扉絵ふたばのヘソチラならぬ、背中のくぼみチラに、桜井先生に取りつく病魔をみた……この人、罹人です!!
 普通にウザく不真面目な宮下が、授業が終わって目覚めてみれば仲良したちの姿はそこになく、代わりにふたばが椅子を逆さまにして座っていた。沈黙からのあくびがやたら可愛いよ。背中をくすぐられているみたいだ。

 ウザくも前向きにチェホンウーマンはふたばと遊んで休み時間を過ごすことに決める――のだが。
 さっそく始めた鬼ごっこはかけるはずだったフェイントを掛けられまくり。実はふたばのほうが考えていたオチには意表をつかれた。
 いつのまにか「ちょっと不思議な」と言われるべきは次女の方になっている。ひとはたんは敏感な部位の存在を体に刻みつけておきたいと考えるていどの普通の(髪の毛)餡ガールだ!ふたばくらい漫画的でも「ちょっと不思議」と思ってしまう時点で深刻な価値観の変動が起きている自覚がないでもない……。

 砂遊びしているメグちゃんに気さくに話しかけている様子をみて、いっしゅん感心したんだけどなぁ。やっぱりとんでもないことを不用意に口走ってしまうウザ下なのであった。
 でもやっぱり、身長があっても下級生たちに怖がられず、ぞんざいな口をきかれたり、ノッポと言われたりする宮下の壁のなさが好きだ。身長とバスケのポジション的には壁の方がいいのかもしれないけれど――胸が。

 ところで抱きついてもらえなくてショックを受けるみつばは、どこへ逝ってしまうのか?まぁきっと好意の程度問題じゃなくて、ベトベトした汗がいやがられただけだよ!
 コの字型にチーム杉崎に包囲されたひとはが羨ましい。間接的につかまえにいけば、スィースキルも作動しないようだ。

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