何をしているか理解していないと、あの9年間もがんばれなかったよ。」とミラーは言う。「彼らはトップで、自分のことを置いておく必要はないようなトップの監督たちだったんだ。本当に凄い経験だった。そしてまだ自分も若いからね。また仕事がしたいよ。働いていないと嫌なんだ。」

Times Online - "Scotland must press Japan or they’ll just dictate the game" 2009/10/08

ミラー監督は日本を出てアンダルシアで日向ぼっこしているのか。ジェフをクビになったあたりの書き方が怪しさを醸し出しているぜ。何はともあれ、次の仕事の場所が早く見つかることを祈っています。もしそこが千葉県千葉市中央区川崎町1-38 だったとしても俺は異論がありません。  
Posted by dead_moon_rising at 15:45Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 | Football

October 09, 2009

Tommy February6 - "Love is forever" [PV]

どうでもよい気分なので、Tommy February6。川瀬智子って全然変わらないよね。The Brilliant Green で出てきたときに可愛い人だと思ったけど、あんまり外見に変化が見られない気がするんだ。実は全身を義体化したサイボーグなんじゃね?

歳が30越えてるが全然30代に見えない奇跡の人である

アンサイクロペディア - 「川瀬智子」 2009/10/09

The Brilliant Green が今は何やっているか気になって調べたら、今年の05月末に所属事務所と所属レーベルと契約が終了しているんだね。大丈夫なのかな。

YouTube - "Tommy february6 - Love is forever"
  
Posted by dead_moon_rising at 00:44Comments(0)TrackBack(0) NOT Metal 

October 08, 2009

Arch Enemy - "Beast Of Man" [PV]

色々と違和感がありすぎるけど、Arch Enemy の新作(旧音源のリレコーディング)、"The Root Of All Evil"は素晴らしい出来ですね。ところで以前のエントリでYouTube 上にアップされた"Beast Of Man"のデモ音源を紹介したけど、Century Media の申し立てによりあっさりと削除されてしまいました。そして本日代わりに(?)、Century Mediaより"Beast Of Man"のオフィシャルPV がYouTube 上でアップされました。紹介します。

YouTube - "ARCH ENEMY - The Beast Of Man (OFFICIAL VIDEO)"


Beast Of Man
(対訳:管理者)

Beware the beast of man
For he's the devils pawn
Alone among god's primates
He kills for sport, lust or greed
人の獣性に気をつけろ
彼は悪魔の手先なのだから
神の霊長類の中で彼らだけが
気晴らし、肉欲、強欲のために殺す

The sacred scrolls...
The truth unfolds...
神聖なる文書
真実が明かされる

Shun him - or become like him
Shun him - the beast of man
彼を避けよ - 彼のようになりたくないのなら
彼を避けよ - 人の獣性を

Let him not breed in great numbers
For he will make a dessert of his home and yours
Shun him - drive him back into his jungle lair
For he is the harbinger of death
彼を産み殖やすことなかれ
自らの、そして汝の家を砂漠としてしまうから
彼を避けよ - 密林の彼の巣へと追い払え
彼らこそ死の前兆だからこそ

一応、書いておく。いつものように日本盤には対訳が付属している。あの奇跡的なクソ対訳でお馴染みのAKIYAMA SISTERS INC だ。10年以上前に買った"Stigmata"の対訳を見てみたら、やはりAKIYAMA SISTERS INC が対訳をかましていて、今回のと同じっぽいので、今回の対訳掲載は当時の流用なのだろう。

でね、

"Shun him - drive him back into his jungle lair"
やつを避けろ...ジャングルの嘘吐きに戻してしまえ

Arch Enemy - "Beast Of Man" (対訳:AKIYAMA SISTERS INC)

こいつら(秋山姉妹という存在を仮定して複数形)、本当に頭悪いんだな・・・。


[関連エントリ]
  
Posted by dead_moon_rising at 00:52Comments(0)TrackBack(0) Metal 

October 07, 2009

[HTV] ISSとのバーシングまでのミッションダイジェスト

YouTube のjaxachannel にてH-IIB の組み立てからISS とのドッキングまでのクイックレビューが掲載されたので紹介しておく。

YouTube - jaxachannel - 「HTV技術実証機/H-IIB試験機クイックレビュー/HTV-1/H-IIB TF1 Quick Review [HD]」


リフトオフ直後の「新しい時代へ!」って言うナレーションと、キャプチャーの際の"Grapple confirmed"というナレーションはマジで素晴らしい瞬間だよな。尚、HTV は09月18日10時49分 JST にISS とドッキングした後、09月19日に与圧部のハッチが開けられ、ISS クルーが実際にHTVの中に入室した。

HTV技術実証機の補給キャリア与圧部ハッチオープン

国際宇宙ステーション(ISS)に結合したHTV技術実証機は、飛行9日目の9月19日午前3時23分に補給キャリア与圧部のハッチが開けられ、同日午前3時25分、ISSクルーが与圧部内に入室しました。ISSクルーは入室と同時に与圧部内の空気の検査を行い、問題ないことを確認しました。その後、ISSクルーによる緊急手順書の配備や、消火器、可搬式酸素マスクの取付けが行われ、HTV技術実証機は完全にISSの一部となりました。

飛行12日目(9月21日)以降に、補給キャリア与圧部内の搭載品をISS内へ移送する作業が行われる予定です。また、補給キャリア非与圧部からの曝露パレットの取出し、曝露パレットに搭載して運んできた船外実験装置2台の移送作業が実施される予定です。

曝露パレットは、飛行14日目(9月23日)にISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)で補給キャリア非与圧部から取り出され、「きぼう」日本実験棟のロボットアームに受け渡されます。その後、曝露パレットは「きぼう」ロボットアームで船外実験プラットフォームに仮設置されます。

飛行15日目(9月24日)には、曝露パレットに搭載されて運ばれてきた2台の船外実験装置、超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submilimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)および沿岸海域用ハイパースペクトル画像装置および大気圏/電離圏遠隔探査システム実験装置(Hyperspectral Imager for the Coastal Ocean (HICO) & Remote Atmospheric & Ionospheric Detection System (RAIDS) Experimental Payload: HREP)が、「きぼう」ロボットアームで船外実験プラットフォームのそれぞれの取付け場所に設置されます。

船外実験装置を降ろした曝露パレットは、飛行16日目(9月25日)に、「きぼう」ロボットアームで船外実験プラットフォームから取り外され、SSRMSに受け渡されたあと、HTV補給キャリア非与圧部へと収納されます。

次回のHTV-1ミッション最新情報は、9月24日に更新します。

JAXA - 「HTV技術実証機の補給キャリア与圧部ハッチオープン」 2009/09/19

HTV初号機、補給キャリア与圧部ハッチオープン

国際宇宙ステーション(ISS)と結合した宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機(初号機)の補給キャリア与圧部ハッチは日本時間9月19日3時23分に開けられ、第20次長期滞在クルーらが初めて入室した。

HTV初号機の与圧部内部は1気圧、気温20度前後に保たれており、空気も生成されているため、宇宙飛行士はそのまま入室することができる。

第20次長期滞在クルーのニコール・ストット宇宙飛行士らは内部の空気に問題がないことを確認した後、9月19日3時25分頃に与圧部内に入室し、緊急手順書の配備や、消火器、可搬式酸素マスクの取付けなどを行い、ISS内への物資移送を開始した。

ISS内への移送作業は今後数十日間にわたって行われる予定。また、9月24日にはISSのロボットアームを使って、HTV補給キャリア非与圧部から曝露パレットを取り出し、「きぼう」船外実験プラットフォームへ移送及び取付け作業も行われる。

なお、HTV初号機がISSから切り離されるのは11月初旬頃に予定されている。

sorae.jp - 「HTV初号機、補給キャリア与圧部ハッチオープン」 2009/09/19

International Space Station Imagery ISS020-E-040621
(対訳:管理者)

iss020e040621

ISS020-E-040621 (17 Sept. 2009) --- Backdropped by a cloud-covered part of Earth, the unpiloted Japanese H-II Transfer Vehicle (HTV) approaches the International Space Station. Once the HTV was in range, NASA astronaut Nicole Stott, Canadian Space Agency astronaut Robert Thirsk and European Space Agency astronaut Frank De Winne, all Expedition 20 flight engineers, used the station's robotic arm to grab the cargo craft and attach it to the Earth-facing port of the Harmony node. The attachment was completed at 5:26 (CDT) on Sept. 17, 2009. A Russian spacecraft docked to the station is at bottom right.
ISS020-E-040621 (17 Sept. 2009) --- 雲で覆われた地球の一部を背景に、無人の日本のH-II Transfer Vehicle (HTV) がISS(International Space Station:国際宇宙ステーション)に接近している。ある距離までHTV が近づくと、NASA の宇宙飛行士 Nicole Stott、カナダ宇宙機関の宇宙飛行士 Robert Thirsk、ESAの宇宙飛行士 Frank De Winne は全員とも第20次長期滞在チームのフライトエンジニアであり、彼らがステーションのロボットアームで貨物輸送機を掴み、地球に面したハーモニーノードに結合させた。結合は2009年09月17日05時26分(CDT)に完了した。ロシアの宇宙船は右下にドッキングしている。

NASA - "International Space Station Imagery" - "ISS020-E-040621" 2009/09/17

あと、以前紹介したjaxachannel のHTV H-IIB の打ち上げ時の動画は非公開になってしまったようなので、NASAtelevision の動画の方も紹介しておく。NASA のナレーションでは、カウントダウンをイグニッション(メインエンジン点火)に合わせていて、JAXAのカウントダウン自体はリフトオフに合わせているため、若干のずれがあります(笑)。"A brand new rocket, a brand new cargo vehicle, about to begin the journey to the International Space Station. (「真新しいロケットと真新しい貨物輸送機、まもなくISS への旅が始まります」)"というナレーションが素敵だ。

YouTube - NASAtelevision - "HTV Launch Coverage"



[関連サイト]

[関連エントリ]
  
Posted by dead_moon_rising at 00:17Comments(0)TrackBack(0) 538 宇宙開発 

October 06, 2009

中秋の名月、あるいは月表面での水分子発見

10月03日は2009年の中秋の名月にあたるらしいので、写真を撮影してみた。約38万km先にある、夜空で-12等級ぐらいの明るさの物体をデジタルカメラでポップに。手ぶれが激しくてピントもなかなか合わなかった。

20091003「中秋の名月」

さてこんな月だが、月面に水分子が確認されたとのこと。これまで大気がない月では水分子も発見されていなかった。

NASA Instruments Reveal Water Molecules on Lunar Surface
NASA の観測機器が月表面の水分子を発見

(対訳:俺)

water_absorption
These images show a very young lunar crater on the side of the moon that faces away from Earth, as viewed by NASA's Moon Mineralogy Mapper on the Indian Space Research Organization's Chandrayaan-1 spacecraft. Credits: ISRO/NASA/JPL-Caltech/USGS/Brown Univ.
これらの画像はインド宇宙研究機関のチャンドラヤーン1号に搭載されたNASA のMoon Mineralogy Mapper(月面鉱物マッピング装置)がとらえた。月の地球側のとても若いクレータである。

PASADENA, Calif. -- NASA scientists have discovered water molecules in the polar regions of the moon. Instruments aboard three separate spacecraft revealed water molecules in amounts that are greater than predicted, but still relatively small. Hydroxyl, a molecule consisting of one oxygen atom and one hydrogen atom, also was found in the lunar soil. The findings were published in Thursday's edition of the journal Science.
PASADENA, Calif. -- NASA の科学者達は月の北極にて水分子を発見した。3つの別々の探査機に搭載された観測機器は予測されたものよりも遥かに多いが、それでもごく少量の水分子を明らかにした。1つの酸素原子と1つの水素原子からなるヒドロキシル基もまた、月の土壌から見つかった。この発見は木曜のScience にて発表される。

NASA's Moon Mineralogy Mapper, or M3, instrument reported the observations. M3 was carried into space on Oct. 22, 2008, aboard the Indian Space Research Organization's Chandrayaan-1 spacecraft. Data from the Visual and Infrared Mapping Spectrometer, or VIMS, on NASA's Cassini spacecraft, and the High-Resolution Infrared Imaging Spectrometer on NASA's Epoxi spacecraft contributed to confirmation of the finding. The spacecraft imaging spectrometers made it possible to map lunar water more effectively than ever before.
NASA のMoon Mineralogy Mapper(M3:月面鉱物マッピング装置) と呼ばれる観測機器は、インド宇宙研究機関のチャンドラヤーン1号に搭載され、2008年10月22日に宇宙に打ち上げられた。NASA のカッシーニに搭載された可視光線と赤外線のマッピング分光計(VIMS)からのデータと、NASA のEpoxi に搭載された高解像度の赤外線マッピング分光計からのデータが今回の発見の裏付けとなった。探査機の画像の分光計は以前よりもより効果的に、月面の水の分布を地図にすることが可能となった。

The confirmation of elevated water molecules and hydroxyl at these concentrations in the moon's polar regions raises new questions about its origin and effect on the mineralogy of the moon. Answers to these questions will be studied and debated for years to come.
月の極地において水分子とヒドロキシル基の集中が確認されたことは、その起源と月の鉱物学に与える影響という点で新しい疑問を提起する。これらの質問に対する答えはこれから長年、研究され議論されることだろう。

"Water ice on the moon has been something of a holy grail for lunar scientists for a very long time," said Jim Green, director of the Planetary Science Division at NASA Headquarters in Washington. "This surprising finding has come about through the ingenuity, perseverance and international cooperation between NASA and the India Space Research Organization."
「月の水の氷は長い間、月の研究者にとっては聖杯のようなものであった。」ワシントンのNASA 本部のPlanetary Science Division (惑星科学部?) のJim Green はそう語った。「この驚くべき発見は、創意工夫と、粘りと、NASA とインド宇宙研究機関との間の国際協力によるものだ。」

From its perch in lunar orbit, M3's state-of-the-art spectrometer measured light reflecting off the moon's surface at infrared wavelengths, splitting the spectral colors of the lunar surface into small enough bits to reveal a new level of detail in surface composition. When the M3 science team analyzed data from the instrument, they found the wavelengths of light being absorbed were consistent with the absorption patterns for water molecules and hydroxyl.
月軌道の高所から、M3 の最先端の分光計は月面で赤外線波長の光の反射を測定した。この測定は、月表面の組成の詳細を、より高いレベルで明らかにすることが可能なまでに月面のスペクトルを分光することができるものだ。

"For silicate bodies, such features are typically attributed to water and hydroxyl-bearing materials," said Carle Pieters, M3's principal investigator from Brown University, Providence, R.I. "When we say 'water on the moon,' we are not talking about lakes, oceans or even puddles. Water on the moon means molecules of water and hydroxyl that interact with molecules of rock and dust specifically in the top millimeters of the moon's surface.
「ケイ酸の物質は、その様な特徴は通常は水とヒドロキシル基の物質によって作られたものです。」とM3 のブラウン大学の主席研究者、Carle Pieters は語る。「我々が『月面の水』と言う時、それは湖や海や水たまりではない。月面の水とは、特に月の表面の表層数ミリにあると岩石やチリの分子と相互作用する水分子やヒドロキシル基を指している。」

The M3 team found water molecules and hydroxyl at diverse areas of the sunlit region of the moon's surface, but the water signature appeared stronger at the moon's higher latitudes. Water molecules and hydroxyl previously were suspected in data from a Cassini flyby of the moon in 1999, but the findings were not published until now.
M3 の研究チームは太陽に照らされている月の表面の様々な領域で水分子とヒドロキシル基を発見した。しかし水が存在するというサインは、高緯度においてより強く見えた。1999年のカッシーニの月フライバイの際のデータによって、以前から水の分子とヒドロキシル基の存在があるらしいと考えられていたが、この発見は現在まで公表されていなかった。

"The data from Cassini's VIMS instrument and M3 closely agree," said Roger Clark, a U.S. Geological Survey scientist in Denver and member of both the VIMS and M3 teams. "We see both water and hydroxyl. While the abundances are not precisely known, as much as 1,000 water molecule parts-per-million could be in the lunar soil. To put that into perspective, if you harvested one ton of the top layer of the moon's surface, you could get as much as 32 ounces of water."
「カッシーニのVIMS によるデータとM3 によるデータはほとんど一致している。」とRoger Clark は言う。Roger Clark はデンバーのU.S.地質調査の科学者で、VIMS とM3 の両方のチームのメンバーである。「我々は水とヒドロキシル基の両方を発見した。その豊富さは正確には知られていませんが、最大で1000ppm の水分子が月の土壌に存在するかもしれない。的確に表すとすると、月面の1トンの表層から、32オンス(約900グラム)の水を取り出せるだろう。」

For additional confirmation, scientists turned to the Epoxi mission while it was flying past the moon in June 2009 on its way to a November 2010 encounter with comet Hartley 2. The spacecraft not only confirmed the VIMS and M3 findings, but also expanded on them.
更に追加確認のため、2010年11月にHartley 2彗星に接近するために2009年06月に月を通過したEpoxi ミッションに科学者たちは向き直った。この探査機はVIMS とM3 の発見を確認するだけではなく、さらにそれを拡張していた。

"With our extended spectral range and views over the north pole, we were able to explore the distribution of both water and hydroxyl as a function of temperature, latitude, composition, and time of day," said Jessica Sunshine of the University of Maryland. Sunshine is Epoxi's deputy principal investigator and a scientist on the M3 team. "Our analysis unequivocally confirms the presence of these molecules on the moon's surface and reveals that the entire surface appears to be hydrated during at least some portion of the lunar day."
「この北極における拡張されたスペクトルの範囲と領域から、我々は水とヒドロキシル基の温度、緯度、構成、時刻などのファンクションについて分布区域の調査が可能となった。」とMaryland 大学のJessica Sunshine は言った。SunshineはM3 チームの副責任者である。「我々の分析は、月面での水分子の存在を明確に確認して、月の日において少なくともいくらかの時間帯に月面全てが水和されるように見えることを明らかにする。」

NASA's Jet Propulsion Laboratory, Pasadena, Calif., manages the M3 instrument, Cassini mission and Epoxi spacecraft for NASA's Science Mission Directorate in Washington. The Indian Space Research Organization built, launched and operated the Chandrayaan-1 spacecraft.
パサデナのNASA ジェット推進研究所は、ワシントンのNASA のScience Mission Directorate のためにM3 の観測機器とカッシーニのミッションとEpoxi 探査機を運用している。インド宇宙研究機関はチャンドラヤーン1号を作り、打ち上げて運用していた。

NASA - "NASA Instruments Reveal Water Molecules on Lunar Surface" 2009/09/24

日本語において水酸基(−OH)はヒドロキシ基ともヒドロキシル基とも呼称されるけど、俺は昔習った通りにヒドロキシル基で通す。ヒドロキシル基は水素原子1つと酸素原子1つからなり、1価の官能基。尚、水はH2Oです。この月面での水分子の確認について、日本語のニュースだと以下の通り、ナショナルジオグラフィックやsorae.jp、アストロアーツ等が次のようにリリースしている。まあ、上で紹介したNASA のプレスリリースを対訳してそれぞれが要約してみた感じではあるが。

月面に水、3機の探査機が存在を確認

これまで月には水は存在しないものと考えられてきたが、その通説は間違っていたようだ。 新たに発表された複数の研究で、月面の広範囲の土壌には水あるいは水の基になる成分が含まれていることが確認されたのである。

先月末に交信が途絶えたインドのチャンドラヤーン1号をはじめとする3機の探査機が、月面をマッピングする過程で水(H2O)かヒドロキシ基(OH)、あるいはその両方の存在を示す光の波長パターンを検出したという。チャンドラヤーン以外の2機は、NASAの土星探査機カッシーニと彗星探査機ディープインパクトである。

しかし、地球のように水資源が豊富に獲得できるわけではない。水やヒドロキシ基の分子はほかの分子と結合しており、月面全体に薄く広がって存在しているのである。月で水やヒドロキシ基を1リットルほど集めるためには、約0.76立方メートルの土壌が必要になると科学者は推測している。

発表によると、月の水は太陽から流れてきた荷電粒子(太陽風)が月面に衝突し、相互作用を起こすことで持続的に作られている可能性がある。つまり、再生可能な資源であるかもしれないのだ。

発表の直前には、「ルナー・リコナイサンス・オービタ(LRO)が月の南極で大量の水素を検出し、月における水存在の可能性が高まった」という声明がNASAから出されていた。しかし、チャンドラヤーン1号のデータに基づく研究に参加したアメリカ、テネシー大学の惑星地質学者ラリー・テイラー氏は、そのNASAの声明は既に意味のないものだと考え、次のように述べている。「LROの発見は水素であって、われわれは水の証拠をつかんだんだ」。

しかし、月の水やヒドロキシ基はどのようにして作られるのだろうか。テイラー氏の研究チームは、太陽風で運ばれてきた水素イオンが、月面に存在する酸素を豊富に含んだ鉱物やガラスに衝突して作られると考えている。「月面で待ち構える酸素に水素イオンが出会って見事に結ばれるというわけだ」とテイラー氏は話す。

3機の探査機が月面で発見したのは水なのか、それともヒドロキシ基なのか。それはいまのところ不明だが、いずれは本格的な月面探査に役立つと考えられる。「月の土壌にヒドロキシ基しか含まれていなくても、抽出して水素と結合すれば真水を作ることができる」とテイラー氏は説明する。月面基地を建設し運営する場合、現地で水を調達すれば地球から持ち込む積み荷の量を抑えることできる。

まだいくつかの疑問点が残されているが、LROに結合されている探査機エルクロス(Lunar Crater Observation and Sensing Satellite:LCROSS)がまもなく解決してくれるかもしれない。この探査機は2009年10月9日、常に太陽光が当たらない「永久影」領域のクレーターに衝突することになっている。探査機を意図的に衝突させて広範囲に飛散する物質を観測すれば、土壌の成分を詳しく調査できるのだ。

以前、テイラー氏は月の乾燥説を断固として支持していたが、現在はそれが否定されたことに大いに喜んでいるという。 「新たな発見が何もかもひっくり返すことは科学では日常茶飯事だ」と同氏は話している。

今回の研究成果は、「Science Express」誌のWebサイトに9月24日付で掲載された。

ナショナルジオグラフィック ニュース - 「月面に水、3機の探査機が存在を確認」 2009/09/25

チャンドラヤーン1号など、月面から水分子を検出

アメリカ航空宇宙局(NASA)は9月24日、インド初の月周回探査機「チャンドラヤーン1号」に搭載している、月面鉱物マッピング装置(Moon Mineralogy Mapper)の観測によって、月面から少量の水分子を検出したことを発表した。

発表によると、月面鉱物マッピング装置を使って観測した結果、水素と酸素が結合したヒドロキシル基(−OH)が吸収する光の波長パターンが、月面の広範囲にわたって検出されたという。

極地に近づけば近づくほどその量が多く、主に月面の昼側で検出されたため、太陽から飛んでくる水素イオンと、月面の砂の酸素原子が結合して、ヒドロキシル基を作っているのではないかと考えられる。

また、1999年以前、カッシーニ土星探査機が月フライバイした時、可視光・赤外線マッピング分光計(VIMS)による観測でも、ヒドロキシル基とみられるデータが検出されていたが、これまで発表されなかった。

今回の発見について、カッシーニVIMSチームのロジャー・クラーク氏は「カッシーニの観測データは月面鉱物マッピング装置のと一致しています。正確な量は不明だが、我々は水とヒドロキシル基の両方を発見しました」と述べた。

さらに、今回の観測にはエポキシ宇宙船(ディープ・インパクト彗星探査機)の高解像度赤外線画像分光計も使用された。

なお、今回の研究成果は科学雑誌「サイエンス」9月25日号に掲載されている。

sorae.jp - 「チャンドラヤーン1号など、月面から水分子を検出」 2009/09/25

月面に水分子を発見

インド宇宙研究機関(ISRO)の無人月探査衛星「チャンドラヤーン1号」が、月の極域で水の分子を検出することに成功した。ごく微量ではあるが、化学物質としての水そのものが見つかって報告されたのは初めてのことだ。

water_absorption
M3がとらえた、ある若いクレータ付近の画像(左)。同領域に分布する水を多く含む鉱物を水色の擬似カラーで示した画像(右)。(提供:ISRO/NASA/JPL-Caltech/USGS/Brown Univ.)

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月面から反射される太陽光(左)と水の分子の存在を示した画像(右)(青矢印はゴールドシュミットクレーターの位置を示す)。(提供:ISRO/NASA/JPL-Caltech/Brown Univ.)

チャンドラヤーン1号は8月末に通信が断絶し、予定より1年以上早くミッションが終わってしまったが、その前に貴重なデータを地球に送り届けることに成功していた。

水分子の発見につながるデータは、チャンドラヤーン1号に搭載されている月面鉱物マッピング装置「M3」によって得られた。同装置のチームがデータの分析を行ったところ、近赤外線スペクトルに見られた吸収線が、水の分子による吸収のパターンと一致していたのである。水分子(H2O)は、2つの水素原子と1つの酸素原子でできている。M3のデータからは、水素原子と酸素原子1つずつからなる水酸基(HO)も見つかった。

米・ブラウン大学の主任研究員Carle Pieters氏は「月面で水が発見されたと言っても、話題になっているのは湖や海、いやそれどころか水たまりでさえありません。月の表面から数mmの岩石やちりに混ざっている水の分子や水酸基です」と説明している。

水分子は、月面上で日の当たるさまざまな場所で発見され、緯度が高い場所ほど量が多いことも示された。なお、1999年に月をフライバイした土星探査機カッシーニの可視光・赤外マッピング分光器(VIMS)の観測データも水の分子や水酸基の存在を示唆していたが、これまで発表されていなかった。

アメリカ地質調査所の研究者でVIMSとM3の両方のチームに所属するRoger Clark氏は、「両機器のデータは、ほぼ一致します。存在量は正確にはわかっていませんが、含有量は1000ppmほどと思われ、月の表層1tから約900gの水が得られるはずです」と話している。

このほか、2009年6月に月へ接近通過した彗星探査機Epoxiによる観測も、今回の発見を裏付けた。

今回の発見により、月の水の起源や鉱物への影響が新たな疑問として浮上した。謎を解明するべく、今後も何年にもわたって研究と議論が続きそうだ。

アストロアーツ - 「月面に水分子を発見」 2009/10/01

尚、水分子やヒドロキシル基の起源について、「テイラー氏の研究チームは、太陽風で運ばれてきた水素イオンが、月面に存在する酸素を豊富に含んだ鉱物やガラスに衝突して作られると考えている。「月面で待ち構える酸素に水素イオンが出会って見事に結ばれるというわけだ」とテイラー氏は話す。 」とのこと。

普段の生活で意識されることはないが太陽はさまざまな「もの」を放出している。
  • 電磁波

  • 太陽の中心核で起きている熱核融合によって発生する電磁波は主にγ線(ガンマ線)だ。それが太陽の表面に到達して放出されるまで、太陽内の物質と相互作用を起こし、様々な電磁波に変換される。可視光ももちろん強力だが、赤外線、紫外線も発している。太陽フレアが起きると大量のX線、γ線が放出される。
  • 荷電粒子

  • 太陽フレアでは特に大量の高エネルギーの荷電粒子が放出されている。
  • 太陽風

  • 太陽からはプラズマが常に噴き出している。高温で電離したガスみたいなもんだね。主成分は水素とかヘリウムとか。
  • ニュートリノ

  • 太陽の中心核ではその熱核融合によってニュートリノがわずかに発生している。ニュートリノはほかの物質とほとんど相互作用を起こさないので、太陽から発せられるニュートリノが太陽の研究にとってかなり重要なものとなる。
こういった「もの」は人体、てゆーか生命にとって有害な面が強いけど、地磁気と大気によって守られている地球では大丈夫。逆に磁場も大気もほとんどない月の場合だと、月面では太陽からのこれらの贈り物が強烈に叩きつけられる状況となる。そりゃ水分子くらいできるんじゃねーの?  
Posted by dead_moon_rising at 01:13Comments(0)TrackBack(0) 445 太陽系 

October 05, 2009

浦和レッズ×ジェフ千葉 2009.09.03. 地面が震えて砕けた、空の太陽が落ちる、僕の手にひらりと。

[関連エントリ]

地面が震えて砕けた 空の太陽が落ちる 僕の手にひらりと


Perfume - "エレクトロ・ワールド"

20091003-04「試合前」

では前回のエントリの補遺を箇条書きで書く。
  • 今後、忘れないために埼玉スタジアム2002までのアクセスとアウェーゴール裏の概要を書いておく。最寄駅は南北線から直通している埼玉高速鉄道のどん詰まり、浦和美園駅。JR武蔵野線の東川口か、京浜東北線の王子駅からの南北線への乗り換えで侵入できる。

  • 浦和美園駅から埼玉スタジアムまでは1.2km くらいの距離。シャトルバスもある模様。徒歩で大体20分くらい。

    20091003-01「浦和美園駅からサイスタを眺める」

  • 途中でコンビニはないっぽいけど、飲料自販機はある。あと大量のレッズサポという、大きな販売機会があるため行く途中で出店が並んでいる。そこで食事を買うことが可能。値段は一般的な他のスタジアムの食事よりも控え目だと思う。

    20091003-02「半分くらい歩いた」

  • 埼玉スタジアム内はペットボトルの持ち込みが可能。アウェイゴール裏はサーティーワンのアイスクリームが販売されているのが新鮮。席はゴール裏のほんの一角なので縦に細長い形になる。ここ数年のジェフ戦でエリアが若干拡張されている気がしなくもない。あと毎年、メインスタンド側にも黄色い服を着た若干いるけど、赤い服を着た人たちに360度完全に囲まれる形になるため、気の弱い人にはあまりお勧めしない。

  • アウェイゴール裏に屋根はない。雨が降ったら濡れることになる。あと時々生卵も降ってくることがある。

  • レッズサポは相変わらずの大音量でコールを続けていました。

    20091003-05「レッズゴール裏」

  • 選手紹介では阿部ちゃん Judas Iscariot No.22 にジェフサポがブーイング。彼女さんは「ジェフサポってしつこいよね」とすごく嬉しそう。この試合でも阿部ちゃん Judas Iscariot No.22 は両チーム合わせて最もフットボールを分かっている感じで、正直邪魔だった。ディフェンシヴなポジションは左右のSB(サイドバック)もCB(センターバック)もボランチもできるくらいにディフェンスのセンスがあり、ヘディングが強く、フィジカルも強い。スタミナがあって戦術眼に優れ、フィードは正確。攻め上がり時の効果が抜群で、FK の精度も高い。そして何よりも約4億円というとんでもない金額で売れた。現在レッズで置かれている状況も含めて便利屋って感じが少なくないけど、化物だよ。モンスター級の便利屋だ。

  • 俺の隣の席にいた女性たち。審判のジャッジに声を荒げるのは自由だが、もう少しルールを学んでくれないだろうか。オブストラクションっていう反則を覚えたほうが良いぞ。あとPK の場合、主審はペナルティエリアのスポットを指すんだ。また両足を地面から上げたスライディングはほぼ100%ファウルを取られる。君たちが主審に公平性を求めるように、君たちも公平性を学んだ方が良い。いちいちジェフの選手たちのファウルに際して主審に対して怒りをぶつけるなんて、感情の発露の無駄遣いだ。

  • 俺は試合前から必死に叫んでいた。コールを続けていた。試合が終わったら日がほとんど暮れている。俺も彼女さんも「ミラー監督の方が良かったよね」と傍観者の利己主義的な会話を続けながら、秋の夕闇の道を浦和美園駅まで歩いて帰った。

  • 俺の座席の前の列では試合結果を受けて泣いている女性が数名いた。例えば自分の頭に銃口突きつけられて殺意が引き金を引こうとしている時に泣くか?普通は最期まで必死にあがくだろ。泣くのはまだ早い。まだ早過ぎる。とは言え、そろそろマスコミもご臨終を伝える調子になってきた。

    千葉12試合勝利なしで残留厳しく/J1

    千葉が逆転負けした。前半7分、カウンターからMF深井正樹の右足ボレーで先制したが、3分後に直接FKを決められた。後半33分と40分にも得点を入れられ、連敗を喫した。12試合勝ちなしの17位で、残留ラインの15位山形とは勝ち点差が8に開いた。今季残りは6試合で残留は厳しくなったが、深井は「厳しい状況は前から変わらない。開き直って1つでも勝って流れを引き寄せたい」と話した。

    ニッカンスポーツ - 「千葉12試合勝利なしで残留厳しく/J1」 2009/10/03

  • 絶滅っていうのは何も1日で起きることじゃない。ゆっくりと着実に環境に耐えられなくなって、静かに消えていくんだ。

  • 10月04日の日曜日、新クラブハウスの竣工式だったみたい。

    千葉クラブハウス竣工式に川淵氏ら100人

    千葉が4日、千葉市内に建設した新しいクラブハウス「ユナイテッド・パーク」の竣工(しゅんこう)式典を行った。日本サッカー協会の川淵三郎名誉会長、熊谷俊人・千葉市長ら100人が出席した。敷地面積2万5000平方メートルで、天然芝のピッチ2面、オフィシャルショップやサポーターが練習を見学できるスペースも確保した。三木博計社長は「残念ながらトップチームの成績がよくない。悲観的ではあるけれど、絶望的ではない。最後の最後までしっかり戦う」と話した。。

    ニッカンスポーツ - 「千葉クラブハウス竣工式に川淵氏ら100人」 2009/10/04

  • 今は2009年10月05日00時24分。公式サイト上に監督人事の発表はない。ということはこのまま江尻監督と心中する決意をクラブが固めているってことかな。仕方がない。俺はネジを巻きなおそう。ネジ穴を壊すぐらいに。

  • もう終わりだって思うのは、全てが決まってからにしよう。あと6試合、闘う場は残っている。

  • WIN BY ALL!

20091003-07「サイスタの夜」
  
Posted by dead_moon_rising at 00:34Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 

October 04, 2009

浦和レッズ×ジェフ千葉 2009.09.03. 誰だっていつかは死んでしまうでしょ、だったらその前に私の一番硬くて尖った部分をぶつけて死ぬわ。

"see new world"と「死ぬわ」をかけているとは素敵すぎるぜ。

誰だっていつかは死んでしまうでしょ
だったらその前にわたしの
一番硬くてとがった部分を
ぶつけて see new world


Perfume - "edge"

20091003-03「サイスタ前」

ということで2009年J1-第28節 10月03日(土曜)15:34 K.O. 浦和レッズ×ジェフ千葉@埼玉スタジアム2002です。ジェフのスタメンはGKが岡本。DFは右SB(サイドバック)が坂本、左SBが青木良太。CBは右に池田昇平、左に福元の4バック。ボランチは右に工藤浩平、左に下村東美、右SH(サイドハーフ)に深井、左SHに谷澤。トップ下にミシェウ、1トップに巻。フォーメイションは4-2-3-1(4-4-1-1)。対する浦和レッズも4-4-1-1のフォーメイションかな。エジミウソンが1トップに張っていた。

前半開始からレッズが攻勢に入る。簡単に言えば、ボールをアウトサイドに入れてジェフのSBを外側に誘い出してから、SBとCBに間に選手を走り込ませてそこにボールを出す攻撃。元々ジェフのSH、谷澤と深井は攻撃的な選手であって守備が強いわけでもなく、チーム戦術として速い戻りや守備を要求されているわけでもない。その上、立ち上がりは工藤と下村のボランチコンビがそのスペースを埋めるタイミングがワンテンポ遅く、レッズに比較的自由にSBとCBの間のゾーンにボールを通されていた。

しかし前半07分、意外とあっさりジェフが先制する。高い位置で工藤がボールを奪い、手数をかけずに一気に縦へ。巻にクロスが入って、巻は同じ高さまで上がってきた谷澤に向けてヘディングで横に落とす。谷澤のボレーシュートはレッズDF 坪井のブロックで空振りとなったけど、セカンドボールを素早く深井が拾って珍しく右足でシュートした。

0-1!

幸運の前触れかもしれない。立ち上がりからジェフはレッズに対して高い位置で奪ってのショートカウンターを狙っていた。このことは江尻監督も言及している。

江尻監督の試合後のコメント

「得点の場面は、スカウティングどおりの形で点が取れた。」

(中略)

Q:得点できたのはスカウティング通りということだが、具体的には?
「前に人をかける分、当然レッズと対戦するチームはそこを狙っていく。何試合かを見ても、そういう形になっていた。レッズはホームで、このたくさんのサポーターの前でいいゲームをする、お客さんを喜ばせるというのがプロフェッショナルなところだと思うが、我々は逆にそういう心理も含めて、そこで点を取る形はできたが、そのあとの何度かのチャンスで精度が悪く、シュートまでいかずに終わったしまったというのが課題です」

J's GOAL - 「【J1:第28節 浦和 vs 千葉】江尻篤彦監督(千葉)記者会見コメント(09.10.03)」 2009/10/03

あまり言いたくないんだが、レッズがホームだろうがアウェイだろうが、その他のクラブもホームだろうがアウェイだろうが、ジェフという順位がかなり低い、弱いチーム相手には主導権を握ろうとしてくるし、ジェフは逆にその攻勢をカウンターで突くしか現段階では手がないのではないか。去年から、ジェフが主導権を握って数をかけて攻めて、それで勝った試合があるのだろうか。いや、ない(反語)。それでも先制点は嬉しいし、ここからはレッズが少なくとも1点は取らないといけない状況下で攻勢に出て、そこをジェフがカウンターを仕掛けていけば良いのではないか、と思った。しかしそんな俺の楽観的予想はあっさりと覆される。前半08分、ジェフのゴールから試合が再開され、それまではレッズのDFラインの前でステイしていたボランチの阿部ちゃん Judas Iscariot No.22 がスペースを突いて一気に前に出てくる。阿部ちゃんはジェフのペナのすぐ外、中央でワンツーをかまし、ペナの中に一気に入ろうとしてきた。ゾーン的に誰も阿部ちゃん Judas Iscariot No.22 のマークに行っていなかったため、そのままだとGKの岡本と1対1にされてしまう場面で深井がスライディングで阿部ちゃん Judas Iscariot No.22 を何とか止めた。これで深井に対してイエローカードが提示される。更には阿部ちゃん Judas Iscariot No.22 がニア側にとんでもないFK を決めてしまった。

1-1・・・。

FK の地点はジェフの側から見てペナの外、中央からやや左側、20m〜22m くらい。直接狙うには近過ぎて逆に難しい位置。しかも右利きの阿部ちゃん Judas Iscariot No.22 にとってファーポストはアウトサイドで蹴らない限り、カーブをかけて巻いて狙うことはできない。とすると、弾速の遅いボールでニア側へちょこんと蹴ってくるのではないか。阿部ちゃん Judas Iscariot No.22 の助走スタート位置がゴールに対して垂直に蹴る形になっていて、それもニア側に蹴ってくることを意味していた。対するジェフのGK、岡本は一応セオリー通りにニアに壁を作り、ファー側に立っていたのだが、俺には半歩〜一歩だけポジションがファー側に寄り過ぎに見えた。これらの理由から俺は阿部ちゃん Judas Iscariot No.22 がFK を蹴る前から発狂しそうだった。

さて、これで前半10分にジェフは追いつかれてしまった。想定外だし、レッズとしてはかなり楽になったのではないだろうか。ただこの後はジェフが健闘する。立ち上がりからレッズが狙っていたジェフのSB とCB の間のスペースはボランチ2人が埋めるようになったし、レッズが1トップ気味なことも幸いして、CB がうまくスライドして守っていた。逆にジェフは奪ってからの縦に速い攻撃を徹底していた。前半、福元から左サイドに走る谷澤への見事なフィード〜切り返した谷澤からの右足の完璧なクロス〜巻のヘディングシュートは惜しくもバー直撃。こうして前半のジェフははがっちりとレッズに喰らいついていったし、チャンス自体も互角だったと思う。ただ後半になるとレッズが勝つためにFWを出して2トップにしてくるだろうこと、運動量が落ちてスペースが生まれてくるとジェフはどうなるのかが心配だった。

後半開始。 レッズは梅崎司を下げて田中達也を入れてきた。恐れていたことだけどこれは想定されていたことでもある。結果的にいえば、スピードがあってドリブルがうまい田中達也が入ったことでジェフのDFラインは下がってしまった。そしてレッズに押し込まれる。岡本の奇跡的なセーヴィングが続き、青木良太が必死にゴール前からスライディングでボールをかき出すシーンもあった。どう考えても劣勢だ。

この劣勢に際して江尻監督は交代枠を使って修正しようとした。後半16分、ミシェウに代えて中後を投入。工藤浩平が一列前に上がる感じ。だが俺には解せなかった。攻撃時にジェフで一番効いていた存在であったミシェウを下げることで、レッズの攻勢は更に増すだろう。どう考えても守備を固めるには時間が早過ぎる。案の定、ジェフはカウンター時でも全く前に出ることができなくなってしまったし、最も危険な男、田中マルクス闘莉王が前線に上がってくる頻度が増える。ミラー監督時代にお馴染みだった「引きこもっているつもりはないんですが前に出ることができません」という感じ。後半23分には深井に代えて太田が投入された。どうも深井は試合前に怪我をしてしまったらしい。

江尻監督の試合後のコメント

Q:深井と工藤を交代した意図は?
「深井はウォーミングアップのときに右ももの前を傷めてしまって、いけるところまでという、実はそういう状態だった。皆さんも『なんで代えたんだ?』というものがあったと思うが、本当は僕も長く使いたかったが、どうしても代えなければいけないという、苦渋の選択になってしまった。

(中略)

正直言うと、深井のケガというのは試合を分けてしまった部分にもつながるのかもしれない」

J's GOAL - 「【J1:第28節 浦和 vs 千葉】江尻篤彦監督(千葉)記者会見コメント(09.10.03)」 2009/10/03

色々と足りないところもあるが、今シーズンのジェフで最もゴールが期待できるのは深井だ。その深井がいなくなったのは痛い。ただ、俺は三ツ沢でのマリノス戦の太田によるカウンター攻撃の良い印象もあったのでそこに期待した。しかし試合内容はジェフが押されているまま。レッズはもはやジェフの攻撃に危険性は低いと判断したらしく、後半31分にはボランチの鈴木啓太を削って高原を投入してきた。ここに来て高原かよ。後半33分、DFの連係ミスからCK を取られ、そのCK もディフェンスの連係ミス(巻はあそこでダイヴィングクリアを試みるなよ)からエジミウソンに押し込まれて失点した。

2-1・・・。

後半35分、工藤浩平に代えてネット・バイアーノ(以下ネト)が投入された。ここから試合終了までネトは全く活躍しなかった、というかボールすら入らなかったけどね。それを言うなら太田も同じだけどさ。後半36分、レッズはFWの原口元気を下げてディフェンスの堀之内を入れた。フォルカー・フィンケ監督の意図は守備固めだろう。以前も堀之内を守備固めのために投入すると語っていた記憶があるし。

しかしジェフの選手たちの運動量の低下はどうしようもないものがあった。当たり前のことなんだけど、試合開始からフルパワーで闘って90分間その体力がもつわけはない。とすると例えばボールを奪った時に攻め急がないでキープするとか色々と緩急をつけないといけないと思うんだけど、そういった判断力のあるプレイができるミシェウやアレックスがいないとどうしようもないな。

フィンケ監督の試合後のコメント

「最後になるが、千葉は最初の60分間、非常に運動量豊富なプレーを見せていた。実際に私たちは危険な状況になっていたし、彼らは運動量という意味では優れたところを見せていたが、いつかは運動量をキープできなくなると思っていた。特に試合の終盤になって運動量が落ちたことで、私たちは相手のペナルティエリアの周辺でたくさんのパスを回し、得点チャンスを生み出すことができた。最終的には今日の勝利は妥当だと言えるだろう。」

J's GOAL - 「【J1:第28節 浦和 vs 千葉】フォルカーフィンケ監督(浦和)記者会見コメント(09.10.03)」 2009/10/03

後半40分、ジェフは右サイドを完全に崩され、逆サイドにパスを出され上がってきた右SBの高橋峻希にゴールを決められた。ジェフにはもう2点を取って追いつく余力なんてなさそうだったのでここでほぼチェックメイト。

3-1・・・。

フットボールって残酷だよな。ここからロスタイム04分間を入れた09分間、ジェフは必死に闘っていたのだが、全くチャンスを作ることはできなかった。こうして試合は終了した。

3-1

一介のサポーターである俺が言っても仕方のないことだが、あの時点でミシェウを下げた采配は俺は理解できないです。もし下げるにしてもミシェウを下げてネトを入れるべきだっただろう。相手チームのDFラインに脅威を与えなければ攻勢を喰らい、結果的に守備が苦しくなる。前節の試合で、俺はフットボールは前線を増やせば攻撃がうまくいくわけじゃないという意味で、「サッカーは前線を増やせば良いってわけじゃない」とエントリに書いた。逆にディフェンスの選手を増やせば守備がうまくいくわけでもないのだ。サッカーって面白いスポーツだよな。レッズの決定力の問題についてフィンケ監督は試合後のコメントでこう語っている。俺は全面的に同意だ。38,634人の観客の皆さん、お疲れさまでした。

フィンケ監督の試合後のコメント

Q:チャンスを決め切ることができないことの大きな要因は?
「サッカーというのは、すべて論理的に説明できるものではないし、数学でもない。だからこそ、サッカーというのは感情的に興味深い、とても素晴らしい競技なのではないだろうか。高原をピッチに送り出してから23秒で相手のGKと一対一の状況になって、ゴールを決めることができたはずだが、決めることができなかった。このようなことについて、様々な方が試合の後の夜に、何度も何度も『なぜ高原はあの状況でゴールを決めることができなかったんだ』とディベートすることができると思う。ついでに一緒に仲良くビールでも飲みながら、『なぜゴールを決めることができなかったんだ』、そして次のもう一杯またビールを飲もうと。このような形でひとつのことについて、延々と語り合うことができるのがこの競技の素晴らしいところ。このことに関してはいくら話をしても、最終的な答えはなかなか出てこないと思うが、これがこの競技の素晴らしいところです」

J's GOAL - 「【J1:第28節 浦和 vs 千葉】フォルカーフィンケ監督(浦和)記者会見コメント(09.10.03)」 2009/10/03

20091003-06「試合終了」


[関連エントリ]
  
Posted by dead_moon_rising at 16:36Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 

October 03, 2009

環境の急激な変化は進化の大きな原動力となるだろう

あるいは選択圧に負けて絶滅するか

10月に入ってジェフをめぐる環境は変化しつつある。一つ目は会社名の変更。

法人名の変更について

ジェフユナイテッド市原・千葉では、1991年(平成3年)6月の会社設立以来、「株式会社東日本ジェイアール古河サッカークラブ」の法人名にて活動してまいりました。この度、新練習場「UNITED Park」の竣工、使用開始に合わせて、「ジェフユナイテッド株式会社」に法人名を変更いたします。

【三木博計 代表取締役社長 コメント】

クラブでは、2003年より2010年を目指して、『魅力あるクラブづくり』、『地域とともに歩むクラブ』、『自主自立の経営』を3つの柱とした、クラブビジョン 〜魅力あるクラブづくり・地域とともに歩むクラブ〜 を掲げ、活動してまいりました。2010年を目前に控え、次なる時代のステージとなる新練習場「UNITED Park」の竣工に合わせ、新たな法人名で、新たなスタートを切りたいと考えております。チーム名「ジェフユナイテッド市原・千葉」・呼称「ジェフユナイテッド千葉」と統一感のある法人名に変更し、よりサポーターと地域の皆さまに愛されるクラブとしての発展を目指してまいります。

【変更内容】
現法人名
株式会社東日本ジェイアール古河サッカークラブ

<英語表記>
JR EAST FURUKAWA FOOTBALL CLUB CORPORATION

新法人名
ジェフユナイテッド株式会社

<英語表記>
JEF UNITED CORPORATION

【変更時期】
2009年(平成21年)10月1日

ジェフユナイテッド市原・千葉 - 「法人名の変更について」 2009/10/01

クラブ名称と同じになったということは素直に喜ばしいことだが、親会社2社はそれで良いのだろうか、と思った。次の環境変化は上の社長のコメントにもある通り新練習場・新クラブハウス、"UNITED Park"のオープン。グランドオープンは10月09日とのこと。

UNITED Park オープニング記念イベント開催について

いつもジェフユナイテッド市原・千葉を応援いただき誠にありがとうございます。10月9日(金)にジェフユナイテッド市原・千葉の新練習場である UNITED Park(千葉県千葉市中央区川崎町1-38)がグランドオープンするのに伴い、オフィシャルパートナーである東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)の協力を得て、下記のとおりUNITED Parkオープニング記念イベントを開催いたします。

(以下略)

ジェフユナイテッド市原・千葉 - 「UNITED Park オープニング記念イベント開催について」 2009/10/01

昨年、着工された新練習場・新クラブハウスをフクアリから見て、「あれがオープンするまで絶対にこのチームは降格しちゃダメだ」と思った。その思いは達せられたが、オープンしたからって降格しちゃダメ。そして以前のエントリで取り上げた粛清人事ネタも発表された。

[関連エントリ]

神戸清雄 強化アドバイザーとの契約について

ジェフユナイテッド市原・千葉では、10月1日付にて神戸清雄氏と強化アドバイザー(非常勤)の契約を結びましたので、お知らせいたします。

ジェフユナイテッド市原・千葉 - 「神戸清雄 強化アドバイザーとの契約について」 2009/10/02

あれ?強化アドバイザーって役職名からしてチーム部門のトップじゃなくね?しかも非常勤?そして昼田SMはクラブを既に離れたのだろうか?昼田氏の日本人選手の獲得網はそれなりに機能していたように思うけど、それがコストエフェクティヴだったかどうかは外部からは分からないので何とも言えない。てゆーか神戸氏はS級ライセンス持っているし、以前、臨時に指揮を採ったこともあるし、現在の監督がマジでうまくいかないと分かった時にはまた監督代行をしてもらう準備をクラブ側がしたってことかな。尚、既に現在の監督では限界が見えている気がしなくもない。

お次は先方の都合(ACL等)で日程が決定しきれていなかった川崎フロンターレ戦。11/08に決まりました。川崎がACLを勝ち進むと、中3日の12月開催もありえただけに余裕のある日程になってくれてよかった。

2009Jリーグ J1リーグ戦 第31節 開催日決定のお知らせ

ジェフユナイテッド市原・千葉では、AFCチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦の結果を受け、2009Jリーグ J1リーグ戦 第31節の日程およびキックオフ時刻が下記の通り決定となりましたのでお知らせいたします。

【 2009Jリーグ J1リーグ戦 第31節 日程 決定 】
開催日  11/8 (日)
キックオフ  15:00
対戦カード  川崎F vs 千葉
試合会場  等々力
TV放送  スカパースカチャン/e2スカチャン

ジェフユナイテッド市原・千葉 - 「2009Jリーグ J1リーグ戦 第31節 開催日決定のお知らせ」 2009/10/01

さて、明日は浦和レッズ戦@さいスタ。あそこって開場がキックオフ3時間前だっけ?結構早く出発しないといかんな。尚、HUB千葉富士見店で試合の放映特別営業があるとのこと。スタジアムに来れないジェフサポは是非。

HUB千葉富士見店 10.3浦和レッズ戦放映 特別営業実施のお知らせ

ジェフユナイテッド市原・千葉では、アシストスポンサーであるHUB千葉富士見店が10月3日(土)に開催されますJリーグ28節浦和レッズvsジェフユナイテッド市原・千葉(埼玉スタジアム 15:30キックオフ)の放映特別営業を、下記の通り実施することになりましたのでお知らせします。埼玉スタジアムに応援に行けない皆様、ご自宅でスカパー!観戦のできない皆様、HUB千葉富士見店からジェフの選手に声援を送りましょう。

ジェフユナイテッド市原・千葉 - 「HUB千葉富士見店 10.3浦和レッズ戦放映 特別営業実施のお知らせ」 2009/10/03
  
Posted by dead_moon_rising at 00:12Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009 

October 02, 2009

In Flames - "Delight And Angers" [PV]

Nuclear Blast Europe より、In Flames のPV です。シンプルにライヴ映像を流用しているだけだが、メタルのPV って結局はライヴ映像が一番かっこいいと思う。



この曲は大好きだが実は曲の展開に不満がある。2ndコーラス(2番目のサビ)からブレイク(ギターソロの前)のメロディ、"Chasing leftovers, 〜"の部分が俺にとっては最高なだけに、最後の3rdコーラスの後もそれを繰り返して欲しかったと思っている。

In Flames - "Delight And Angers"
(対訳:俺)


Everyday takes figuring out how to live,
Sometimes it feels like a mistake,
Sometimes it's a winner's parade,
Delight and angers,
I guess that's the way it's supposed to be,
毎日、どうやって生きるかを考えさせられる
時々、それは間違っているように思える
時々、それは勝者のパレードだ
喜びと怒り
人生はそういうものだって考えている

Please heal me, I can't sleep
Thought I was unbreakable, but this is killing me
Call me, everything, make me feel unbreakable,
Lie and set me free
頼むから俺を癒してくれないか、眠れないんだ
俺は無敵だと思っていたけど、これは俺にはひど過ぎる
何とでも呼んでくれ、俺を無敵だと思わせてくれ
嘘で俺を開放してくれ

I feel the fear takes hold
Afraid this hell I create is my own
Calm my franticness, I can't take it anymore,
This used to be my own world,
But now I've lost control
恐怖に自分が捕まった気がする
自分で作った地獄が自分自身ってことが怖い
俺の興奮を静めてくれないか、これ以上は耐えられそうにない
これまでは俺だけの世界だったのに、
今は俺にはどうすることもできないんだ

Please heal me, I can't sleep
Thought I was unbreakable, but this is killing me
Call me, everything, make me feel unbreakable,
Lie and set me free
頼むから俺を癒してくれないか、眠れないんだ
俺は無敵だと思っていたけど、これは俺にはひど過ぎる
何とでも呼んでくれ、俺を無敵だと思わせてくれ
嘘で俺を開放してくれ

Chasing leftovers,
Under the fading sun,
Searching for shelter,
I feel my time has come
沈んでいく太陽の下で
残り物を追い求めいる
避難場所を探している
俺は自分の番が来たことを感じている

Please heal me, I can't sleep
Thought I was unbreakable, but this is killing me
Call me, everything, make me feel unbreakable,
Lie and set me free
頼むから俺を癒してくれないか、眠れないんだ
俺は無敵だと思っていたけど、これは俺にはひど過ぎる
何とでも呼んでくれ、俺を無敵だと思わせてくれ
嘘で俺を開放してくれ
  
Posted by dead_moon_rising at 01:27Comments(0)TrackBack(0) In Flames 

October 01, 2009

ジェフ千葉×モンテディオ山形 2009.09.26. 破滅へと向かって激走中

[関連エントリ]

20090926-04「死守死守玉砕!」

前のエントリの補遺をいつものように箇条書きで書いておく。
  • 俺と彼女さんは久しぶりに一般開場前にフクアリに着いた。蘇我駅を出て歩いていたら途中でセブンイレブンの制服を来た人たちがビラを配っていた。実はGLOBOのセブンイレブンが閉店してしまったらしい。GLOBOの一番蘇我駅側のショップも閉店してしまったらしいし。新練習場/新クラブハウスオープンまで維持できれば状況が変わったかもしれないけど、結構厳しいんだな。

    20090926-01「セブンイレブン閉店」

  • てゆーか蘇我駅からフクアリに向かう通り、2005年のフクアリ移転時から比べてかなり飲食店が少なくなってるよね。フクアリが建てられるきっかけとなったJFEの工場移転が、蘇我駅南口の小売業、飲食業の産業基盤を根こそぎ破壊することに繋がったんだろうな。フクアリがオープンしてしばらくは蘇我駅周辺のの商店の出店が出たり、試合開催日に車両通行止めにして出店を開くなどの振興策をやっていたけど、それも売り上げのテコ入れにならなかったのだろう。あそこらは住宅街だけど、近くにアリオがあるしね。

  • フクアリ前には黄色いウジムシピカチューがいた。

    9・26 モンテディオ山形戦 フクダ電子アリーナにピカチュウがやってくる!

    ジェフユナイテッド市原・千葉では、9月26日(土)に開催されますJリーグディビジョン1第27節 vsモンテディオ山形戦(ホームタウン市原デー)において、ニンテンドーDSソフト、「ポケットモンスター ハートゴールド」&「ポケットモンスター ソウルシルバー」の発売(9月12日)を記念して、ポケットモンスターのピカチュウがフクダ電子アリーナに登場し、以下の通りイベントを実施します。

    (以下略)

    ジェフユナイテッド市原・千葉 - 「9・26 モンテディオ山形戦 フクダ電子アリーナにピカチュウがやってくる!」 2009/09/25

    完全スルーする俺を横目に何かしたそうな彼女さんだった。

    20090926-02「黄色いウジムシ」

  • 試合前は久しぶりにアメグレ斉唱。歌っていないとキーが高くて辛い。ゴール裏スタンドの前にはクラブスタッフが出てきて、ゴール裏から垂らされたタスキを握っていた。"WIN BY ALL!"を死ぬほど叫んだし、あっこちゃんだってタオマフを死ぬほど振り回したけど勝てなかった。

    20090926-05「スタッフも襷を握る」

  • いくら人が座っていないからって前の席の背もたれに足を乗せるのは感じ悪いぜ。どんなに可愛い女の子でもな。「感じ悪い」って言われてキレるのは勝手だけど、あいにく俺は絶対的な平等主義者でイデオロギー的に暴力を容認しているんだ。
    Welcome to defiance.

  • あとさ、試合終わったら自分が出したゴミぐらい自分でゴミ箱に持っていけ。俺はマナーの観点で言っているんじゃない。アウェイならゴミを散らかして帰っても構わないと思っている。だけど自分たちのホームではゴミを散らかすな。敵を憎み、味方を慈しめ。黄色いユニを着てゴミを捨てずに帰宅する裏切り者どもを見ると腹が立つ。裏切り者のユダは腹かっさばかれて内臓を垂らしながら首を吊るされるって相場が決まっているんだぜ。

  • この試合で点が取れなかった深井はボーズにしたらしい。

    点取れなくて…深井が気合の丸刈り

    千葉のFW深井が、丸刈りで練習に登場した。山形戦に1―2で敗れて11戦勝ちなしとなった翌日の27日に「自分と嫁で半分ずつ」刈ったそうで「(山形戦の前に)次に点が取れなかったらやると皆に言っていた。取れると思ったんですけど…」とつるりとした頭をなでた。

    チームでは7月から福元、櫛野、工藤、岡本と徐々に丸刈り頭が増殖中。気合の入った頭で勝ち星も増やせるかどうか。

    スポニチ - 「点取れなくて…深井が気合の丸刈り」 2009/09/30

    深井が丸刈りなら他にも丸刈りにしなければいけない選手がいる気がするけど、その心意気が良い方向に繋がればな、と思う。あと、アレックス、エド、ネト、ミシェウの外国人4人は既に丸刈りみたいなものだな(笑)。以前、ある理容室に行ったら、ミシェウが来て髪を「5mm短くしてくれ」と来店したという話を聞いたような気がしたけど。そんなことより、この記事で一番びびったのは「11戦勝ちなし」って部分だ。そんなになるのか。シーズンの1/3ですね。昨年はシーズン最初の1/3の11試合勝ちなしだったけれども、今年も同じですね。こりゃ落ちるんじゃないか?(←他人事)

  • まあ、俺はあきらめてないよ。選手たちもあきらめていないだろうし。俺は「一度降格してリセットするべき」なんて意見には同意しかねる。今日逃げた奴は明日も逃げるだろうし、今をあきらめた奴が次を期待しても何も始まらないからな。

  • ところで公式の新着ニュースで「ジェフユナイテッド市原・千葉 ピラティス教室 開催」というタイトルを見ただけで誰が講師に来るのか分かってしまった(笑)。尾上康代さん(深井康代さんの旧姓)って名前は知らなかったけど、GOOGLEで画像を検索したら俺ですら昔(高校生の頃?)、TVで見たことあったぜ。ブログをざっと見たら料理作成能力が相当に高そうで、ピラティスのインストラクターで、写真集すら出したことのある元レースクイーンってどれだけハイスペックなのだろうか。深井よりも身長も年齢も上らしいし。尚、ピラティス教室は既に申し込みが定員に達してしまったとのこと。

    ジェフユナイテッド市原・千葉 ピラティス教室 受付終了のお知らせ

    ジェフユナイテッド市原・千葉では、新練習場「ユナイテッドパーク」オープンを記念して、10月11日(日)、25日(日)に深井康代氏を講師に迎え、ピラティス体験教室を実施します。
    教室の実施に向け参加者の募集してまいりましたが、定員に達したためこの度、受付を終了させていただくことになりました。ご応募いただきありがとうございました。

    今後も皆さまに、ご参加いただける様々な催しを「ユナイテッドパーク」で実施してまいります。

    ジェフユナイテッド市原・千葉 - 「ジェフユナイテッド市原・千葉 ピラティス教室 受付終了のお知らせ」 2009/09/29

  • 以上です。
  
Posted by dead_moon_rising at 00:53Comments(0)TrackBack(0) ジェフ千葉 2009