2014年09月30日
 もう一覧を市蘭と余計な学習をした日本語変換に煩わされることはないんだな。ないんだ……。買っている作品がやたらと集中していて嬉しい悲鳴。アコヤツタヱの刊行ペースが早い気がするのは、最近作品自体を知ったせいか?
 特に10月23日の重量感がたまらん!

10月8日
9デイズ ワンダー(4)(完結) (少年チャンピオン・コミックス)

10月9日
アコヤツタヱ(3) (講談社コミックス)

10月16日
アンの世界地図 2―It’s a small world (ボニータコミックス)

10月17日
修羅の門 第弐門(14) (月刊マガジンKC)

10月20日
れすきゅーME! 4 (チャンピオンREDコミックス)

10月22日
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (7)

10月23日
ホークウッド 6 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
ヴィンランド・サガ(15) (アフタヌーンKC)
 岩永家通例の飲み会にて

孝介「なあ、さくや」
さくや「何ですか、兄さん?」
孝介「お前の学園に珍しい怪談ってないの?」
さくや「ありますよ。最近広まった怪談なんですけどね」
孝介「ふんふん」
さくや「なんでも、夜な夜な寮のトイレで「遺産……遺産……」と押し殺した切なげな声が聞こえるらしいです。噂では昔、親族に遺産を奪われた名家の令嬢がトイレで首を吊ったとか」
孝介「でも、最近広まった怪談なんだろ?」
いろは「ねえ、それって……いや、何でもない」

黄昏のシンセミア PORTABLE(通常版)


こちらは、ちょっと凝り過ぎたバージョン
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2014年09月29日
 だいたいヘンリー8世が悪い!女性でも王位を継げるのに男子をもうけることに異常にこだわって、嫁さんをとっかえひっかえ……正室でなければ王位継承者を産めない制度にも問題の一端はあるかもな。でも、けっきょく離婚された妻の娘たちが王位を継いでいるわけで、こだわりすぎた印象は拭えない。
 まぁ、ヘンリー8世の判断が愚かに思えてしまうのは、エリザベス女王という燦然たる成功例があってのことで、彼が娘の例を参考に判断することはできない。
 自分の人生をもって父親の愚かさを証明したのだとすれば、母を殺した男への見事な復讐である。個人的なことには囚われず国家のことをひたすら思って生き抜いたという話のまとめ方からは矛盾するけど。

 エリザベスの異母姉メアリも強烈に記憶に残る人物だった。恨みの矛先を最大の責任がある父親よりも、継母(と、この場合言って良いのか?)とその娘に向ける心理が興味深い。父親を否定すると血を分けた自分も否定することになって子供の心には難しかったのかなぁ。
 当時はしかたなかったのにしても、女王になってまで恨みを持続させていたことは、イングランドにとっての不幸だった。
 これでエリザベスがブラッディメアリの鏡写しで、プロテスタントがやられたように、カトリックの弾圧をやっていたらイングランドは滅んでいた気がする。
 エリザベスがまさに転換期に生まれて、新しい進路をえたイングランドの要石になった人物であったことが分かった。

 女王の寵愛をうけたはずが、常に自分の卑称さに苛まれる羽目になったレスター伯ロバートの描写に憐れみを覚えた。権力目的で近づいて行ったのではなく、好きな女が後から女王になってしまったのだから、同情する。

エリザベス女王の漫画作品といえばドラッヘンの騎士 青池保子収録の「女王陛下の憂鬱」を思い出す。

女王エリザベス (中公文庫―コミック版)
女王エリザベス (中公文庫―コミック版)
2014年09月28日
 三国志の時代と五胡十六国時代、南北朝時代を一冊にまとめた歴史漫画。おかげで三国志がかなりの早送りになっていると感じる。逆に考えれば、この本の三国志並みのボリュームで描かれている歴史にも、自分が知っている三国志並みの背景があると考えることができる。
 脚色を差し挟む暇がなかったおかげで、三国志の英雄たちがかえって実像で描かれている雰囲気があった。諸葛亮などはやったことしか描かれていない――と言いたいところだが東南の風を祈るシーンはわざわざ史実ではないと断りながら載っていたなぁ。
 あと、阿斗が出師の表を聞いても「ぽけー」としているなど、愚帝の評価を浴びている。孔明のことはかなり尊敬していたらしいから、姜維ならいざ知らず、孔明の北伐であの反応はないだろう。

 後半からは怒涛の建国ラッシュ。異民族が侵入しては次々と国を打ち立てる。そして、世代交代がほとんど出来ないうちに内部から新しい王朝が興ってしまう。
 統一したと思ったらあっという間に破滅した晋は、淮河の南に拠点を移して、わりと優雅にやっている。それもこれも呉が異民族を平定して、地ならしをしてくれていたおかげだ。
 苻堅の侵攻を退けた奇跡は、家臣が下駄の歯が折れるのも気づかないくらい踊って喜んだというエピソードと共に印象に残った。李衛公問対でも、この時代の戦いが話題になっていたなぁ。

 この時代の異民族王朝には漢化、漢民族王朝にも仏教という一歩間違えれば国が滅びる危険なテーマがちらついている。梁の武帝が仏教に入れ込んで国を滅ぼし掛けたことのバカバカしさは異常だ。寺の方も、ほどほどにしろと止めろよ……止めない寺に行っちゃうから無理か。
 一方、北魏の孝文帝は徹底的な漢化を推し進めたあげく、若くして遠征中に死亡。あとには恨みがたまった異民族による混乱が残った。
 彼らは評価する人間の立場によって、評価も異なってくるのだろうな。皇帝は歴史を書き残しそうな勢力に媚を売るべきか。そんな未来のことより今のことを考えて政治をとってほしいものだが。

集英社版・学習漫画 中国の歴史1〜中国文明のあけぼの 先史時代/殷・周・春秋・戦国時代 感想
集英社版・学習漫画 中国の歴史2〜項羽と劉邦のあらそい〜漢王朝の栄光 感想

中国の歴史〈3〉三国志と群雄の興亡―三国・魏晋南北朝時代 (集英社版・学習漫画)
中国の歴史〈3〉三国志と群雄の興亡―三国・魏晋南北朝時代 (集英社版・学習漫画)
2014年09月27日
 黄飛虎将軍はピーチ姫属性。卞吉の策略にまんまと引っかかって天然の毒ガスで気絶してしまう。四天王にも犠牲者続出。南宮カツも捕まった。そんなわけでナタたち三兄弟がいつもの尻拭いをすることになったのだ。
 潼関の限界で敵を地獄谷に引き込むために武将を討たれてしまっている。せめて地獄谷に逃げ込むまではやられない人材がいれば、もうちょっと抵抗できたのに。
 卞吉が文武両道で経験豊富な武将だったら良かったな。まぁ、多くを求めすぎか。谷と色が変わる布の研究だけでも、そうとう大変だったと思われる。まず役に立ちそうもないことを許していた死んだパパも立派だわ。

 孟津での会盟に間に合うため五関をこえた周軍は強行軍で黄土高原を突き進む。水の苦労は六十万の大軍を擁することで倍加する。あの状況で足止め攻撃を受けていれば壊滅していたんじゃないか?
 下手をすればハッティーンの轍を踏むことになる。
 しかし、十万の兵でベンチ城を守る張奎は城近くでの戦いを選択した。最初の奇襲策は呂尚に見破られたが、神速の騎兵はなかなか手強い。しかも奥さん高蘭英の金の針攻撃付きだ。石化が治るどころか、石のように動きを止められてしまう攻撃に黄飛虎と四天王もいきおいよく戦死!
 おお、黄飛虎よ、こんなところで死んでしまうとは情けない……悲劇の一族よなぁ。死んでも妲己におかしなことを言われている蘇護と蘇全忠も可哀想だった。
 臨潼関を守っていた余氏も全滅しているし、哀れな一族が多い。

 ベンチ城の騎兵を解説するシーンで六韜に依拠した戦車と騎兵と歩兵の換算が載っていた。六韜は太公望に仮託された書なのでニクい演出だ。

殷周伝説 太公望伝奇19巻感想
横山光輝作品の目次

殷周伝説―太公望伝奇 (20) (Kibo comics)
殷周伝説―太公望伝奇 (20) (Kibo comics)

2014年09月26日
 裏表紙の広告がドリフト専用オイル……どんな読者を想定しているのか、想像もつかない。懸賞にオリジナル賞品がなくなったから、アンケートが集まらなくなって、広告に訴える力が低下しているのではないかと妄想。
 まぁ、チャンピオンの裏表紙も東京モーターフェスだったけどな!

南Q久阿伝
 海坊主がすごい!津波の心配なしはいいのだが、これを説明するのに学者がどれだけ苦しんだか想像すると胸が痛い。波風が立たないので波風が立つ状況。
 世界全体にダメージを与える攻撃に対して「日本を守る」とまとめていることにズレを感じた。日本の神なのだから当然なのだけど、ご当地ヒーロー的なものがある。
 光永先生の次回作はシリウスに載ってくれるのかと思って巻末コメントをしていたら、他誌の単行本を宣伝していた……。

夜桜四重奏
 表紙の腹に執念を感じた。下はどうやって押さえているの?カラーリングと紋章がさりげなくヤバい。アニメのニュースもあって、シリウスの生命線の感がある。
 主人公の桜新町が活躍する展開はうれしい。

進撃の巨人 Before the fall
 また巨人砲撃か……投げている奴も知性をもった巨人なのであろう。出てきたばかりの壁までの距離が非常に遠い。謎の地下都市なんて、都市伝説としか思えない難易度だ。

獣の奏者
 ダミヤがすっかり「あの男」で安定。いちおう王族なんだけどなぁ。エリンたちの評価ではセイミヤには見所があるらしい。これで偏った人間だったら、完全に終わっていたわけだ。
 安全を当然と思って、傲慢になる。その心の動きにはソワソワさせられるものがある。

浜村渚の推理ノート
 主人公たちが先入観に固まっているように見えてしまって印象が悪い。彼らの意見を――感情面からでもしかたないので――補強する情報が必要だ。
 弁護士はただ腕がいいだけであってほしい。

セレスティアルクローズ
 兄妹仲良く逝ったな……天界での彼らの魂に幸あれ。
 主人公に感情移入が難しいこと、この上ない。いっそ、最初から絶対的な力で押しまくってくれたほうが良かった。

クワガタにチョップしたらタイムスリップした
 過去での絆を補強せずにはいられない病にかかった創作者は多い。何故なのだろう。
 あのキノコは現代の技術ではヤバい成分が検出できないかもしれない。

まがつき
 一夫多妻制の国ならハッピーエンドである。ここからのやりとりは蛇足と言われる。
 常識をつきつけられても、そっちへの疑問が先に出てきてしまう。我ながら創作中毒だなぁ。

マコちゃんのリップクリーム
 いやだなぁ。なみえ先生が打ち切りにされるわけないじゃないですか。なみえ先生がシリウスを打ち切ったんですよ。
 これだけ連載が続けば文句はない。後継作品が育たないことには――無理もない。これでマコトちゃんのリップクリームに改題して、話が続いたらシリウス編集部の覚悟を評価する。
 清輪くんはかなりダメだ……。

オパパゴト
 わぁ強い。そんな主人公が術策によって抵抗不能にされて――という妄想が捗る強さ。
 ミガワリメーカーバレからの話の転ばせ方が気になる。

ミガワリメーカー
 本当にいい娘さんだ。クローンでの復活も技術的には可能になっていそうなものだが、ロボット以上に倫理的な問題で忌避されているのだろう。
 でも、そのうち商売敵として現れるかも。

生徒会探偵キリカ
 最大の味方は、ラスボス。みんなで力を合わせてラスボスを倒すよりも、日影が独力で超えていく展開がみたい。しかし、キリカが活躍する余地が狭まるなぁ。いまでさえ、脇役気味なのに。

デビルサバイバー
 こんな状況でもラブコメは発生する。むしろ、こんな状況だからこそ、うるさくなっていると考えられる。
 まぁ、人外が混ざっている印象を受けた相手に異性として惹かれることはないでしょう。安心しなされ。

まじもじるるも-放課後の魔法中学生-
 魔法があるんだから、生き霊を飛ばすくらいで驚いてはいけない。他はともかく、シバキは。
 西野の話にトラウマが疼いた。

4コマBattle!!
 二本目の不自然さがグロテスク。なぜ女装に向かないレベルまで身体を鍛える?一本目のあざとさに素直に感心した。

将国のアルタイル感想はこちら


講談社コミックス感想一覧
 バルトライン帝国をむしばむザガノス将軍の毒薬は、滅びた国を復活させる奇跡の特効薬でもある。立場によって評価が変わってくる意味では農薬に近いかもしれない。
 帝国の側になった場合でも、末期医療と考えれば、薬に思えないこともない。じわじわと腐って滅びていくよりも、瑞々しい(実質的に)新しい国家を育む土壌になった方が、バルトラインの領土にいきる人間にとってはありがたい。
 うまくすれば似た起源をもつことや、トルキエ将国との関係から、独立した国家間での戦争は減らせるかもしれないし――紛争を繰り返して、トルキエに仲裁を何度も頼むようになると、本当に将国が帝国化するだろうなぁ。

 とりあえずザガノス将軍の進撃を阻むべき立場にいるルイ大臣は自室で財務大臣とイチャコラしていた……退廃しきっているなぁ。この状況でも他の大臣たちが筆頭大臣を追求して、権力を奪いに来ない点が気になる。
 ゴルドバルド帝が信頼を示してしっかり押さえているのか、ルイ大臣が裏で権力闘争に勝ち続けているのか、先行き真っ暗な帝国の権力を手に入れたいと考える有力者がいないのか。
 公爵あたりは名誉ある降伏のために地図マニアを殺しに来ても不思議はないのだけど、軍が首都に集中している間は自重しているのかもしれない。

 ルイ大臣の戦略方針は支配地がドミノ倒しで独立しても変化なく、敵が近づいてくるのを待って殴るもの。首都さえあれば滅びないというけれど、それじゃあポイニキアと同じではないか。聖ミヒャエルとポイニキアだけが帝国領土として残ったら笑うぞ。
 城壁の町(ミュール)は砦の町(ヒサール)の双子みたい。大砲以前の城らしく城壁が高いし、大砲でボコボコにされて終わるのだろうな。スーパー技術者イブラヒム総督がヒサールを移動要塞に改造して帝国内へ突撃、ミュールとヒサールの激突で勝負を決めてもいいよ。
 物語が要塞都市にはじまり要塞都市に終わるなら綺麗ではある。

 しかし、待ちきれないのが南領軍をひきいるヨハン・フレンツェン大将だ。平民出の予言者は祖国の窮状を放置することができず、南領を放棄してザガノス軍の攻撃に出る。
 じっとしておけば帝国が滅んだときに独立国の王になれるかもしれないのに、志の高いことだ。
 おかげで耳役を使いこなしたマフムートによって追撃を受ける羽目になった。このままではピノー大将の二の舞である。ココシュカもいないのに、あの鬼のような追撃を振り切れるのか?
 でも、うまくザガノス将軍を攻撃できれば「啄木鳥の戦法」状態で、首都の帝国軍にトルキエ軍を攻撃させられる可能性はあるかな。
 まぁ、独断専行で綺麗な連携がとれているわけではないから難しいか。味方の耳役は活躍しているのに――アラバ族を引き入れて帝国内での組織を復活させてすらいる――敵の赤蛇の教団は音沙汰がない。エレノアは今頃なにをしているのかなぁ。
 要人の暗殺に狙いを絞っている可能性はある。

 お上りさんなフローレンスの大統領がトルキエの突貫工事に驚いていたが、あっちは地震がないところの建築で、チエロには地震があるなんて可能性は?建築家のゼキ将軍に隙はないと思いたいが……天上の都の立地を考えると、ちょっと心配。

将国のアルタイル 80fasil 王家の末裔 感想
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永遠に覚醒しない楚の荘王

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 読書、作文、漫画、写真、天体観測、石集め、歴史(古代欧州、三国志、日本戦国時代)、ネットサーフ、その他たしなむ程度にいろいろ。
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