このサブタイトルは……ママにボクのブリーフをはかせてみました、とかの裏ワザをやっている気がしてならない。まぁ、淫靡さにおいては伊原家の食卓がチャンピオン的に最高峰だけど。2時間舐め舐めされても至らない裏ワザ!

 さて、ふたばができない二つの「チチ離れ」のうち物理的に可能な方――ひとはならもう一つの方も可能なのだけど、さしもの彼女も「チクビ離れ」はできない――を何とかするべく、ふたばとデッドウエイトがしんちゃんの家にお邪魔することになる。
 夕食の食材持参とは感心!と思いきや、冷蔵庫が腹痛プレイ用品だけになるまで食われまくったでござる……。あかりママの視点ではふたばの滞在は「予行演習」以外のなにものでもないのだろうなぁ。
 地味なしんちゃんパパの「ふっちゃん」発言がちょっとイイ。しかし、彼をしても三女を「ひっちゃん」とは呼び難かったのではあるまいか。なんて呼ばれていたんだろ?「ひとちゃん」?

 ふたばがいなくて物足りない――こっちはこっちで娘離れできていないなぁ――草次郎のためにひとはが奮闘するのも愛らしい。母親代わりだけでは飽き足らず、姉の代わりまでしてしまうとは、ひとはたんは天使すぎるよ。
 そんな彼女こそ誰にも代えられない唯一最高の女の子だゆ。そう孤独を癒してくれた誰かさんに言ってもらえる日が来ることを祈る――代わりになるのも得意なら、身を引くのも得意そうな娘なので。

 佐藤家における最後のお愉しみ、御就寝は……上がいいと頑なに主張してベッドをぶんどった雌豚が憐れな佐藤きゅんのうえに落ちてくるような「間違い」を避けるために部屋の玉突き現象を起こした。
 みつばとふたばがしんちゃんルームに、しんちゃんが→姉の部屋に、そして→パコが私の部屋に来て姉姉もとい↑↑↓↓→→姉姉AB先生……佐藤メガネ姉の無防備な寝顔が最高だ。俺って最低だ…。

 姉の神々しさを弟は知らず、自分の部屋がふたばにむちゃくちゃにされてしまうことを恐れて信也は深夜に→姉の部屋をプレシャスハントする。その結果できあがったものは――なぜ→姉のパンツを被るの!?この変態パンツ弟!!
 ……リンコとメンボの力関係が佐藤家でも成立しているようで。それでいて佐藤きゅんと同じ部屋で寝ることは受け容れる優しさがあるし、柿という字が→姉にみえるほど彼女が好きなった。
 しんちゃんとの幼馴染設定から考えて、彼女も昔から三つ子を知っているはず。今後、積極的に関わってきてほしい。

みつどもえ144卵生「彼方からの手紙」感想
みつどもえ146卵生「巻タオルはどこの森」感想
みつどもえ1巻感想