2009年11月29日
 Dウイルスによって変異した人類や獣「ドラクル」が跋扈する世界。Dウイルスへの抗体をもつ侍「ヴァイアス」たちの活躍を描くファンタジーバトル漫画。
 剣戟アクションやヴァイアスの組織が何かを彷彿とさせるが、王道を行っているだけにおもしろい。

 最初の説明文ではゾンビのように無目的に暴れまわるだけかと思っていたドラクルたちが、意外と組織化されていて意志を持って動く感じを示していたのも事態の容易ならざることを感じさせてよかった。
 逆に圧倒的な肉体をもっているのに、人類を殲滅できないのが不思議に思えてきたが、意志があるだけに内ゲバも激しいのかもしれない。龍眼をえて同胞の力をもって彼らを狩ってくるヴァイアスすらいるし、攻勢限界点に達している雰囲気さえある。
 うまくやれば人類の反転攻勢も可能かなぁ――ヴァイアスの絶対数が少なすぎるか。

 それに主人公のイッサを覆面試験管として送り込んで、抵抗なく強い主人公のキャラを立たせる出だしも上手だった。彼の破天荒な態度にもいろいろ得心がいき、でもやっぱりエキセントリックな性格だと受け容れさせられる。
 中華料理店や巻末の解説漫画での言動もネジが飛んでいておもしろかった。
 最初から最強系だが、応援したくなってしまう理由はこんなところにもあるのかな。まぁ、何より大きいのは、龍眼をもった自分の力を結界で封じている都市を守るために戦う、姿勢の屈託のなさだけど。
 そんな彼だから、雪村双世の妹が命を奪った件の真実が気になる。


 あと、紅一点――採用試験のときにいたチャイナ風の服をきたポニテ娘はどこへ消えた?ちくしょう――のレイラが幼さにあふれていて良い。知識と戦闘能力は一人前だけにギャップに萌える。
 他のキャラクターを含めて、頭と身体のバランスが気になることはたまにあるが…。

龍眼 1 (シリウスコミックス)
龍眼 1 (シリウスコミックス)
あひるの空
 ヤスの変則的シュートが決まって、突破口が開けるかと思いきや、まだまだ手数が足りない。北住が周囲から持ち上げられまくっていてなんだかなー。どうしてもライバル的な同格のイメージが打ち消しきれないのだが、現実はけっこう地力に差があるわけで……早いところイメージに実際が追いついてほしいものである。
 バスケ暦一年の連中で踏みとどまりつつ、茂吉投入の全力攻撃がはまればなんとかなるはず。なれ。あと、すっかりマネージャーがマネージャーになっているなぁ。監督の存在は偉大だ。

ダイヤのA
 二週連続バントで魅せる野球漫画。あまりモノローグを使わずに、心理戦をうまく描いていたと思う。
 さて、残る差は一点。じっくりと重ねてきたから、試合における一点の尊さが伝わってくるよ。

さよなら絶望先生
 グーグルロボットとかもネットのねぶむ小僧なのだ。ページランクを決めてくる。いろいろな条件からサイトの値段を測ってくれるサイトとかあったなぁ。少しは価値があがっただろうか。
 自分の価格を知りたがるマリアが可愛らしかった。あの笑顔はプレイスレスじゃないのか……。
 お弟子さんの漫画をだぶるじぇいの相良きゅんというねぶみ小僧に値踏みさせたらいくらの値が付きますでしょうか。みんないろいろ値踏みするのは好きだけど、まずお金の価値が絶対的で誰にも共通するものという前提が本当になりたつのか疑ってみる必要があると思う。

生徒会役員共
 どんどん学校がおそろしい場所になっている。ちくしょう転校して……何もなく目撃者でいつづける羽目になったら最悪だなぁ。まぁ、スズたんのかわいさを目撃しまくってやるなら悔いはないか。カバンからでてくるのは視覚トリックだよね?
 キャラ付けが超能力の域にまで達していきそう。

我間乱
 バカのキャラがバカと固まった。めでたいことである。
 首に鎖がかかった状態で切断したら、物凄い衝撃がこないかなぁ。下手したら頸骨が折れてさようなら――それをさせずに綺麗に斬るのも腕のうちなんだろう。
 壁の破壊されっぷりが読む身からはギャグちっくで笑った。

ベイビーステップ
 いけそうになったところでコーチからのストップが掛かる。これで勝ってしまえるほど甘くなくてよかった。しかし、同様のことを正式な試合のなかで始めたら、本人も自覚がないまま危険に踏み込んでいくことになるわけか。
 応用力が高すぎるのも考えものである。あらゆる技を会得しても耐えられるだけの肉体をつくっておけば、栄ちゃんにとって最強の武器になりえるわけだが。
 マーシャ分が完全に切れてしまった。

だぶるじぇい
 ゆたかのクラスは美少女ぞろい!すばらしすぎて涙がでてきた。父上、授業参観の役目は私が変わりましょう!ああ、なんで体育の授業参観はないんだろ〜〜。……こんなキャラではないが。
 クラスメイトの漫画品質管理人相良きゅんの、正面からわからないとは言わずに、家で必死に調べる態度にプロフェッショナル魂を感じた。女の子の誰かに気があってカッコ悪いところをみせたくないわけでもなさそうだし将来が楽しみである。
 無駄絵が扉になっていたが、開き直ればすべてが無駄絵だよね……漫画はそれでいい。

波打際のむろみさん
 ペンギン対むろみさん。実際のダメージがなくても集団で攻めかかられると辛いのは妙に共感させられる。ナマモノなのに!
 最後にでてきたクマはリヴァイアさんが連れてきたのか?地球温暖化で絶滅の危機に瀕しているから、南極に移植して種を保存しようという実験が、こちらの世界では行われているんだよ!
 ……動物図鑑、説明文もしっかり読んでください。リアリティよりオチが優先と割り切っているならそれでもいイカ。


講談社コミックス感想一覧
 夢に見た王様はシャズに似ていて――似ているかな!?
 やっぱりこういうところで画力の不足を感じてしまうのだった。肌の色も髪の色も違うし、安直でない方向性で雰囲気が錯覚を起こすことを伝えるなら余程うまく描かないと……全然似ていないけど魂でみている状態のナムルには通じるものが感じ取れるという表現なら読者に不親切すぎるしなぁ。
 その辺りはしっかりお願いしたい。

 石碑にも残され夢の中で語られているシュメール王朝シュルギ王の言葉は、かなり重要なキーワードでシャズたちの目的が見えてきた。爆発するような繁栄ではなく衰亡を目指して行動するなんて、なかなか凝った歴史観をもっている。
「イディギナの大洪水」でムー大陸的に一切合財が失われてしまうよりは、二歩進んで一歩下がるかたちに人類をもっていこうとしているわけで、興味深い考えかただった。

 そして、いまナムルとシャズが属しているバービルムが直面している政治状況が先生の授業のなかに出てくる。いやはや凄い地図ですね――四方っぽくないので、あえて歪めてもいい気がした。原作からこうなのかな?
 南のラルサと北のアッシュール、どちらも野心的な王が統治するらしき大国に挟まれた状況は危険極まりない。我が身を囮にして上手く二国を噛みあわせ、弱ったところを攻める手でも使うか……そもそもシャズは国家の方針に口をはさめる権力があるのかしらん。
 まぁ、傭兵的な性質をもつらしいアッシュールと同盟してラルサに対抗かなぁ。逆をやって最適なタイミングでラルサを裏切った方が発展の余地があるかも。
 うーん、妄想でぐーるぐる。


 何か口論する二人をみて、デバガメ級友たちが面倒なことをしてくれる。マッキーなる猿は授業シーンのコマで密かに遊んでいたりする。意外と重要なマスコットになったりするのかなぁ。個人的には美脚飼い主ちゃんより、オカッパちゃんに活躍してほしいけど。
 胞体の使われかたをみるかぎり、放った矢をいきなり敵の眼前に出現させることもできるな。ただし、相手も別の能力をもつ存在なら妨害できそうだ。まぁ、今のところは最大の効果は冒頭の回想シーンで、なんかモザイクっぽく機能したこと留まっている。本格バトルも早く見てみたいものだ。

 最後はシャズの家にお呼ばれしてスッキリさせてもらうことに。彼女の性格では意識を残したまま食われてて、なんかお腹のあたりが涼しいよ?展開を畏れてしまう。
 けっこう倒錯したエロ路線で攻めてくるねぇ。
2009年11月28日
 南久阿がお屋敷のちょっと変わったポチになりましたとさ。古い家には大きな蜘蛛が住みついているもの。そのバージョン違いと思えば超大物の沙和々閣下が気にする必要はまったくございません。
 味付けに文句をいいに来ながら、おはぎは残さず全部食べていることが確信できる南久阿たんかわいい、という意味の「ふが」。

 そして、仮死状態にされた町の住民たちだが、氷越しに姫二人と神のパンツがあるのに気合いで蘇らないとは嘆かわしい!ヒロを見習いたまえ、ヒロを。スタンドで自分の心臓をマッサージしてでも生き返れ!まぁ、あの状態で呼吸が必要になったら本当に死ぬが、死して悔いなしであろう!!

 やまだのおろちの人命使い捨ては、大陸の環境政策を揶揄しているようにも感じられた。まぁ、旧来からあるほうが環境に適応していて持続可能な関係を気付いていると主張するのはお決まりに近いことではある。
 王族が死霊の件に介入したように、多少餌にされるならともかく、人間が食いつぶされる事態は流石に「みんな」にとって都合が悪いらしいからなぁ。大陸渡来の神々が、王族の兄弟とは別に大きな敵となっていく気配がする。

 南久阿が他にも在来の神がいることを控えめに口走っていたのも後に繋がりそうだし、こりゃ大変だ。
 まぁでも、ご神体という非常に分かりやすい弱点があることは明らかになったので、戦略から構築する必要があるオーバーテクノロジーや半不条理系の敵よりは相手しやすい面もあるかもなぁ。ただし、ヒロと劉劉は何回死ねばいいのか分かったもんじゃない。

 ラスト、あれだけのことがあっても学園生活に復帰したわいるどまんさんは流石にタフだなあと思いました。ぼくにはとてもできない。

怪物王女 第51話 蛇行王女 感想
怪物王女1巻感想
 テシが女の子からラブレターをもらって……ルリアが嫌いという百合の流れも自分に禍が及ばなければどうということはない、らしい。
 断るほうが断られるみたいに謙虚になっている校舎裏のシーンがよかった。テシの前にテシはなく、テシの後にテシはなし(特に意味なし)!!

 告白してきた娘の方はけっこう心に余裕のある様子。つまり次のエモノに照準を切り替える可能性が――ルリアになったら面白いけど、テシと似たタイプと考えるといちばん可能性が高いのは水野先生か藤森副会長か。後者は生徒会長とイイ仲だと正確に読みとられているかなぁ。
 水野先生の彼氏は隠してはいないが公言しているわけでもなく生徒の間でどれだけ知られているかは謎。川谷先生と違って突撃する男子生徒もいて不思議はないので、その辺りから広まっていればセーフだが。

 なぜか幕間劇的な雰囲気になってしまっているハルの告白奮闘記は、やっぱりエンディングが見えない。だが、勝算がなくても玉砕するのが男の子。マキの前でいろいろ動くのは残酷な気もしたが、もう少し踏み込んでほしくもあった。
 大丈夫、ルリアのキャラから考えてフラれても今までどおり仲良くできるさ!――すでにフラれるのが前提のアドバイスをしてしまう。

 糸をひっぱって怒られるのは流石に不条理な気もしたけど、制服ならいざ知らず大事なコスプレ衣装だからってことか。外人キャラにヲタクの常識を教えられてしまう。
 そして、レイヤーでもないのに針を常備しているマキのお嫁さんスキルが高すぎて何かのアピールにさえ見えてしまう今日この頃。
 ハルはああやって怒られるのでいちいち落ち込まずに空気を痴話喧嘩的なものにもっていくべきだと思うんだ……テシ相手なら完璧にできているんだけどなぁ。やはり照れが最良の選択肢をハイライト不可能にさせるのか。切ないことである。

 生徒会組の連結マフラーには中間をバイクフルスロットルで駆け抜けたくなる響野の藤森を憎からずは思っている感じがでていてラブコメ的に悪くなかった。副会長はTシャツで隠れて主張するタイプのヲタクを捕獲しておいてくれよ――追加の犠牲者を出さないためにも。
 うまいこと転落すると響野会長の将来像が川谷先生ということもありえるのか……ヲタクの世界は業が深い。

 次号は温泉宿へGOということで無茶苦茶期待してしまっている。川谷先生とアニの混浴くらいはデフォですよね!?それと、テシのコーヒー牛乳一気飲み。

ルリアーにゃ!! シリウス12月号感想
ルリアーにゃ!!1巻感想
 渡辺先生本人にもいつ描いているのか分からない子魔女コメディはしっかりと良い井上回を送り出してきた。もはや原稿をあげているのが魔法みたいに見えてくる。
 材料を揃えて鍋に入れ、いったん沸騰させたら後は火からを下ろして保温しておくことで材料に火が通りできあがるという保温料理の手法を、作品に取り入れることに成功したのかにゃ。味は冷えるときに染み込むものらしいぴょん。

 るるもの決意だけを確認したハルリリはまたもや怪しい置き土産をしていく……お約束のドラえもん的子魔女になってきたなぁ。彼女がるるものためにしている出費は馬鹿にならないと思う。それどころか、向こうの世界に帰ったら、柴木を殺さずに親友が魔女に復帰できるよう奔走している予感さえ……友達っていいね。ちょっと度を越していることがたびたびの気もするけれど。

 さて、今回ハルリリの用意したアイテムは不幸のメガネ。
 それをみてさっそくメガネを掛けてしまう、るるもメガネかわい。ある意味、身体の一部である他人メガネを掛けてみる心情はけっこうエロティックかもしれない……いや、確実にエロいと今きめた!
 ハプニングによってふとももに頬っぺたすりすりされてもラブコメヒロインのお約束的に、インダス川流域からヘラクレスの柱まで殴り飛ばしたりしない子魔女にはとても癒される。そして!
 彼女みたいな無抵抗な「武士」が一つ屋根の下にいて、よく衝動を抑え込めているものだ。身体ちっちゃいのにフトモモの柔らかさなどで女の子らしさを積極的に押し出してくるのも流石。優柔不断系ラブコメ主人公ではない柴木のエロ観察眼のおかげだ。

 るるもからなんとかメガネを外したら今度はメガネ・ビューティーの本場、井上澄子が玄関先にやってきた。母親間の家族ぐるみの付き合いにニヤニヤしてしまう。二人の仲はなんと語られているのやら。
 そしてやっぱり柴木の所有物と思い不幸のメガネを装着する淫猥な行為(私の定義による)に……掛ける途中の裸眼がみえているコマが凄くかわいかった。
 度が合うのはメガネの魔法的な機能なのだろうか。とことん目が悪いと、壊れて身動きが取れなくなるよりは、こいつを掛けた方がマシという究極の状態がありえるな。

 さっそくネズミが現れたり、いろいろなものが倒れ掛かって来たりの大騒動に発展し――ふたりの距離がたぶん縮まったのであった。「女子扱いする」と「欲望の対象にする」の間には微妙に相違がある気がしないでもないが、そんなことを気にしていては幸せにはなれん。
 最後、柴木を受け容れようとした井上の乙女心には胸を乱打された。本当にキスをしちゃえば良かったのになぁ。

まじもじるるも1巻感想
まじもじるるも2巻感想
まじもじるるも3巻感想
まじもじるるも4巻感想
2009年11月27日
ANGEL VOICE
 天城の覚醒はさらりと流されて、攻撃しまくったけどダメでしたとあっさり結論がでてしまった。まぁ、主人公チーム以外の試合を長くやりすぎるのも困るし、向こうにも最後のチャンスにかけるキャプテンがいて彼に阻まれることになった因果を感じさせたから充分か。
 あれが天城のようにミスをして皆川の邪魔になっていれば……それでも守護神皆川の超反応で防がれてしまいそう。この一戦を糧にさらに成長してくれることを期待しているよ、天城には。
 市蘭サッカー部もこの試合をみて別次元の戦いだと諦めるのではなく、さらに闘志を燃やすことになった。休んでなどいられない!すぐに練習だ!!無茶はしないが泥臭いところが魅力的である。
 あとは「残党」の行動が問題だな。

ギャンブルフィッシュ
 どっこい生きてた大統領……椅子の脚が折れるとか都合がよすぎるぞ。強運と魔運の戦いらしいといえばらしいが、けっきょく死人をだせないところがこの作品らしかった。あえて阿鼻谷に好意的に考えれば椅子を撃ったときから、この展開を予期していて決着を劇的なショーとして演出したとなるんだけど――専用リボルバーを破壊された園長のセリフもなんか白々しかったなぁ。悪夢のような悪趣味人である彼が予備のリボルバーを本当に用意していなかったかは怪しいものだ。
 天下の獅子堂家もさすがにアメリカを真正面から相手にする気は起きないのかもしれない。ドーン家がでてきた時点で怪しかったが、主人公の敵として阿鼻谷か獅子堂家が格落ちしてしまった観は否めなかった。

侵略!イカ娘
 ピンポン待機をすれば清美ちゃんと出会え友達のふりができると聞いて……真似しないでください。真似する悪い子のところには早苗が現れて、あかずの理科室に連れて行っちゃうよ?
 清美のかわいいけど印象に残らない娘っぷりが愛おしい。意外なところから世界が広がったなぁ――渚の立場はどんどん微妙になっていくが。早苗やクラークのように凶悪無比なオチ担当を張れるキャラクターは強いと思った。
 おばちゃんとの世間話もなんなくこなせる千鶴のことをメガネっ娘がどうみているかが気になるでゲソ。

弱虫ペダル
 目指せ100人抜き。
 ずいぶんと状況が単純化されたものだ。ウェルカムレース時の自転車乗り替えブッチ抜きも凶悪だったが、今回は自転車が変わったわけではなく――むしろ身体にダメージがあるはず――抜く相手もえりすぐりのはずなのだから困ったものだ。
「加速装置」の単語のあとに寒咲さんの顔をだされると変なことを勘ぐってしまう。いやだなぁ、ロケットなんて搭載してませんよ。2コンのマイクに「ヒメ!」よ音声を吹き込めば加速するだけですよ。

幻仔譚じゃのめ
 立ち入り禁止の設定に、いかにも尾や羽のついたように聞こえる理科室の怪談はガチだった……なんて厄い理科教師が棲息する学校なんだろう。エクストリームするならエロ方向だけにしておけ!
 日常のすぐ近くにずっと妖たちが息をひそめていたことを後から知るのも怖いものだ。実験の被害者になっていたバケモノたちが、今度は加害者になる狂いっぷりにも妙に意識を惹きつけられる。不幸な連鎖をここで止め、彼らに安息をもたらすことができるのか。そして、臆病な都きゅんの運命は?
 邑の方がピンチになっていく展開は新鮮ということもあり、続きが気になる。問題の理科教師はいま何をやっているんだろ……。

バチバチ
 鯉太郎と同年齢の自分をふりかえって悔しがるヤンキーくん株がストップ高。同年齢どころか年上の立場はどうすればいいの……。取り組みで生き様でみせつけて、見た人の生き様を問う、そんな凄いことをやっているなぁ。これぞ相撲の魅力なのかもしれない。
 王虎はこの日の経験を糧に凶悪にパワーアップする模様。人格はあまり改善されずに勝負の鬼になる感じか。右手の骨折で休場するなら最初からでてくるなと突っ込むマスコミはいなかったのだろうか。まぁ、悪化したからと納得できる状況ではあったが。
 マスコミが鯉太郎にたいして結構好意的になっていて胸を撫で下ろした。恐れられ場合によっては嫌われながらも実力は文句なく認められる父親の路線に乗った感じかな。
 今後見せてくれるであろう飛躍と挫折が楽しみだ。阿吽ですらくすぶっているのだから、鯉太郎もこれで順風満帆とはいかないはず。
 あと、空流親方がカッコよすぎた。

え!? 絵が下手なのに漫画家に?
 確かに秋田書店の目はフシ穴だな。厄いシンクロ現象が他社一倍起きやすいのに、こんなに心配性な施川先生を世に送り出してしまうとは……。
 送られる前の抗議に神経をすり減らしてネタの引き出しが狭くなってしまうことほどギャグ漫画家にとって不幸なこともそうはあるまい。

出陣!!武将頭高校排球軍
 リベロの上級生たかし麿は蹴鞠の人――海道一の弓取り?
 顔を見て思いっきり笑ってしまった。常に足で受けにくるのは異色だが全体的なバランスを取ると恐ろしく強いチームになりそうだ。オチの山積み火の球で火事になったら出場停止になりかねない気もするが。
 で、セパタクローじゃダメなの?画面が充実している印象を与えるのも良い感じ。新連載では唯一評価が上昇傾向にある。

ナンバ デッドエンド
 猛が切れすぎているおかげで父ちゃんたちの批判が鈍っている気がする……意外とそこまで計算して行動していて最後は許してくれるのかも。いや、猛の知能から考えてそれはないか。
 まるで正反対のことをして親から非難されているような空気がいたたまれない。成績優秀で生徒会長までやっている息子なんですけど…。
 伍代の強がりには笑った。

キガタガキタ
 鬼形礼の親戚、鬼形冥と恐怖新聞の戦いを描く読切。冥たちを轢き殺しそうになった電車がブレーキも掛けずにそのまま走り去るのが素晴らしく厄い。アンジーの結界みたいなものが働いているのかもしれない。
 OLがぜんぜん可愛いところをみせずにヤバい表情で終わったのもホラーらしかった……。この戦いは冥が死ぬまで続きそうだ。その激しさに思いを馳せてしまう。スピンアウトとして上手い作品だった。

聖闘士星矢 LOST CANVAS 冥王神話
 ちゃんとした指導をうけていたわけでもないのに実力でおいついてくるデフテロスの才能は……考え出すとキリがなくなるな。自分の身であるような思いで良く見ていたおかげでもあるのだろう。
 これでデフテロスが負ける展開は先が楽しみだが、メインストリームがすっかりとどこおってしまっていたのも確か。

元祖! 浦安鉄筋家族
 みつどもえの吉岡夫妻に続いてエロい夫婦が……「ジャストガード!」
 というか、大鉄の自分でできないっぷりは見事でさえあるなぁ。インフレしていっての爆発オチには笑った。久しぶりにジーパンでも履いてみるか。

風が如く
 百地師匠と滝川一益の間に因縁があったりして。良い人オーラを出しまくっていた彼が死なずに別れで済んでよかった。これで豹変した師匠と再会することになったら泣けるが。
 信長の伊賀攻めで命が危ないのは同期の仲間たちの方だ。いまさらだが年齢設定とか適当だなぁ。史実では出来の悪いガキ(でも血筋を残した)のケツを拭いた戦いだったのに、あの若々しさ…。

クローズZERO
 あーまったりまったりかな……双子連中は本当に心根のよい奴らだ。時生と道がわかれたことを爽やかに語る滝谷も確かにカッコよかったし、アクションがないときは生き生きしている。戸梶の様子が分からないのは不安要因だけど、いまさら変な暴走は起こすまい。
 オチからハーレム戦線に強力な新手が出現!という風に読めるのだが…。

クローバー
 釣りをモチベーションにしたハヤトは最強である。そうでなければ流石に真木に負けていたのではないか。互いにボロボロになった直後に謎の能力で駆けつけた華咲連中がわらわらと現れた。
 まだ戦えたらバケモンだな……これはハヤトの見ている前で!という展開になるか。

ドカベン スーパースターズ編
 どっちが主人公的な野球をしているかといえばファイターズ。岩鬼がワンバンをバックスクリーンに叩き込む絵が良かった。ついつい笑ってしまった。

妖変ニーベルングの指輪
 いったい何だったんだ、この漫画は?次回最終回と聞いて胸に去来したのはその思いであった。未来を舞台にした形のパロディであったこと以外に意味が残ればよいのだが……ミメルと親父殿との生活をもっと事細かく描いていれば印象もだいぶ違ったかもしれない。
 目を狙う発想は悪くないが、これで倒されたら笑い話だな。腹の中に爆弾を叩き込んでも倒せそうな気がしたが、血を舐めるシーンもあったから大丈夫かもしれない。考えていると人間や英雄というよりもモンスター退治の気分になってくる。

号外!!新撰組カズエ
 次で終わりかー。けっきょく屯所から外に出ることはなく引き篭もり新撰組モノってことで終わりそうだ。最終回はギャグで締めてほしいものだが、さて?

ネコチワワ
 消耗戦の様相をていしてきた。胸に星をつけられた女の子はなんかよかったが、やっていることが小学生の悪戯レベルなのは否めない。ならば小学生でやってくれていれば――。
 チチミの顔がフラッシュバックするようになってきた……。

ガリガリ!!
 ……諸行無常の空しさを少年読者に教えてくれそう。変な意味で後半を読むのに体力を要する雑誌になったなぁ。
 達人といっても余程でなければ後方からの奇襲には反応できんわな。

木曜日のフルット
 いや、倒した相手をリヤカーに乗せているのはやっぱりデンなので、フルットの勝ちとはいえないだろう。条件設定にもう少し工夫が必要なのではないか。扉の鯨井先輩が可愛い。透けて見える脚がデフォルメ絵にしてエロいなぁ。
 チャンピオン漫画家同士評価しあってくれると嬉しい。

電遊日記
「よくあんな奴を執事にしてられるな…王女…」
「うるせーよ…今さら…クソ…モリソンは超高齢だぞ…クソ…何なんだよアイツは…クソ…クソ…」

CTC
 神パロディの宮塚さんをみて死んだ。口元をおさえて泣きたくなる破壊力。今週のイラストは妙に偏っている感じだ。

つのだじろう×鬼形礼スペシャル霊界対談!
 これじゃあ漫画家にとって雑誌は寿命の縮む恐怖新聞に等しいじゃないか……すさまじい日常に慄然となった。眼を悪くされてしまうのも無理はない……。
 どんな話題でも、つのだ先生の語りが明るい空気に包まれていて心安く読めた。

その他
 巻末コメント:水島先生が相撲の話題を――柔道→相撲のコースをパラレルワールドで描かれてはイカがですか?安部先生のコメントが生々しい。漫画の中は猛烈な夏の湿気に襲われたままだというのに…。米原先生がインフルエンザに罹りませんように……。西条先生がキガタガキタ!は連載化に色気を見せている。ぜひやってほしいなぁ。
 月例フレッシュ漫画賞:「運命はトートツに」の女の子が可愛いと思ったが、コメントを読んだ感じでは本編での出番はなさそうだ……最初からそこに依存しちゃあ成長は望めないか。「キルステン」の方は読ませそうな空気がある。原作向きなのかも。期待賞は三つCで一つだけBの形で統一されている。いちばん良かったところをもちあげている感じかな。

釣り屋ナガレ感想はこちら

みつどもえ感想はこちら


チャンピオン感想サイトリンク集:並び替えのみだけど、手を入れた。

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月:ジャンプ感想
火:月刊漫画誌感想
水:ハヤテのごとく!感想
木:サンデー感想
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土:漫画単行本・マガジン感想
日:漫画考察・Web漫画紹介