2023年09月28日
 盗跖の紹介によっていきなり超大物の孟嘗君が荘丹たちと会ってくれることに。しかし、孟嘗君は死の際にあった。海の物とも山の物ともつかない若者三人に人生の最期の時間を使ってくれるとは……それほど秦の脅威を前に藁をも掴む想いだったのかな。まぁ、どんな食客でも拾ってきた孟嘗君の場合は人生の集大成的な意味もあるかもしれない。
 報復に趙の民衆を殺戮したエピソードや斉の王を滅ぼしたエピソードに、侠のヤクザ的な側面が出ていた。秦に対抗する侠も絶対の正義ってわけじゃない。ただ、他に頼りになる勢力がない。

 孟嘗君には信陵君を紹介されて、そちらに向かう途中で白起の新しい戦果を聴き、馬泥棒に出会う。
 無名は講談師の話題を盛り上げまくっていて代金を払うどころか、貰ってもいい立場だろ。律儀なやつだ。
 呂不韋が通りすがったのは良いとして、主人公たちより呂不韋の方が占い師のじいさん(ばあさんだと勘違いした)に遥かに大物と見られているのは微妙な気分になるなぁ。実際その通りだから仕方ないのか。
 いま呂不韋を消せば始皇帝が生まれることもなく、歴史が変わる?

 無名の経歴に謎が出てきた。後の張良みたいな滅びた国の生き残り?実は周王朝ゆかりの人物だったりして。

達人伝 〜9万里を風に乗り〜 1巻感想
達人伝 〜9万里を風に乗り〜 2巻感想


こいん at 06:11|この記事のURLComments(0)
漫画 
2023年09月27日
彼女、お借りします
 さすがに千鶴は引きが強い。みにちゃんの理想も気になってしまう。数字にもよるが――流れ的に物凄く低そう。それで言ったシチュエーションが和也の過去に刺さったりして。
 和也は56で中途半端ほど語るのが難しそうだなぁ。

カッコウの許嫁
 ひろは幸を応援したいのか邪魔したいのか。入学してから内側の視点で出題傾向を読めるのは強い。一度受かってしまえばもう気にしない人が多そうなだけに。
 振られそうなら既成事実を作ればいいじゃないと幸がもっと暴走する展開もあるかな。

真夜中ハートチューン
 歌の子だけ実力不明なままだ。これは彼女だけ優秀なフラグ?
 有栖って名前もヒロインみたいだとサブタイトルになって思うのだった。

ブルーロック
 同時シュートが威力アップじゃなくて威力ダウンになるの珍しく感じるが、当然といえば当然?変な回転掛かって面白い変化をしそうではある。
 カイザーに横取りを許していたらシュート決まったかもな……なんてチームだよ。

生徒会にも穴はある!
 会長がいつからいたのか知りたい。こまろセリフがないのにカワイイ。たんの「言い訳をしてくれ」までキッチリ伝える梅よ……。

よわよわ先生
 雪下に似た猫が気になる。また出てきてほしいけれど難しいか。卒業するまでは先生にお母さんを感じさせまくっていけ。最後に一気に押し寄せて陥落だ。

カナン様はあくまでチョロい
 アミがすごい顔をしていた。ジャンヌは無知で可愛いなぁ。供犠が見事に両手に華の状態になっていた。うらやま!

兎山女子高校2年1組!!
 牧田の失言がリアルすぎるよ……助けて。ジャージブレザーは新しすぎて刺さってくれないわ。

それでも歩は寄せてくる
 試しでどこまで出来るかなぁ。なんかリアルの出来事だと脳が認識するのを拒否して夢オチを期待していた。


講談社コミックス感想一覧
2023年09月26日
灼熱カバディ
 宵越がやられて疲労した部長が狩られればおしまい。他の選手によるレイドが多少は通用してくれればなぁ。
 部長が死なないためには、ここで不破に引導を渡してもらったほうが良いんじゃ……という迷いはある。

血と灰の女王
 人間同士の戦争の方がまだマシな状況に放り込まれている……。こんなの絶望的だよなぁ。食糧援助もちゃんと届いたんだろうか。
 エデンをみて最初に無事を喜ぶところが天使すぎる。

茨城ごじゃっぺカルテット
 免許取り立てで友達3人乗せて高速道路を走ったカホが偉すぎる。県内の移動とはいえ、ようやった。お風呂は貸し切り状態なのな。時間帯のせいもあるかな。
 スズの脱ぎっぷりに魔法陣グルグルのジュジュを思い出した。

ウェルベルム-言葉の戦争-
 記憶を開いて強引に戦闘力を取り戻した。そんな状況で精神的に混乱していそうなのに伏線で貯水タンクにつけた傷を覚えている。流石はケイジ。
 キョウの能力発動が間に合わなかったし、今度こそやったか!?

レ・セルバン
 パパ王は70歳!?びっくりだよ。珍しく平穏な時間が流れていると思ったら最後に不倫っぽいものが。まぁ、あんなおかしくなった王が相手では癒やされないのかもな……王子が死ぬまではそこまで酷くはなかった?

ミドリノバショ
 いちごミルクで凄まれてもカワイイだけ。ケントが馬脚を現してきた。ここからミドリの反撃開始だ。
2023年09月25日
 ベネット大統領の忍耐力が凄い。ネルソンを信頼して作戦を任せつづける気力。現場のことが手に取るように分かってしまうから、ついつい口出ししてしまいたくなる物なのに、できるだけ現場指揮官の足を引っ張らないよう気をつけている。
 そういえばベネット大統領は軍人出身なのかな。むちゃくちゃ肩幅が広くて体格がいいとは感じた。

 やまと1隻とアメリカ大西洋艦隊40隻の戦いは、探信音を使った演習じみた「攻撃」で、海江田がアメリカ艦隊を手玉に取る。
 音だけで海上の敵艦を艦名まであててしまっている溝口が凄すぎる。こんな乱戦になったら、とても一度攻撃した艦としていない艦の区別は付かないのではないか。高性能なコンピューターの支援があるわけでもないし……だからこそ職人芸が極限まで磨かれているとすれば日本のフネらしい。

 空母艦長のネルソンがやまとに立ち向かっている一方で、司令官は報道関係者の対応をしていた。そっちが一番大事な戦線というのも一理はあるかもしれないが、ずいぶん変なことをしている。
 幕僚なしで40隻の艦隊運動を制御しなくちゃいけないなら、そりゃIQ180くらいは要るよなぁ。
 ネルソンに何度もアドバイスをしているナガブチ艦長が大西洋艦隊の指揮を執ったらいいと何度か思った。電話で話していたら判断にタイムラグが生まれる。
 ちょっとの時間差で負けているのだから、あの時間はもったいなかった。

沈黙の艦隊文庫版8巻感想


こいん at 00:03|この記事のURLComments(0)
漫画 
2023年09月24日
 王とミンシアが人間のわりに自動人形相手に戦えていると感心していたら、師父は遥かに先を行っていた。生命の水を飲んでストッパーが外れたチャイナ・ホー相手に圧勝……!もともとは拳法の家じゃなくて人形の家の出なのに――だからこそ、自分の人生を歩んだと胸を張りやすいのかもなぁ。
 しろがねになることを期待しちゃうのも分かる。しかし、多くの人間にしろがねになる選択を迫ってきたルシールにとっては師父がしろがねにならない男だとすぐに理解できたらしい。
 そもそもゾナハ病の苦しみを味わい続けながら生命の水のすぐ近くにいて飲まなかった男だからな。飲む気があるのなら、とっくに飲んでいる。

 パンタローネはチャイナ・ホーに「毒見」をさせていなければパワーアップできたのにな。自分だけが生命の水を飲んだ自動人形になりたいみたいな功名心は自動人形にもあるのだろうか?
 フランシーヌを最初に笑わせる栄誉は追い求めていそう。

 白金が溶けているなら、あの生命の水を飲んだ犬はヤバい性格になっているはず――と思ったら溶けていないオチ。単なる純粋な番犬で良かったね。溶けて死んでも意志が残っていた場合に完全に死んだと言えるのかなぁ。
 柔らかい石は白金が初めて飲んだ生命の水を作ったものと故郷の村で水に放り込んだもので別なのかな。白銀が作ったものと合わせて最大3個かつてはあった?他の錬金術師も理屈の上では作れないわけじゃないはずだが、中国生まれでヨーロッパで学んだ特異な経歴をもつ白兄弟にしか完成させることはできなかったのかな。
 いくらでも時間のある自動人形フランシーヌが白金の残した資料を使って再現を試みても成功していないし。

からくりサーカス15巻感想


こいん at 00:13|この記事のURLComments(0)
漫画 
2023年09月23日
 現代人には決断しにくそうな比叡山炎上の責任者を本当の信長こと明智光秀にしてきた。魔王の汚名も明智光秀が被るつもりの様子。
 比叡山が安全地帯だからと、やりたい放題に動いていたら安全地帯の権威すら損なわれた。割と自業自得的に描かれている。

 弥助はプロ野球選手のタイムスリッパー、ヤングくん(32)と来た。タイムスリップ直後なことを考慮しても、タイムスリッパーの中で一番常識人っぽい。ただし、知らずに人妻に告白してしまう。
 サブローの人の奥さんに手を出すな発言は、事情が違うとはいえ我が身を振り返ったら言いにくいと思う。それをまったく意識せずに言ってのけるのが、サブローという男だ。
 「あいださん」は間違えて覚えているのに、タイムスリップしてから思い出す機会などなかったであろうヤングの名前はしっかり覚えている記憶力もズレている。そういえばサブローは野球部だったっけ……一応伏線なのか?

 比叡山焼き討ちに怒って動き出した武田信玄はまず表紙を飾る徳川家康たちに襲いかかる。サブローの書状は確かに遺書っぽい。この時代の人間には意味不明でも、歴史に対する責任感が表れている。
 信長を裏切って面白がっている松永久秀は、タイムスリップする前から裏切りを経験していそうだなぁ。さすがはヤクザ。

信長協奏曲1巻感想
信長協奏曲2巻感想
信長協奏曲3巻感想
信長協奏曲4巻感想
信長協奏曲5巻感想
信長協奏曲6巻感想
信長協奏曲7巻感想


こいん at 09:22|この記事のURLComments(0)
漫画 
2023年09月22日
 荘丹のライバルは白起。ふんふんなるほどそういう時期なのねと、やっと合点が行った。朱涯将軍は斉の人だった。
 要するに荘丹が合従軍を作り出して秦に対抗する話と解釈するとスケールがかえって小さくなってしまうかな。盗跖のような「侠」を糾合して冷酷な法治国家に挑むところが本質か。蒼天航路の仮想関羽軍が果たせなかった夢を時代を遡って果たす感じ。

 伊闕の戦いは話題になっているが、長平の戦いは話題になっていないってことは、作中で超活ちゃんに活躍の機会が!?
 せめて荘丹たちが仕掛けた何か大きな企みの一環に加われるといいね……。
 ところで王侯はダメだと言いつつ、戦国四君を巻き込むのは良いらしい。そいつらも春申君以外は王族じゃなかったか。

 「戦国四君なんて中途半端な存在に頼っているから王の権力が確立した秦に勝てないんだ」って意見を見たことがあるので(おそらく宮城谷昌光小説の登場人物の意見として)、インフォーマルだからこそ戦国四君が頼りになる逆さまな見方が面白い。
 しかし、秦に勝った後の社会のビジョンがいまいち見えてこないところはあるな。みんながみんな「呼吸」を身につければ自ずと治まるってところか?

達人伝 〜9万里を風に乗り〜 1巻感想
達人伝 〜9万里を風に乗り〜 3巻感想


こいん at 12:15|この記事のURLComments(0)
漫画 
イチ押し

華を補うために本当に花を書くやつー

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永遠に覚醒しない楚の荘王

漫画を愛する心に卒業なんてないんだ…

趣味
 読書、作文、漫画、写真、天体観測、石集め、歴史(古代欧州、三国志、日本戦国時代)、ネットサーフ、その他たしなむ程度にいろいろ。
そして、このブログ

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