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 ヴァイオリンを奏でる少年とそれを眩しそうに聴くお嬢さまが扉絵。ハヤテは格好いいし、かんとりぃなドレスをまとったナギは妖精みたいに麗しい。非常に露出が少なくて子供っぽいとすら言える格好だが、良く似合って魅力を引き立てている。
 借金執事のイメージするお嬢さまの理想的な服装って、きっとこんな感じなんだろうな……いい趣味してるな、同志!


 さて本編では新年がやってきたので、年始のあいさつに三千院家本宅にいくことになる。ナギは嫌そうな顔をしているが再三、おじいさまのことは言われてきたわけで、そろそろ顔を出さねばならない。
 今までのこまごまとしたマリアの発言は、せめて年始だけは本宅にあいさつしにナギを行かせようとする彼女の布石だったのかもしれない。さすがに幼女の操縦に長けている。
 でっかいヘリコプターを利用するのは滑走路の問題か。軍用らしきこの手のヘリコプターをみあげる気分は、皇都の衆民が天龍をみあげるのに似ているんじゃないかなぁと類推してみたり。
 だが、乗っていたのは竜ではなくトラのファンで、おじいさんをネタに少年をいじり倒すのだった。そんなこんなしている内に一枚板で出来て後ろ側につっかい棒がありそうなほど見事なお城にご到着。

 三千院の大屋敷は、まるで世界の誕生を思わせるような虹色の輝きにむせていた。
 帰還したお嬢さまは人の門を行進し、使用人達はまるでそれに引き寄せられるように主にその頭を垂れた。
 三千院こそが最高の財閥であり、そこかしこにお祭り気分が満ちていた。
        ――執事 綾崎ハヤテ「マイ・ロスト・マネー」より


 同じ格好をしているのに不審者として縛り上げられたハヤテは思った(お前らの四角メガネの方がよっぽど貧相なんじゃーッ!!)と――うまく突っ込めば咲夜の好感度があがるらしい。まぁ、場にそぐわないオーラってものは確かにあるから、そっちを感知されてしまったんだろうな。
 もっとナギやサクを見習おう。あんなに、ちっちゃくても堂々と胸をそらせている、あんなにちっちゃくても。


 着替えのために部屋を追い出された少年はあてどなく庭を歩いているうちに、鎌を背負ったおじいさんに遭遇する。彼のつねに鎌を持ち歩く習性をみて、マリアの師匠であることに気づく慧眼がほしい。
 そんなデスサイズ使いに誘われて少年は目にする――SP中隊を一瞬にして壊滅させた失態よりもさらに強力な「おいた」だった。青鼻をたらした子供を連れた初恋の縦ロールを街でみかける方がまだましだとハヤテはおもった。距離は約二〇〇メートル。
 覗きの適地があることからして設計者の意図で、久しぶりに屋敷にきたマリアとナギはそれを忘れていたんだろうか。着替えしているのがお嬢さまだけなのが、惜しい!というか咲夜もせっかくいるのにサービスにまったく絡まない、この扱いは……ギャグキャラか。フフン。

 ヒロインの尊厳について考えさせられた後、庭の手入れをしていたおじいさんは三千院帝と名乗り、ハヤテの人生の尊厳について問いかける。血圧高そーな爺さんだ。
 微妙な状況下で次回に続くとかはどうでも良くて、コロコロ笑うマリアに我が魂は萌やしつくされるのであった。


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