加藤真由美は佐藤が好きでしょうがない隊の良心、って言われても……せいぜい上澄みていどじゃなイカ?変態はいくら分溜しても常人にはなれんよ。パンツなきおがちんは攻守ともにバランスのとれた変態、仁義なき伊藤は……佐藤きゅんが市蘭サッカー部だったら観客のほとんどは呪殺さ
れてるな。

 さて、今日も緒方愛梨はノーパンでしんちゃんとの魂の共有を目指す。本当に構造をなぞるなら同じ下着でいいから穿いてやれ――まさかまさかしんちゃんもノーパンってことはあるまい。おがちんがズボンの直穿きを嫌がる理由がなくなるからなぁ。
 パンツ一枚でおこづかいが枯渇する彼女のことだから本当の理由はズボンが買えないことにあったりして……悲しいほど貧乏なのではなく、しんちゃんオークションで財産を使いきっているのだと信じたい。
 買う資金にも困るのに、恋敵のパンツを捨て去ったところにおがちんの本気を感じざるをえなかった。大丈夫!たぶん、捨てたパンツは一郎太がひそかに回収・保管しているよッ!!ぜんぜん大丈夫じゃねぇッ!!!

 仲間がパンツと悪戦苦闘するのを無視して「恋のおまじない」本を読んでいる詩織は流石だった。彼女のおかげでクンクン加藤が情に厚い好人物にみえてくる。まぁ、パンツをはいていない仲間がいたら、フツーは穿かせようとするものだけど…。
「懐かしい感触!!」と口にするおがちんの表情が可愛い。みっちゃんもこういう顔することあるね。ひとはたんは永遠にみせてくれそうにないが。いや、今の傾向が進めば……

 最後は三女がおそろしく積極的になってパンツ補完計画を実行する。趣味や才能を活かせる分野を中心に人と関わるのをいとわなくなってきたなぁ。家庭科実習でチーム杉崎と和やかにやっていたのが、巡り巡ってここまで成長したのではないか。
 窮地に優しくされるとコロッといってしまう教訓を活かして、今度のなんでもバスケットではクラスメイト全員に立ってもらうつもりなのかもしれない。ヘーイ、ヘーイ。

 自覚症状の薄い変態が揃ったチーム杉崎はノーパンを話題にするのも恥ずかしいんだなぁ、と当然のことに感心してしまったよ。だが、彼女たちが気付いているってことは、他の男子も……3人組が視界に入った瞬間に目を逸らされていることを願うしかない。
 つまり伊藤もドス黒さで間接的におがちんを守っていたのだ!友情の形は人それぞれだよねッ!!

みつどもえ146卵生「巻タオルはどこの森」感想
みつどもえ148卵生「傘もない」感想
みつどもえ1巻感想