酷いサブタイトルだな〜〜。
　実に自然体でサラシを巻いているみっちゃんが良い。角材は担ぐよりも腹で弾き飛ばせ！

　夏休み序盤から自由工作をはじめる真面目っこの長女が題材に選んだのは、アイス棒でのミニチュアハウス作り。実用性のないあれって、どこがリサイクルなのか、意味不明だ……気にしてはいけない。
　アイスを食いまくって増築に励んだ結果、夏休み終盤には学校にもっていくのが困難なサイズに達していた――原型になった家はどうした!?憐れにも明らかに解体されてしまっている……。

　模型作りの腕も凄ければ、その材料となるアイスを喰い続けたお腹も凄い。
　あまりに食いすぎなので、みつばが言い訳を述べるまで材料の問題に気付かなかった。宮下もいちいち突っ込むレベルの問題じゃないだろ、これ……「夏が過ぎても雌豚がアイスばかりを食い続けるわけがねぇ！秋は焼き芋、冬はコタツ蜜柑と食欲の対象が移っていくに決まっているだろ!!」と言いたかったなら分かるが、それでもアイスがあれば遠慮なく平らげるのが雌豚である。
　建築が順調に進んだのは（この構造を完成させるために、これだけアイスを食べなくちゃ！）と都合のいい言い訳にしたせいもあるんだろうな。ふたばやひとはが食べた分を具体的にみせてほしくなった。
　たぶん、最初の小屋ていど……「あとでチクビの別荘にしてあげる！」と説得したなら、ひとはも本気で協力しているかもしれない。そして、お腹を壊して矢部っち家で悶えるひとは。あはぁあはぁ。

　トドメは「別荘」のなかにあたり棒をみつけてのコンビニ行脚……まさかこれほどとは。でも「店員さんに見せれば〜」と口にする、みっちゃんが狂おしくかわいい。支配者気取りなら店員の方を家に呼んだら？私なら喜んで飛んでいきますとも。そして、草次郎に少女に囲まれている現場を押さえられる――なんの、警察を呼べば見た目の勘違いで勝てる！
　恐ろしい食欲であたり棒まで捏造したと勘違いされる不名誉を恐れる彼女は、すでにラブレター捏造などで信用を失っている事を知らない――今回の言動だけでどん底にいくか。
　まったく彼女と付き合うチーム杉崎はいい子ばかりだ!!

　なお、みっちゃんはアリと共生するエロミカサンの能力を持っているので、アイスの棒を洗う必要はないのだった。ちゃんちゃんこ。

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