ハロウィンの季節がやってきた!
 杉ちゃんがパーティーへのお誘いを丸井姉妹にしてくれる。あらあらすっかり馴染んじゃって……と微笑んでいたら、積極的に痴態を撮影しようとする変態ピロリロリン女の真骨頂発揮が待ち受けていた。
「バカめ!!」のコマでよだれを垂らしているところが最高に厄いです。宮下のツッコミも、もっともだよ!モチのロンは古いよ!!
 ああ、それにしてもハロウィンのチラシがほしい。参加したい、麻里奈ママにご奉仕したい。

 それにしても、みっちゃんの胸を強調するパーカーが凄くエロい。お菓子一年分によだれを垂らしているところは流石に杉崎みくの嫁だと思った。
 食欲に駆られてグロい仮装をするべく熱心に作戦を練る二人なのであった。仮想の仮装ライバルはスズメの化け物!
 長女のナルシズムに満ちた言動に、数奇のまがいものを見たへうげものの千利休を連想してみる。二回目は文句なく哀愁が漂ってます……やっぱり草次郎の娘。大暴れして、ひとはにあんな顔をさせていたこともあったっけ。

 髪を振り乱して上目遣いのみっちゃんが本当に可愛いので余計に困る。同性がいなければ彼女の暴走を止められなくなる時がくるのではないか。まぁ、妹たちと違って男っ気なしで三十路に突入してしまいかねないヒロインだけど……。
 紆余曲折の末、策士のふたばは、みつば画伯の超絶画力を応用して、怖いお面をつくることを思い付く。彼女が描いた仮面は普通にグロくてハロウィンらしくて文句なしだったと思うのだけど、みっちゃんの美的センスが狂いすぎている……なぜ草次郎が格好いいに分類されない(失礼)!

 で、仕上がった仮面をかぶって意気揚々とパーティーに出撃。ふたばの仮装が普通にかわいい。これはひとはが作ったのかなぁ。姉を煽りながら自分はグロさを追求しないとは、さすがにふたば。天然腹黒い!流血を活かしてやろうとするところはエクストリームでもある――ひそかな彼女の頭を割れるのはみっちゃんの体重のみオチもよかった。
 杉ちゃんは自分の中のみつばのイメージに心の底から惚れているんだね、熱いね、倒れた時にパンツ見せてよね。そんなオチとウザカッコいい宮下の吸血鬼男装にむふぅなのであった。

 で、ひとははどこへ消えた?子供が寄りつかないキャラから、お菓子を使って買収工作ができるまでに変化している点が気になる。つまり子供に備えているのか!?

メイキャッパー 1 (少年チャンピオン・コミックス)

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