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とはいえ強制広告はワシの力じゃどうにもならんので堪忍な

2009年02月13日

キモ試し

861 名前:774RR[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 09:59:40 ID:JByK08jP
夏、うだるような暑さが夕立ちで一気に冷めた夜、終わることのないウイイレ大会に
飽き飽きしていた俺は、キモ試しに行かないかと持ちかけた。

三連敗中の上田だけは不満げに俺の顔と画面とを見比べていたが、
他のやつらは喜んで賛同した。女連中は口ではイヤイヤ言いながらも目は輝いている。
あまり遅くなってもいけない。すぐ出かけることになり、急いで着替えて準備した。

再び駅に集合すると、雅美の姿がなかった。どうもこういうのが本気で苦手らしく、
今日は家でおとなしくしているのだそうだ。彼女もいなくなった上田はますます
不満そうだったが、格好はいちばんそれっぽい。

みなで近くの定番スポットに向かった。電車で30分ほどだが、降りるとやはり空気が違う。
気温は低いが湿度が高い。肌寒いのにむあっとした熱気を感じ、ぞくりと鳥肌が立つ。
相変わらず人は多いが、やばいところに来てしまったという腹の底の後悔の念は変わらない。

平静を装いつつ皆の顔を見ると、少しテンパった表情で俺を見ている。
そうだ、俺が言いだしっぺだった。

俺「じゃあ俺から行くから」 少し声が上ずったかもしれない。

千種「やめようよーみんなで一緒に行こうよー」 明衣子「そうだよーあたしもやっぱり怖いよー」
演技、というか演出だ。

俺「馬鹿か、それじゃキモ試しにならねーよ」

862 名前:774RR[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 10:00:02 ID:JByK08jP
杉山「よーしよく言った。骨は俺が拾ってやる」
茶化して言ったが彼女をバカ呼ばわりされて少し怒ってる。

俺「よしじゃあ行くからなー。見とけよ」 自分を鼓舞するように言い、突入する。

途端に孤独感にさいなまれる。
皮膚感覚がおかしい。 頭上にきらめくネオンが2重に見える。
なれないリュックにふらつく。 仲間の存在も感じない。
誰も助けてくれない。
いやだ。 怖い。
早く終わらせて、帰らなきゃ。

誰か、助けて。

ドンッ、と肩がぶつかり、瞬間頭が空白になる。
相手「デュクシwwwフヒwwすいませんww」
俺「オウフww大丈夫ww大丈夫ですww」

すぐさま踵を返して駆ける。

「氏ね!」「きんもーっ☆」

仲間が罵倒で迎えてくれる。安堵した俺はへたりこみそうになる脚を無理やり上げて合流する。

「次お前な」そう言って杉山にリュックと紙袋、リストバンドを渡す。
俺はバンダナもつけたが杉山は中途半端に髪が長いので後ろで一つに縛る。

杉山は「よし!」と気合を入れると、紙袋の中身を抜き、とらのあなへと消えていった。


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この記事へのコメント

1. Posted by ムズ痒いほどの名無し   2009年02月13日 15:35
>相手「デュクシwwwフヒwwすいませんww」
俺「オウフww大丈夫ww大丈夫ですww」
クソワロタwwww
2. Posted by あ   2009年02月13日 15:46
わろた
3. Posted by ムズ痒いほどの名無し   2009年02月13日 16:14
キモ試しwww
4. Posted by ムズ痒いほどの名無し   2009年02月13日 17:47
東大生が混じっとるwww
5. Posted by ムズ痒いほどのマサシ   2009年02月13日 19:34
糸色家主催のキモイ試し会場はここですか?

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こんだけ来たよ
なんか言ってるよ
スポンジスポンジ!!!
ふざけちゃってごめんね


びっくりするくらい久しぶり



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