愛するスカブミ(Dear SUKABUMI)

インドネシアの「スカブミ市」に「CV.Hikari International indonesia」という現地法人を立ち上げました。まだほとんどなじみのない「スカブミ」の街を日本の皆様にご紹介させていただきます。 CV.Hikari International indonesia → http://hikari.asia/

インドネシアジャカルタ南方80Kmに位置する「スカブミ」の街。標高600m以上の高原は、赤道直下と言えども涼しく、爽やか。人々の心も穏やかで物価も安く、とても暮らしやすい小都市です。
現地法人 → http://hikari.asia/

今回のインドネシア行きは5月を予定していたのだが、
「5月は1カ月ずっとラマダンですよ」
と現地から連絡があったので、急遽4月に変更。
しかし、これがかえってまずかった。
「なんでこの日にしたの?」
と再び現地から。
すでにフライトもホテルも予約済で支払いも済ませてしまった後で知ったのだ。
「17日が大統領選挙でインドネシア全土の学校も会社も全てお休み」
だと言うことを。

私も含めて同行者それぞれが
「この日だぁ」
とすり合わせができる日程がなかなかなく、やむなく組んだ予定だった。
日付が迫っていることもありジャカルタへの直行便はかなり高額。
と言うことでシンガポールのチャンギ国際空港での乗り継ぎ便をチョイス。

なんといってもチャンギ国際空港の評価は世界指折り、加えてシンガポール航空の評価も世界一。
価格も手ごろで「これならラッキー」と飛びついた。

往路はトランジットの時間が1時間しか無く、駆け足で乗り換えたのだが、復路は2時間を超えるゆとりがあった。
そこでじっくりとチャンギ国際空港を歩いてみたが、いやぁ・・・デカイ。
4つのターミナルごとにゲートが数十個もあり、自分が搭乗する予定のゲートを探し当てるのにも一苦労。
その上、通路がめちゃくちゃ長く、ひょっとしたらこのままマレイシアまで歩いていけるのかと思うほど。

singapore

同じターミナル内なのにスカイトレインに乗らなければゲートにたどり着けないって、いやホント、まいったまいった。
それに人も半端なく多いんだよね。

ようやくゲートにたどり着いたら同じユニフォームを着た若者が10人ほどたむろしていた。
「すみませーん、これ書く、わからない」
日本の入国カードと税関のカードの記入のし方がわからないらしい。
「君たちどこから?」。
「ヴェトナム」。
「実習生?」。
「ジッシュセイ」。

有能そうで、あたりも柔らかいヴェトナムの若者達が初めてであろうと思われる飛行機に乗って日本へ向かっている途中。
そんな彼らにほんの少しの親切をプレゼント。
これから3年間、辛いこともあるだろうが頑張ってほしいとエールを送りたい。
これからの日本は彼らのような外国人の若者に助けてもらうことになるかも知れないから。
  

次は「ファタヒラ広場」。
ドライバーのおッちゃんはなるべく歩く距離を少なくしようとしてくれているのか、目的地の駐車場の周りをぐるぐる。

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ようやくたどり着いたのがここ「ファタヒラ広場」。
「広場」って・・・この暑いのに頼むよ!。
もっとも、インドネシア人にとってはこれくらいの気温は日常・・・涼しい顔で汗一つかいていない。

この広場、オランダ統治時代の街並みを残すコタ地区にあり、インドネシアのお上りさん向け人気の歴史観光スポット・・・らしい。

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オランダ風の石造りとそれを取り巻く運河が美しく、昔は「東洋の真珠」とも呼ばれていたらしいが、日本人のおじさんにはただただ「暑い」だけ。
レンタル自転車と、自転車にセットされている帽子の蛍光色がヤケに目立つ。

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広場の周りの混雑具合もゆったり感もインドネシアらしい感じ。
当時の面影を残す大砲。そして、その向こうではウエディングドレスのデモンストレーション。

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このくそ暑いのにご苦労さん・・・と思ったら数か所に同じようなモデルがいる。
ムスリムでも結婚衣装はクリスチャン系のドレスがはやりなのだろうか?。

以前スカブミで出席した結婚式も花嫁はこのようなウエディングドレス姿だった。
どこの若者もあこがれる姿は同じなんだね。
それにしてもこの花嫁モデルはふくよか過ぎる。
もう少しスリムな方がドレスもきれいに見えるのでは?。


仕事半分遊び半分で友人2人とともにインドネシアに来て、最終日をジャカルタ市内観光に充てていた。
60代以上の高齢者3人、気は若いのだがなんとも体がついていけない。
と言うのは・・・とにかくジャカルタは暑い・・・とても暑い・・・くらくらするほど暑い。
それを見越してホテルで観光タクシーを頼んだのだが、タクシーは駐車場までなので、駐車場からは歩きとなる。
だから・・・暑い・・・1分でハンカチがビチョビチョ。
実はジャカルタはインドネシアの首都ではあるのだが、観光都市ではない。
インドネシアへの観光なら最初に浮かび上がるのがバリ島で、2番目がジョグジャカルタあたり。
ジャカルタはビジネス都市で「観光しよう」なんて物好きはまずいない。
バンコクのようなきらびやかさにも欠けているし、な~んとなく地味なのだ。
と言うことで「ジャカルタツアー」なんて発売してる日本の旅行会社はない。
そんなジャカルタを物好きにも、暑い日中に回ることになった・・・よせばいいのに。
まずはホテルに近い「モナスタワー」。

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この日は大統領選挙の直後だったせいか、何故かここに軍隊が展開していて、
 「あっちへ行け」
みたいに本物の銃で追い払われた。
とにかく暑いので斜めに最短距離を歩きたいのだが、それを許してくれない。
「アジー・・・アジー!」とほうほうの体で引き揚げた。

そして「イスティクラルモスク」

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ここはデカイし、荘厳でそこそこ見ごたえが!。
ムスリムでなくてもだれでも中に入れるので、我々もにわか作りのムスリムとなって侵入。
入り口で靴も靴下も脱いではだしにならなければいけない。
「オイオイ・・・水虫は大丈夫?」。

中は広くて天井が高く厳かで、今にもアラーの神がドーム型の天井から出てきそう。
コーランの一説が響き渡りムスリムでなくてもついつい頭を垂れる。

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インドネシアと言うと国教があってそれは「イスラム教」と誤解されがちなのだが、
実は国で定めた国教と言うのは無い・・・「信教の自由」が認められた国」なのだ。
が・・・国民の9割ほどはイスラム教徒であると言うのもまた事実。
と言うことで、「イスティクルモスク」の通りを挟んだ向かい側にはキリスト教徒の教会もある。
勿論、先日火事で燃えてしまった「ノートルダム大聖堂」ほどではないが、なかなかに荘厳。
これを人々は「カテドラル」と呼んでいる。


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と・・・ここまで所要時間1時間ほど・・・もう暑さで頭はくらくら。
年寄りにはちょっとばかりジャカルタ市内観光はきつい。
が「時期が悪い」と言う訳でなくここは一年中熱いのだから始末が悪い。

「もお・・・いいや」と顎が上がるもまだ時間はたっぷり。
さて・・・次はどこへ?。
 

インドネシアのこの時期は雨季である。
インドネシア語で「Musim hujan(ムシム ウジャン)」。
「Musim」は季節で「hujan」が雨・・・文字通り「雨の季節」。
よく「南国の雨は夕方ドカンと降って後は晴れる」と言われるが、
この時期の空はドンヨリと厚い雲に覆われて雨も一日中降る。
はっきり言って鬱陶しい季節なのである。
こんな天気が10月の終わりから3月あたりまで続くのだそうだ。

が、インドネシア人にとってうれしいこともある。
この時期は・・・ドゥリアンの季節でもあるのだ。
インドネシア人にとってこれが結構重大事なのだそうだ。
街道沿いには天井からたくさんのドゥリアンを吊り下げた屋台が並ぶ。

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概ね90,000ルピアから120,000ルピア、
日本円に換算すると550円から1,000円ほどになる。

物価が安いインドネシアでは結構高級な果物だ。

「あの匂いはちょっと!」と敬遠する日本人は少なくないし、
ほとんどのホテルでは「ドゥリアン」は持ち込み禁止になっている。
それでもインドネシア人はみな大好きらしい。

そして、「ランブータン」もこの頃が旬。
「ランブータン」とは、
髪の毛のように表面に毛が生えている果物と言う意味だそうだが、
皮をむくとライチよりも少し大きめで白い半透明の果肉が現れ、
食べてみると味もライチに似ているが少し甘さが強い。

こちらは値段は安く、大きなビニール袋にいっぱい買っても200円程度。
甘くて爽やかなこいつの匂いは強烈ではないのでホテルに持ち込んでも問題は無い。

と言うことで、今回はランブータンをたらふく食べて来た。
食べるのに夢中で画像を撮影し忘れました。

「ドゥリアン」は私もそれほど好きではない・・・が食べられないわけでもない。
でもランブータンはうまかった・・・なかなかGood!
 

ジャカルタで開催されたアジア大会の最中に、日本のバスケットボールの選手の買春疑惑が報道されて大騒ぎになった。
その場所は「ブロックM」と言って、ジャカルタの歌舞伎町とも言える夜の日本人御用達の一角。
最初にジャカルタを訪問した時にはその近くのホテルに宿泊し、ブロックMの上っ面をペロリと舐めたが、そんなに大騒ぎするほどの事なのかと不思議に思った。

今やジャカルタはバンコクと肩を並べるほどその手の人達には有名らしい。
中でも勇名をはせているのが「クラシックホテル」・・・崇高な名前のホテルなのだが、ここがなぜ?。

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と言うことで「怖いもの見たさ」も手伝って「クラシックホテル」に泊まってみた。

夜は毒々しいネオンがきらめき「さもありなん」オーラぷんぷんなのだが、朝のここはごくごく普通のホテル。

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あの夜の怪しさなどみじんも感じさせない・・・ことも無い・・・かな?。

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部屋は広々としていてそれなりに清潔なのだが、なんといってもその古さが・・・ね。
名前の通り「クラシックホテル」なのだ。

しかし、海外予約サイトで予約すればジャカルタのど真ん中と言う立地なのにツインで3千円台と超お値打ちで、勿論、大したことはないが朝食もついている。

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もっとも外国人の宿泊客はほとんど見かけなかったし、日本人に至っては多分我々だけだろう。

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それもそうだよね、これだけ「怪しい」と言われているホテルに泊まるもの好きも少ないだろう。

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何が怪しいって・・・?・・・それはネットでお調べあれ!。
しかし・・・実際にはここに泊まるメリットはないかもしれない・・・が・・・夜は・・・ね!。

これより先はここではちょっと・・・意味不明!。



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