360度の方針転換

Web漫画から四大少年誌まであらゆる漫画を前のめりに楽しむブログ。戦記ファンタジー漫画応援中。管理人によるリンクブログは全周無警戒

雷雷雷
 ギャラリーごと転送されとる……彼らはこの先生きのこれるのか?阿鼻叫喚の地獄絵図になってもおかしくないし、生還してスミレのことをバラ撒いてもおかしくない。
 戦争があったせいで人々の死生観が変わっているのも感じられた。

植物病理学は明日の君を願う
 思わせぶりな引きだったのに、別に悪いことをしたわけじゃなかった農家のおじいさん……紛らわしいんじゃ!それにしても子供は大人の気持ちに敏感だなぁ。天使がいる。
 けっきょく苗木屋がクロなのかな。

出会ってひと突きで絶頂除霊!
 ついに姦姦蛇螺が払われる日が近づいてきた?
 この世界、このままだと霊のほうが可哀想になってくるな。

ケンガンオメガ(先読み)
 無敗のふたりでやろうとしていることをあっさりと……あっちはストレートでこっちはフックだから違うところは違う。
 これで拳願会関係者しか残らなくなってしまったな。ところでガオランがリベンジしたいアギトが勝つとは限らない。

出会って5秒でバトル
 こいつ物理系の攻撃効くの?土人形の中にコアでもあるといいね。まぁ、ユーリの精神的には明らかな敵を殴り続けている方が楽かも。

常人仮面
 襲撃される側から襲撃もする側へ。いよいよ梁界に馴染んできてしまった。もう帰れないのだから時間の問題だったと思う……。

日本三國
 核戦争も生き延びる気合の入った毛利家。実在の家を出してくることを気にするなら皇室のほうが先なのだが、名字がないおかげで皇室のほうが抽象化されやすい感じがする。あくまでもこの世界の皇室であって、現実の皇室と続いているとは限らないと感じるというか――毛利家や島津家があるので、皇室も繋がっているのは明らかなのだが。

 早瀬丸家の口元ほくろ遺伝子が強い。娘と反対側にほくろのついている母親……次はどこにほくろがつくのかな?
 中学生になってあれだけ太ってしまったのにお菓子を作り続ける母親も暢気というか……漫画だから笑い話になる。早瀬丸娘も本当は母親みたいにおっとりした性格なんだけど、クソ客に対応するために毅然と振る舞っているのを想像してしまう。
 でも、早瀬丸母も職場ではテキパキしているかもね。そもそも、お菓子作りがテキパキしていないと出来ない趣味かな。

 白井はフランケンシュタインの怪物に例えられている。早瀬丸の身体を鍛えるアドバイスは聞き入れたのに、不気味な笑い方を変えるアドバイスは聞き入れていない!利用者を脅すなって注意も。
 それこそフランケンシュタインの怪物だから仕方がないのかな〜。
 最終手段として白井の筋肉が図書館の平和を守っているのも確か?トラブルがあったらガンガン警察に通報するみたいなもん?

 朝野さんにコントロールされて石平は読み聞かせに挑戦。石平を子供扱いはしなくても、子供のようにコントロールされちまっている。朝野さん……恐ろしい女!
 彼女の読み聞かせ技術も見てみたかったなぁ。あと、ヤングマガジン表紙グラビアの早瀬丸さんと同じ格好も。私服で図書館に来た早瀬丸さんカワイイ。いや、普段からエプロン以外は私服か。
 読み聞かせを灰坂との問題に繋げるのに作劇の妙を感じる。最後に石平が見つけた「放浪する青」は街から飛び出したままの旧版。それにも意味があるのかなぁ。ヤンキーになって社会から飛び出した(つもりだった)自分を懐かしんでいる?

税金で買った本1巻感想


彼女、お借りします
 x落ちるか分からない女。◯もう落ちている女。
 千鶴はモンスターエナジー飲むのかと思ったら、みにのゴミを捨ててあげているんだった。さすが、和也は理解度が高い。
 それにしてもゴミ捨て場が近くて羨ましい。

カッコウの許嫁
 幸、もういっそ一緒にお風呂に入れば良かったのに……ひろに対抗心を燃やしてイチャついてくるの可愛すぎる。そして、ギャラリーは凪が兄だといい加減に認識しろ。
 部活の決め方は兄の背中を追うだけの立場から脱却する機会になるかもな。凪が入っている部活があったら、迷わずそこに入ったんだろうな。うーむ、ブラコン。

真夜中ハートチューン
 寧々から山吹家への印象は上々だ。少なくとも姉妹には認知された。他のヒロインからかなりのリードを奪ったなぁ。

ブルーロック
 イガグリ…だと!?ノアは必死に練習していたのを見ていたから、何か見どころを見つけたのだろうが、これでイガグリが生き残れたら驚きである。

色憑くモノクローム
 出られない部屋!とりあえずヒロイン3人全員相手に1人ずつやっていくのかな。シスター長を呼んだら外から解除してくれると思っておくが簡単じゃないかも。内外から解呪を掛けることで――みたいな展開もそのうちあるかな。

生徒会にも穴はある!
 歴史に残るレベルの大事故だった……こまろが1人の状態でも両親の思い出を糧に前を向いているのが立派だ。
 父親が童貞と言われているのはざわざわするなぁ。やはり単為生殖か!?

カナン様はあくまでチョロい
 誰もミスコンの内容を知らないのである!……アホの子達だなぁ。
 カナンの家族が学園祭に来ているのは家族という意味では自然なことなのに奇跡的に思える。天使たちもそれでいいのか?

よわよわ先生
 また凄い服装が出てきた。なんでもありだな。よわよわ先生ならどんなラッキースケベイメージでも「ありそう…」ってなる。


講談社コミックス感想一覧

 呉楚七国の乱と漢のライバル、匈奴を大帝国にした冒頓単于の話、そして匈奴に送り込まれて漢の強敵になった中行説の暗躍、三つの話が収録された横山史記の最終巻。

 呉楚七国の乱では晁錯があくまでも漢のためを思って内乱を呼び込む政策を打ち出していたことが印象的だった。
 あれが私利私欲に走ってリスクを承知しながらの行動だったなら、だいぶ印象が変わってくる――まぁ、結果は変わらないが。

 反乱軍を討伐することになった周亜父と呉王の対照的な判断も記憶に残った。周亜父が信頼できる人物の献策をまるまる採用したのに対して、呉王は部下のいいアイデアを反対意見に踊らされて活用することができなかった。
 もちろん、よくないアイデアを持ち込まれる恐れもあるわけで、単純に全部を聞けばいいことにはならない。
 しかし、帝国の開祖である劉邦の方針と比べたときに呉王は器でなかったことも間違いなかろう。日頃から優れた策を提案してくれる人物に目をかけておけば有事にも役に立った可能性はある。

 冒頓単于については自分の射った的がなんであれ従わなければ惨殺の恐怖による人心収攬術で父を殺したエピソードが恐ろしい。ついでに弟も殺しているし。
 部下は思考停止になるし、共犯者だから冒頓単于について行くしかない。自分が最初に矢を放って最大の責任を負っているところは、多少はマシかなぁ。父親の愛馬を殺したときに喧嘩にならなかったのか?

 中行説はあんなに嫌がっていたくせに、匈奴の生活に完全に適応しているところが面白い。だいたい逆恨みにも思えるけれど漢が人材運用を間違えたのも事実。
 和蕃公主の風習はお着きの人間にともなって人材流出をもたらす。逆方向の場合は異国人を重用しにくい漢の人間はそのリスクに気づかなかったのかなぁ。
 どちらにしろ戦いにともなう捕虜などで人材流出しまくっているから気にしない?中行説が行った時期はそうでもなかったはずだけど。

史記14〜劉氏攻撃 感想


 乙骨憂太の能力によって死んで祈本里香が怪物になったのなら、乙骨憂太を殺して里香を奪う夏油の計画は完全に破綻しているじゃん……見当違いの野望のために命をかけて失ったのか。なかなかのピエロボスだったな。
 というか、1巻以降でも夏油が普通に活動しているのは五条悟に殺されたけど、呪霊として存在を続けているってこと?でも、店員に夏油だけ見えていた描写があったなぁ。
 正しい読む順番はわからないけれど、夏油の状態が謎として提示されているのは感じたので覚えておく。

 乙骨憂太の先祖は菅原道真で、血筋・才能・勝利を見事に決めたわけだが、菅原道真が霊的な才能を発揮したのは死後のことなのに子孫にそれが受け継がれるのかと変なことが気になった。
 私が無知なだけで生前にも霊的な活躍をしているのかな?
 力の源が民衆の心である以上、それが遡って子孫に受け継がれることも可能なのかなぁ。
 なんらかの「縁」さえあれば血縁すら絶対必要ではない?それを判定しているのは「誰」なんだ?やっぱり物理的な繋がりがないと厳しいか?
 子孫が鼠算式に増えている現代のほうが千年前よりも才能の持ち主自体は多かったりして。

 京都の方には有名陰陽師の子孫がたくさんいるんだろうなぁ。それに比べれば相対的な友情・努力・勝利は確保できそう。
 禅院さんは東京の方がハグレモノなのね……。

呪術廻戦1巻感想


 図書館でのボーイ・ミーツ・レディ&フェアリー。白井は筋肉の妖精さん。物語をうまく動かし魅力的にするファンタジーな存在である。
 石平少年が利用者として登場して、図書館のバイトになる立場の変化がちょっとテクニカル。まぁ、恩讐の彼方っていた段階で半分図書館の人間になっていたみたいなもん。
 本のページを破って栞にする人間が実在しない――とは言い切れないが原作者が確認していない――のは良かった。ありえると思ってしまった。
 常習犯なら利用禁止に出来ないのか。そもそも、図書館の利用禁止って出来るのかな。理念的には誰にでも開かれていないといけない?そう思って検索したら図書館で1日で無意味な大量の本の借り出しと返却を繰り返した女性が利用禁止にされたのは合理的だったと高裁判決が出ている……本の破壊よりも過激かな。

 充電の問題利用者は無名のモンスターだったのが、石平の接触によって実際に生きているコミュニケーション可能な存在に鮮やかに変化した感覚があった。妖怪に名前をつけて陳腐化させるみたいだ。
 彼は石平によって人間に引き上げられた。
 心で壁を作って他者をモンスターにしてしまうのは良くないなと反省させられるところがある。
 まぁ、誰とでも理解し合えると考えるのも逆方向に行き過ぎだろうけど。

 巻末では中学時代の石平が保健室登校ならぬ図書室登校をしている。
 学校司書の気合い入れが「今日も一日がんばるぞい!」のポーズだったら笑われなかったのに――笑われないか?

税金で買った本2巻感想


 死番虫は何のマイノリティなんだ?と思って読んでいたので、特にそういう要素は持っていないらしい結末には意表を突かれた。丸部を引き立たせるためにも死番虫は強いだけの悪役になってしまったのかもしれない。
 テツオに共感を求めていたのはあくまでも「殺人者」としての孤独から来る気持ちだった。殺人者もある意味ではマイノリティかもしれないが……後天的なことだからなぁ。

 この世界では殺人者であることよりも性的なマイノリティであることの方が深刻、といってしまうと語弊があるけれど、テツオをより強く苦しめているのは心の性が男で、肉体の性が女という問題だった。
 しかも、とんでもない美人で美声の持ち主でもある。恩寵が呪いに逆転している。

 そして、扉絵ではガンガン彼の豊満な肉体を強調した際どいカットが描かれている。
 それに性的な魅力を感じることに罪悪感を覚えるのだが、かと言って性的なものからテツオを排除するのもおかしい。彼に性欲がないわけではないのだから――基本的に対象は女性だったみたいだが、そっちでもトラウマを負っている。

 ただし、天野太一は女装することで問題を解決。で、いいのかな。最初は情けない男だったのに、女装を経て男装に戻ってからはキレキレだった。
 ヤンキーが子犬を拾う現象ならぬ、女装が男らしい現象?

 時計塔と幽麗塔はもちろん、妻が当主への殉死を強いられる島、アヘンを密造している村など、伝奇的要素の強い舞台も印象的だった。
 しかし、幽麗塔ほど大きなものが忽然と消えてしまったのは不思議だ。もう世界間を移動したと考えるしかない?


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