2006年02月06日

星界の戦旗掘/慌浩之

 占領地行政の後は軍事演習と降伏勧告。どんどん渋いところを描くようになってきているような…。
 おそらくこの手の地味な話は書きたくても売れ行きが安定していないときには書くことを許されないのだろう。森岡氏が語りたいと思っているけど、いまだ語れていないことがたくさんあるというのが想像できる。

 この巻の中心は襲撃艦という費用対効果の微妙そうな新兵器だ。核を一発も積んでいない攻撃型原潜といったところか――実際には核融合弾を大量に積んでいるわけだが。
 ジントとラフィールの心情を追っているはずなのに、どんどん彼らが主役じゃなくなっていくのを感じる。作中で「アーヴは帝国の部品に過ぎない」といわれていたが、キャラクターたちもこの偉大な世界の部品にすぎないかのようだ。それとも単純に著者が当初予定していたプロットをつめられなかったせいだろうか?

 筆力と構想に衰えはまったく感じられないので楽しめたが、紋章とはいろんな意味で異なる点がふえてきたと感じた。

星界の戦旗〈3〉家族の食卓

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1. 星界の戦旗 家族の食卓  [ 亡国の潜水艦の厨房〜君が好きだと叫べたら、どんなに気分がイイだろう?〜 ]   2006年02月19日 03:12
「わたしは彼の大地となり、彼をわが大地としよう」 …ラフィール萌え! 勇ましい彼女にはとても似合う台詞だ、ナイスだジント! さて、『星界の戦旗 第2話家族の食卓』をかなり遅ればせながら鑑賞しました 感想は「原作小説版よりジントとラフィールがイチャイチャしち...

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