2007年04月16日

星界の戦旗〜絆のかたち 小野敏洋・森岡浩之

 紋章と違ってこちらは1巻を1冊に変換しているので結構余裕がある。艦隊決戦は荷が重かったらしく小規模の戦闘が主体になっているけど、視点移動によってラフィールたちの行動が全体の中でなす意味を教えてくれているので充足感はある。
 ふざけすぎで常に冷笑を含んだアブリアル帝国元帥や乳首ボッチンのケネーシュ星界軍元帥、ネレース&ネフェーの指揮下に戦わなければならない将兵たちが、滑稽ながらちょっと可哀相でもある。ああ、スポール、早く昇進して。そうすれば星界軍の人々がもっと可哀相になるから。

 キャラクター主導なのは明らかだったものの、艦艇のデザインもなかなかよかった。人類統合体の融合弾が流線型ではなく直線で構成された形状を持つのも真空中であることを思えば納得だ。
 むしろ真空に寵をえているはずのアーヴが曲線を多用した船をつくることを不思議に感じる。やはり遺伝子の奥底に眠る生産性と相反する妙なこだわりが、彼らのどこかにあるのだろうか。ステルス性も平面宇宙のことを考えるとあまり説得力がない。鋳造を多用できるなら曲面を使ったほうが少ない資材で艦艇生産が可能になるが……このあたりは二大勢力の発想の違いを反映しているように思える。

 それにしてもラフィールがよかった。ドレスアップしているのも、紋章のときのようにベッドに仰向けになっているのも。さすがは僕の可愛い殿下。

漫画版:星界の紋章感想
小説版:星界の戦旗鬼響

星界の戦旗絆のかたち
Edit こいん │Comments(0)TrackBack(0)漫画 

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