2007年12月27日

週刊少年サンデー4・5号:新連載呪法解禁!! ハイド&クローサー

呪法解禁!! ハイド&クローサー
 出だしが格闘ゲームのそれみたいでちょっとワクワクした。
 しかし、呪い人形に呪い人形をぶつけるシステムはどうせ呪術返しを喰らうなら意味がない気がするけどなぁ。どうせ酷い目に合うなら自ら手を下しにいって構うまい。けっきょく心臓の回収もしなければいけないから法を気にする意味もほとんどないはず――わざわざ2対1にしてしまっただけではないか。
 まぁ、初戦の敵は準備不足でも無理はないわけで、ハイドの情報を手にした他の呪術師たちがどんな手に打って出てくるのかに期待したい。作品の雰囲気はガッシュよりもリボーンよりも未来日記に通じるものを感じた。まぁ、さすがに由乃クラスがでてきてくれるとは思えないけれど、内容から考えても掲載紙から考えてもヒロインの価値がそうとうのものになるはずだ。一発かわいくエロい(呪術的な意味で)娘を頼むよ。そういえばピーしながら呪術すると力が増すという発想があるらしいね。パロとしてワルショーネやドワルダーが出て来ないかなぁ。
 あと、子供の前でいきなり葉巻をふかすジジイ……私の心が狭いだけかもしれないけど、そこは控えて欲しかった。ハイドのチャックといい細かい配慮のない人だから無理か。

LOST+BRAIN(ロストブレイン)
 なるほど殺人や自殺を強要することはできなくても間接的にそれに至る行為を催眠することは可能なわけだ。ロボット三原則の裏をかく殺人をみせられたような気分。
 しかし、氷山のやることは支離滅裂。催眠術をかけた人間に催眠術を使わせることはできないのかもしれないが、いきなり決定的な不安要因を抱え込む必要はあるまい?能力の限界は自分でも分かっている癖に派手な行動をとりすぎなんだよ……学校規模の段階で国家に喧嘩を売るところまでハルノクニに似ている。漫画としてハイライトを連発したい気持ちもわからんでもないが、なんとも空虚な気分にさせられるだけだった。

絶対可憐チルドレン
 ハヤテネタよりも一番湯のカナタネタが気になる自分がいる……トラウマいじりのやりかたに久米田先生の影をみないでもない。今のサンデーにいちばん影響を残しているギャグ漫画家はやっぱり久米田先生なのかも。
 ネタを考えるのが大変なギャグ漫画は原稿料が高いと聞くけど、この場合はどうなのかなぁ。

金色のガッシュ
 最終回。ファイアーエムブレム外伝でアルム軍とセリカ軍が最後まで合流できずに戦うみたいな雰囲気。ガッシュは魔界の王決めのシステムを最終的に肯定する。個人的にはやっぱり不気味さを感じずにはいられないわけで、魔界との交流ができるようになったら清麿に調べてほしいものだ。
 ひとりで1コマ与えられていた至福のビクトリーム様をみて妙にハッピーな気分になった。めでたし。

史上最強の弟子ケンイチ
 またもやケンイチにぶつかってくるのはボリス・イワノフって事になりそうだ。いっけん地味だが何度もケンイチと戦い成長する良いライバルになってくれると嬉しいな。
 ところでロシアの大統領閣下は達人級ですか?リアル「闇」って感じだから困る。

結界師
 閃が素晴らしい参謀役として機能している。直接戦闘力の低さは気になるものの良守にとって欠かせない仲間になれそうだ。今までの敵は烏森の力で成長していきながらも能力を見極める余裕があったけれど、初期から力が強大な土地神クラスと戦う場合は苦戦は必至といわざるをえない。
 良守のバカが学校そのものを結界術で支える予感をもっているのは私だけか?そろそろ松戸氏に帰還願いたいなぁ。

あいこら
 弓雁も可哀相に――でも、すぐに支えてくれる人物を持っているのは幸せだ。ほとんど普通のラブコメ漫画になってしまって、だからこそ今まで培ってきたキャラクターの勝負になっている。

GOLDEN★AGE
 トラセコい。セコく凄い。ああいう、敵の中に味方をつくるプレイこそがバトルロイヤル攻略の鍵になるとみた。丹波もトラみたいなことを狙っているものだとばかり思っていたのだが単純にスタミナを温存しているだけか?
 こうなると唯の不利は相当なものになるはずだが、それでもボールに執着するのがフォワード魂ってものだろう。

お茶にごす。
 何も先の尖っている竹を使わなくても……それさえなければ、でもやっぱり勘違いする気がする。悪魔まークンの悲劇は半端じゃねぇぜ。
 最後にでてきた山田のよくわからん状況と普通に狂犬夏帆攻略に挑める男気にも感心する。何漫画かわからなくなるほど変な奴らだ。

クロスゲーム
 青葉が硬式野球をやっていることの思わぬ意味が――あまり嬉しくなかろう。東はお気遣いの紳士。社交性のなさそうな人物に限って人間関係をよく観察していたりする。

魔王
 これは名演説――内容以上に演出が巧みだ。さすがに雀蜂の非常にヤバい拘束姿を公開するのは危険だと思うけど、群衆に力の幻想を与えるにはあれくらいやってみせる必要があるのだろう。しかし、群生相のバッタは死亡率が半端じゃない。そういう事も民衆は考えるべきなんだけどなぁ。ネット配信の演説といえば隠の王の服部柊十郎を思い出す。
 最後の安藤が犬養に攻撃をしかける展開もぞくぞくきた。何言わせるのか凄く気になる。

ダレン・シャン
 あの人間が大王なのは読めても、あれでチャンスが失われたことを指摘されると衝撃が走る。しかし、バンチャ元帥の心の問題である以上、ダレンたちにできることは限られていた。
 よりにもよってハーキャットが頭の回るキャラクターになっているのが面白い。彼はバンパイアの因習とダレン以上に無関係だから思考が柔軟なのだろう。

イフリート〜断罪の炎人〜
 子供と大人の命に価値の差はあるのだろうか?ちょっと考えてしまう。単純な可能性の多寡でいえば時間の多く残っている子供が上かもしれないけど、可能性はどこまでいっても可能性なのも事実。

金剛番長
 金剛番長がいきなり知能プレイヤーになっていてたまげる。しかし、念仏番長の能力は息を瞬間的にためると風が起こって気付かれるのでは?あの状態で普通に喋っているのも凄いと思う。別に本当の超能力でも構わなかったのだけど、これはこれでトンデモ感がでていて悪くないな。

最上の命医
 だから主人公を持ち上げすぎ……こんなにマンセーして後々どうするの?と老婆心を抱くが、小児外科だけに老婆心は通用しない。

ハヤテのごとく!157話の感想はこちら


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2. 【大教典】週刊少年サンデー4・5号(12/27)  [ ラブ教総本山 ]   2007年12月27日 14:40
ネタバレ必死、週刊少年サンデーです。
3. サンデー(4・5号)私的雑感。  [ 好事家の世迷言。 ]   2007年12月27日 19:13
『金色のガッシュ!!』最終回。 最後まで少年誌魂を貫いたこの作品に、最大級の敬意を表す。 ---------------------------------------------------------------------- ★覚えた台詞、三番勝負。 1.「あんたの言ってることは……まだ俺にはできないかもしれない……。 ...
4. 週刊少年サンデー4・5号を読んだ  [ マンガ好きの戯れ言 ]   2007年12月28日 00:24
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5. 週刊少年サンデー4・5号 漫画個別感想  [ 乱文乱舞ランブル ]   2007年12月28日 21:28
今年最後のサンデー感想は ・呪法解禁!! ハイド&クローサー(新連載) ・結界師 ・ダレン・シャン ・LOST+BRAIN ・金剛番長 ・史上最強の弟子ケンイチ ・GOLDEN★AGE ・お茶にごす。...
6. サンデー4・5号 ガッシュと兄ふんが最終回!  [ ビヨビヨ日記帳 ]   2007年12月29日 05:30
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この記事へのコメント

1. Posted by none   2007年12月27日 20:36
・金色のガッシュ
>ひとりで1コマ与えられていた至福のビクトリーム様をみて妙にハッピーな気分になった。めでたし。
やっぱりビクトリームは扱いが特別ですね。人気キャラなので仕方ないですが。
金色のガッシュがなければサンデーは読んでいなかったので(私は特に漫画好きというわけではないので、ハヤテとの出会いもなかった可能性が大きいです)、特別思い入れのある作品ですが、とうとう終わったかという感じです。雷句先生お疲れ様でした。

・魔王
>ネット配信の演説といえば隠の王の服部柊十郎を思い出す。
私は真っ先にネウロを思い出しました。電子ドラッグのサンデーバージョンではないかと。最近のサンデーはジャンプからのインスパイアが多いような気がします。
2. Posted by 秋月らせん   2007年12月27日 23:52
こんばんは、こいんさん

>だから主人公を持ち上げすぎ……こんなにマンセーして後々どうするの?
いや、まったく。って思っていたら、

>と老婆心を抱くが、小児外科だけに老婆心は通用しない。
うまい!
思わずコメントしてしまいました。

命医も編集は冠さん臭がします。
もし編集が冠さんだとして
この主人公マンセーが冠さんの『天才へのひがみ・憧れ』から来ていればツッコミやすいのですが、この人、東大出身、しかもワイルドライフの藤崎先生が芽が出る前は一年間、飯奢りながら励まし続けたという、非常にツッコミづらい人。

命医が良い作品だけど、つまらない、にならなければいいのですが。
3. Posted by nama_k1   2007年12月28日 00:25
こんばんは〜
トラックバックさせていただきました。

・呪法解禁!! ハイド&クローサー
>子供の前でいきなり葉巻をふかすジジイ

自分も気になっていました。
見た目重視なのかもしれませんけど、
今のご時勢を考慮すると、自重して欲しい描写でしたね。

あと、どんなタイプのヒロインが登場するか楽しみですね。
主人公を引っ張るタイプかなー

・魔王
>何言わせるのか凄く気になる。

そうですねぇ。
早速、今言ったことを覆すような事を言わせるのでしょうか?
あまり調子に乗ると、マスターに殺されないか心配です。
4. Posted by こいん   2007年12月28日 00:43
>noneさん
 ビクトリームのハイテンションは妙に品が良くて好きでした。これで再会の機会がなくなるかと思うとちょっと残念です。
 割とすっきりと終わってくれたのはもちろん嬉しいですけど。

 魔王は原作がありますから、その時点からネットで流していたのでは?読んでないので分かりませんが、ジャンプからのインスパイアって程ではないと感じます。今の時代なら必然的な発想ではないかと――それと比較するとロストブレインは前時代的な方法論に走ってますけどね。
5. Posted by こいん   2007年12月28日 00:46
>秋月さん
 やっぱり作品の傾向にジャぱん以来の癖を感じますね。そこそこの成功で味を占めたのでしょうけど、三度以上も同じ路線が通用するか怪しいと思ってます。

 とりあえずはキャラクターが本格的に増えてきてからが勝負でしょうね。まかり間違っても関係者の名前をちょくせつ使うような真似はしてほしくないものです。
6. Posted by こいん   2007年12月28日 00:54
>namaさん
 こんばんは。どうもです。

 煙草はシャーマンにとって特別な意味があったはずですし、アイテムとしてどうしても必要だったのかもしれません。
 目くじらを立てるのも神経質かなぁ、とは思ったのですが気になってしまいました。
 個人的にヒロインは腹黒タイプを希望です……絶対少数派ですが。

 安藤がいきなり羅生門を暗誦したら笑います。犬養の権威を一発で木端微塵にできる発言がほしいですね。
「やらないか?」とか……イケメンに言わせても無駄かな。
7. Posted by q   2007年12月28日 22:59
ロスト・ブレイン>>

言っちまったよ新世界って・・・・
次に神になるっていったら・・・・ドボン!

ガッシュ>>魔界との交流ができるようになったら清麿に調べてほしいものだ。

このことを調べた清麿が、ガッシュに会いにいく 金色のガッシュsecond story
とかないですかねえ?(うえきの法則みたいに)



8. Posted by こいん   2007年12月29日 00:30
 ロストブレインはいっそデスノートを軸にして話を安定させてほしくなってきました。今のは迷走がすぎるように感じられます。まだ2話なのでこれからかもしれませんが。

 どちらかというと寂しいですがガッシュはここで完全に終わりにしてほしいです。雷句先生なら充分通用する次回作をひっさげてサンデーに帰ってきてくれると思いますし。
9. Posted by 小野瀬まりぃ   2007年12月29日 06:59
こんにちは、ビヨビヨ日記帳のおのせです。

魔王の演説は本当に凄過ぎました。
セリフ回しも凄かったのですが、絵でも魅せられる方なので余計に際立っていた
ような気が致します。(なので同じ号でロストブレインが何かをしても、双方に似た印象を抱いてしまうので勿体無いですね/汗)

今年も色々とお世話になりまして誠に有難うございます。寒い時期ですので、お風邪には気をつけてお過ごし下さいね。
良いお年をお迎え下さいませ。
10. Posted by こいん   2007年12月29日 12:14
 こんにちは。

 魔王の演説は漫画化した甲斐があった感じがします。小説ではできない演出も楽しめましたからね。
 ロストブレインとは被ってしまいますが、お互いに刺激しあって高いテンションを保ってくれたら嬉しいのですがねぇ。

 こちらこそ今年はありがとうございました。新年もよろしくおねがいします。

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