太陽光線が燦々と降り注ぐ夏!
 みつごメイン話とくれば、ほのぼのするのは決まったようなもの!!――何かが狂っている気がしたけれど、実際に観察されるものは恐ろしく平和なのでOKだ。
 そんな中でも異常なのは、ひとはの頭が超高温に達していたこと――おっかさん属性に恥じない恐るべき耐久力。あの高温熱源で日毎に矢部っちの下半身を焼いていたなんて、恐ろしい子!!
 紫外線領域に達する黒体放射で、矢部っちは股間周りだけ日焼けしているよ!!!触らなくてもヤケドしているよ(矢部っちの社会的信用が)!フフン!!
 支配していないのに支配者きどりの長女とは違うんです。彼女は心頭滅却することができるんです。

 当然のように弱点だらけの雌豚だけではなく、ふたばも裸足のせいでアスファルトには弱かったことが判明する。じたばたして苦しむ姉妹の姿に嗜虐的な感情が芽生えそうになってしまった……皮膚に対する熱責めは基本だね。
 んで、白線を続ける宿命をせおったふたばが白線引きのイケメンホームレスに遭遇する前に、丸井三姉妹は最強の妹に特訓を施す。かなり前衛的な方法で――みっちゃんのサド趣味があんな酷い方法を生み出した!?本人は扇風機の風をうけながらむしゃこらっていらっしゃる。
 ひとはの頭じゃなくて、鉄板でも敷いておけばいいのになぁ。

 姉妹のためにとことんブルブル震えようとして倒れたふたばと、悪戯トラップをしかけながら最後まで耐え抜いたひとは、どちらが頑丈なのか分からなくなってきた。とりあえず最弱なのはみっちゃんに違いない……せめて寒さ耐性を誇示したれ。どうせ、ひとはに悪態をつかれるんだけどね。
 だが、絵日記の内容よりも「みつば画伯」に描かれること自体を嫌がったような、ひとはの反応をみて「お前を絵に描くぞ!」と脅す作戦がみつばにとっては使えることに気付いた。みんなに見せたり見られたりしたら酷評されて自分もダメージを受ける諸刃の剣だが。

 さて、ちょっくら泥んこを裸足で踏みにいってくるか――あはぁあはぁ。

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