経済学者エンゲルの声を気にする奥様は小学生のひとはたん。春爛漫のセンターカラー扉絵で見事にお色気披露である……ごくごく、ごくごく、ごくごく。
 以前のクリームまみれカラーとは打って変って大人しくなったみっちゃんは食い物に尻を乗せちゃあいけない。それでも祈たん並みに貪り食らうつもりだろう。むしろ、尻を乗せたことで他の人間に食わせないつもりだろう。富んだ雌豚だよ!!ピンクの団子が超重量でホット・ジュピター並みに歪んでいないのが解せなかった。

 春といえば花見、花見のついでにカラオケ大会しようと杉崎が俗っぽいことを言い出す。賞品を上げるつもりがまったくないのも庶民的にセコい。あの砂入り俵だれが運んだのかなぁ。こう、頭のバネにセットして引っ張ると無限遠方まで飛ばすことのできる機能が!?
 米180キロと効いて物凄くやる気になった三女は次々と不自然な行動にでる。やっぱり草次郎もたくさん食べるのか……ひとは以外の丸井家の中ではいちばん大人しく食べているように見えてしまうから厄い。

 花瓶を割るシーンで、そういえばふたばは花粉症だったなぁ、と思い出した。どちらにしろ、次女が頭突き一発で花瓶を完全粉砕したことについては、松岡たち並みに慄かなければいけない気がする。
 それが常識のはず……。
 センターカラーの分を取り戻す――でも妹に負ける――みっちゃんの入浴ボディラインが凄かった。あんなの描いてしまう桜井のりお先生が凄かった。

 そして、始まったお花見カラオケ大会。宮下の服装がかわいいぜ。ヤバい。頭に桜の花びらが乗ったみっちゃんも可愛い。花粉症のクセに野外で、しかもうるさくなったタイミングで寝てしまうふたばは、カワイイを通り越して得体が知れなかった。
 得体の知れないままにゾンビオチに活かされた。
 さいきんの話はパズルみたいにお題とキーワードに出演キャラを当てはめていっている印象だ。それはそれで職人技的でみものだけれど、純粋なギャグからは離れ気味かも。

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