風邪による学級閉鎖でクラスのニコイチが発生し、1組の海江田先生が丸井三姉妹のクラスにやってくる。みそじかわいいよみそじ。
 佐藤きゅん追っかけの前科があることを踏まえると彼女が風邪をひかなかったのも頷ける。それ以上に凄いのは1組は学級閉鎖が生じているのに、こちらは主だったキャラクターが全員出席できている6年3組の生命力である。
 梅子汁でも飲んでるの?

 ああ、松岡さんがいないから彼女は風邪引いてマトモになっている可能性があるな!いまこそお参りお見舞に行くべきだ。普段は接したくないけれど、酔っ払っていたり病気になっていたり、普通は近づきたくないはずのときに近づきたくなるヒロイン、それが松岡咲子である。
 クラスの中で多少は調子を崩している様子なのは、吉岡とふたば。ふたばは局所的に女の子らしい肉体の弱さを発揮するから難しい。
 彼女が笑顔でスケッチブックをひらくのは明らかにヘレンespのパロディだ。コミックス1巻の広告に何度も何度も使うからチャンピオン愛読者の桜井先生がすりこまれてしまったらしい。というか、このネタってヘレンesp7話「ヘレン、学校へ行く」の感想で期待していたものだな。
 わざわざ大と小を書き分けているふたばがうい奴だった。「き」の歪みかたも子供(ただし低学年の)らしいな。ひらがなが難しかった時代を思い出しちゃったよ…。

 それにしても矢部っちは日常的に彼女のうんこしっこ発言に対処しているのか……あと、みつばの「おかわり」発言と凍京使えるひとはのプレッシャー。確かに彼にしかこのクラスの担任はつとまるまい。
 だいたい最後のシーンは「タオルをいただきます」で佐藤に掴まったけれど、力尽きたくらいに解釈するのが普通じゃないか?クラス一堂疑惑の目でみるところが恐ろしすぎる。
 こ…この…風邪引かない変態学級!!
 まぁ、そこは日頃の行いと捏造された印象かなぁ――矢部っちも同じ問題を抱えているのだが。
 最後は結婚を焦る海江田先生が年下の童貞に話しかけるシーン。存在が認知されたうえで席が隣というのも危険だ。ひとははこれを監視するために職員室に潜入していたのか!
 ほんと、矢部っちはどうやって自分を保っていられるんだろうねぇ。机の下にはひとはたんがいただきます風邪をうつされようと待ち構えている程だろうに。

みつどもえ126卵生「ひぎはねっ!」感想
みつどもえ1巻感想