夏休みが終わって今日から学校……霊のしわざね!?
 登校日がなかったのは……実力だよ!

 そんな松岡さんに迫った体重の危機を感知したわけでもなく、吉岡が積極的に絡んでいく。いんさんらんの扉絵でデフォルメされまくった顔に笑った。通常時でも眉毛が強烈にデフォルメされたパーツだからなぁ。

 話は宮下の方に振られて――夏休みも吉岡と毎日あっていたとかノロケすぎ!それなのに宮下にアバンチュールを探してやる親友は女心に鈍感すぎるよっ☆
 毎日あっていたといえば、ひとはと矢部っちもチクビをだしに毎日あっていたので、人工呼吸の妨害はひさびさに会えた嬉しさでイチャコラしていたわけではない。素なのだ……お赤飯発言はもはや教師ではなく家族の感覚からでてくるものだと思った。

 佐藤に人工呼吸をふるのも夫婦漫才的息の合いっぷりというか――あの展開はむしろ佐藤きゅんの持ち芸か。佐藤が好きでしょうがない隊が接吻をもとめて転がるのはお約束だ。しかし、そのうえで次にお鉢が回ってきた千葉氏が詩織をロックオンしたのには慄いた。宮下に入れられる腹黒さんの蹴りにも慄いた。
 黙ってほしい女子が黙っているまたとない状況とはいえ、千葉氏は流石にチャレンジャー……殺されるのが先か、腐らせるのが先かのサドンデスだな…っ。
 宮下は矢部っちと千葉氏の人工呼吸を嫌がっているが、イケメン様の人工呼吸は嫌がっている描写がない。なんかウザいナリ。

 うだうだやっている間に憐れな宮下はプールに転落。もはやプールに棲む水生哺乳類の一種になっていたふたばが彼女を支えて「幽体離脱」。
 これに食いついた松岡と宮下の「仲」をみて、作戦成功と喜べる吉岡の狂気に笑いとニヤつきが止まらなかった。この子、本当になんでもアリだなぁ。狂ってるなぁ。

 あと、背景でよりそっているみつばと杉崎には、気軽に口出しできない神聖さがあった。

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はじめてのチュウ
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