2010年05月23日

新四将王とマフムートたちの人間関係について

 将国のアルタイル 34fasil 親子無情において四将国を親トルキエ派の若者たちが支配することが確定的となった。
 そして、気付くのは主人公のマフムートが私が期待したほど新四将王と親しくなれていないことである。彼・彼女らには主人公が将軍に返り咲き、さらに出世するための後ろ盾になってほしいものだが、一時的に推してくれることはあっても、生涯にわたる親密な付き合いをしてくれるかは怪しく感じる。
 主人公といえども、なかなか性格は変えがたい。文通が恥ずかしくて無理でも、せめてマメに詩を送るんだぞ〜〜。

アイシェ「これは何の嫌がらせかのぅ…」


 マフくんに特に親密になっておいてほしいのは、ブチャク将国のイスマイルだ。アイシェのような智謀やバヤジットのような武勇、オルハンのような萌えは最終的に自給できるタイプの主人公だけど、財産に恵まれた後方支援だけは自力ではどうにもならないからだ。
 今後マフくんがザガノスとは別の路線で活動するには必ず先立つものが必要になる。そのときに資金力があり、組織末端への補給などに必要な計算能力に優れたイスマイルが力添えしてくれたらくれたら非常に心強い。
 いわば蕭何になれる可能性を油樽の息子はもっている。

 まぁ、実際にはイスマイルと最初に接触したのはバヤジットとスレイマンで、その後も男の子同士、男の娘は無視してべったりなのだが……。
 けっきょく新四将王の人間関係はトルキエ将国人の強い介在を許さず、こんな形に固まると思う。

オルハン→アイシェ=バヤジット←イスマイル

 この場合、四将国の主導権を握るのはアイシェとの関係や国力からみて、バヤジットに落ち着く。いわばバヤジットはバラバンと戦った結果として、その兄が望んでいた名声と権力を自然に手に入れる形になるのではないか……バカバンはどこまでも喜劇的悲劇の主人公。
 そして、バヤジットとの繋がりでいえばマフムートよりもスレイマンの方が強い。ザガノス―スレイマンラインから四将国が動かされることになれば、大トルキエ圏内外交でマフくんが存在感を発揮する余地は乏しくなる――水門のサルジャみたいな存在感を出してもらっても困るけど。

 いまにして思えば、協力してくれる将王後継者を探すときに魅力的だが婚約者付きのお姫様アイシェと組んでしまったのが失敗であった。などと悔やんでみるが、四将国での政争がマフムートにとって得るものの多い事件であったことも間違いない。
 いまからでも全然遅くはないので、着実に交流を重ねておき、後日に備えてほしいものである。

将国のアルタイル 35fasil 内乱終結 感想:けっきょくマフくんの存在は新四将王の間でかなり輝きそうだ。
将国のアルタイルの目次

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この記事へのコメント

1. Posted by 水城   2010年05月23日 21:11
面白い考察で、すごく納得させられました。確かにマフ君財力は無さそうだもんなー。
2. Posted by こいん   2010年05月23日 23:31
 コメントありがとうございます。

 マフムートはいままで見せてきた能力を考慮すればチェスで元手を稼いで、バザールの値切りスキルで大儲けはできそうですが、性格的な隙をつかれて一気に破産しそうですからね。
 頼りなる金庫番がほしいところです。

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