部屋の代わりが祖母でした。みっちゃんが天使すぎて、この世界の住民でいるのがつらい……そんな気持ちにさせられる１５２話。男手ひとつで育てる苦労を考えると、草次郎は祖母と同居したほうがいい気がするんだけど、いろいろ事情があるのかもしれない。
　巨匠丸井の血の上流に位置するだけに祖父がおそろしく変態で手が掛かる可能性も高いのだった。三姉妹と祖父を合わせて混沌をもたらすよりも、各個撃破の連携をとる方が賢明とか？白髪マンモスとゾウさんのタッグを許さないみたいな話になっている。
　とりあえず、草次郎の接しかたから見て、おばあちゃんが父方であるのは間違いなさそうだ。気になる丸井母の情報はやっぱり最小限。なかなか気を引いてくれる。

　何度くりかえしても物足りないのは、みっちゃんの優しさで、微妙なセンスと思いつつもプレゼントされた服を着てお出迎えするいじらしさ……変な服を思い切って身につけてくれたおかげで非常に面白くカワイイことになった。大丈夫、杉ちゃんだけは認めて――ピロリロリンできないから――くれない！パンツを盗撮できるかどうかが、オシャレなお嬢様が雌豚の衣装を判断する基準である。
　素で忘れていたらしきふたばの「へえそうだっけ」に微妙な冷たさを覚えた。だがそこがいい。実際に会うとなれば誰よりも熱くなっているし、センスへの不満もない。良くも悪くも熱しやすく冷めやすい娘なのだった。
　そして、ひとはは矢部っちへの対応と同じく分かった上で言っていて救いを残しているから俺の嫁。パンツに茄子は子供っぽいを通り越して変態的だよ。まったく、矢部っちが見たらなんと言うか！

　最後に「へえそうだっけ」連呼の流れにのっかかり、お茶目さとさりげない黒さを見せつける丸井祖母は流石だ。みつばプレゼンツを装着した彼女を想像したら、物凄いダメージだった……。
　ひとはは、あのＴシャツも加工してあげないと――おばあちゃん用だけにウサミミパーツをつけると本格的に厄いッ!!

みつどもえ１５１卵生「水の中のナイト」感想
みつどもえ１５３卵生「動物のイタコさん」感想
みつどもえ１巻感想