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 みつどもえは名作だの良作だのという枠を飛び越えて、今や変態漫画の新約聖書ですからね(旧約は椿KC)。

 萌え漫画を超越して、芸術の域に達した前衛作品。
 のりお先生だからこそ、成せた偉業だと言えるだろう。
 実際みつどもえに影響を受けて人生すら誤った廃人もちらほらいる。


 扉の緒方愛梨をひとはかと一瞬おもった。三つ編みと目元の黒子が識別記号だ。ただひたすらに佐藤信也が好きな彼女がみつばの言葉をうけて選んだ路線とは……変態!!変態!!変態!!(ああ…佐藤きゅんカッコいい…)
 おがちんの妄想とパットン戦車軍団はとどまるところを知らず、救いようのないほどに壊れていく。その方法で魂が共有できるのは佐藤きゅんではなく矢☆印氏だよ……。気がつけば米ソ戦勃発ヤンデレ化……おがちんが壊れた時、同志詩織の認識にも異変が生じた。
「そう…間違っているッ だが今は間違った方が正解だ――ッッ!!!」
 彼女たちの見た目なら中学生でも通用しますよ。頭の中身なら大学8年生でも…。
 ひとり常識人側に足を残している加藤真由美の気苦労はいかほどばかりか。三人組がいるとひとりは常識人がいるのがみつどもえのスタンダードなんだな。三姉妹のみつばや杉崎組の宮下など、ホップステップジャンプの変態強度があるとして、ホップの部分に相当する縁の下の力持ちたちだ。

 ヒモ部分とはいえ穿いている状態のパンツが描写されたのはみつばのそれが初めてではないか。喜んでしまうのは厄いが、やっぱり喜ばしい。
 しかし詰めがちょっと甘かったかな。「男子」トイレと聞いたみつばたんは変態少年を前にして「処理しなさいよ、この変態!!」とやってくれなきゃ……そんな発想するやつが、変態!!変態!!変態!!
 ついでに、さりげない言い方で自分を変態と認知している少年も駄目駄目だと思う。
「オレの変態度は凄いが、オマエ程ではない!!」
 もう一度!

みつどもえ1巻感想
みつどもえ2巻感想