パロディのためとはいえ初春を（はつはる）と読むなんて厳しい真似を……それを言うなら「しょしゅん」だろっ。そよっ☆
　お腹が目立たない着物のおかげか、扉絵のみっちゃんが可愛さ全開１００％だった。いや「最大のチャームポイント」を封印してなお、この破壊力！と讃えるのが正しい。偽装ぼてっぱらの雌豚には興奮してしまった（ふたばの揉んだ位置が微妙な気が……）。
　いつもなら「正月だから仕方ないよね！」といって宮下に窘められていた吉岡が沈黙していた背景には恐ろしい相関図の暴走があったに違いない！みくが孕ませたとか……。

　眉毛の脳内で独自の相関図が構築されていた…

　明らかにみつばと杉ちゃんが主人公だったけれど、背後でこそこそ活動していたふたばとひとはがとても良かった。この二人がユニットになっている時がいちばん「姉妹らしさ」が発揮される気がする。
　長女は天下を掌握しすぎるから、三女の暗さがちょっと姉に譲っているみたいに錯覚できる次女との絡みがいちばんしっくりくるのか……とてもほのぼのできて良かった。ついでだが、困惑顔の巫女さんもかわいい。目をぱっちりさせない常人キャラでも、女性としての可愛さを振りまいているのはナイスだよ。

　それでいながらいつもの「劇薬」投入もおさおさ怠りなく。
　超エロから始まって、作法に則っているからパンチラなくて安心な杉ちゃんのお代官様ごっこ、最後はもちろん毎年恒例の百合カップルによる変態ラッシュ……来年もよいものが見れそうで、みつどもえがあるだけで気持ちが明るくなってくる。
　３回も繰り返し「やせる」が書かれているおみくじ並みに、ありがたや、ありがたや。

　できれば私もセレブ娘の髪におみくじ結びたいなぁ。なんか渦に放り込むとピロリロリーン♪の効果音と共にご利益が１ランクアップしそうだ。つまり超エロを結ぶと……それで痴女か。イカ臭さに目がないし。
　とりあえず「雌をつけなさいよ！」「豚より痴女の方がマシだわ!!」のみっちゃんは痴女豚と呼んであげると泣いて悦ぶかもしれない。
　杉ちゃんの帯って高いだろうな。今となっては凄まじいほどの金持ちっぷりが分かっているので「生きてて良かった!!」の時とは違い本格的に誘拐の心配が生じてしまった。何といっても妊婦専チカンの実在が疑われる少年誌漫画だもの……開き直って名作に昇華しおって変態作者!!変態!!変態!!変態!!
　’０９年もこんな感じね!!

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