2010年09月26日

将国のアルタイル 39fasil 東方の隠者

 扉絵にてフライング気味に出ました!マフムート一行の大秦コスプレ!!

 中華なマフムートが似合いすぎていてたまらん。額にお札貼りたいな、ぺたぺた。帽子に書かれた「多魯基」の意味が気になって検索した結果は、何故か「斯」の文字を加えて「多魯基斯(トールギス)」……この感じ、アシスタントの仕業か!?
 ともかくマフくんの頭の位置がニキよりも低くなっているところが、また良いのだ。題字で腰かけていることが分かりにくい――マフくんのえろすばらしいお尻がある場所に題字を乗せるとは何事か!猛省せよ
!!
 ニキも安定の似合いっぷりで、大秦皇帝の後宮にはアモーレな女性もいるんだろうなぁ、とか妄想してしまった。そういうのは名前的にチェチリアの領分かな。実際にそんなことが起きたらブレガ船長が世界の端っこにある大滝の向こうまで追いかけて行くに違いない。
 キュロスはいまいち変化のないところが素敵だね、うん。彼はまずカラーリングを変えないと……。アビリガの姿には裏声使う必要がなくなっていそうなんて、思ってしまって本当にすいませんでした。

 さて、まずは世界地図つかった作戦会議で、マフムートが大秦と直接取引することを望む。
 国際的な男性陣の前で、股を広げて柔軟体操するニキたんは小娘すぎるよっ!キュロスの黒目が少女に向いていることに不安を覚える。お前はポイニキアに嫁がいるだろうよ。涙目ニキたんの足裏をくすぐりたいと思いつつ、説明を聞いたところによれば大秦との直接取引は三大商人に独占されているらしい。
 このシステムではアルギュロスにいながら財力で彼らを超えるのは不可能に近そうだ。有望な商人が上手くやっていても婿養子に迎えられるなりして、三大商人の家に組み込まれる可能性もあるし。

 マフムートが策略から目を逸らしたいと考えている相手に、バルトライン帝国だけではなくヴェネディック共和国も入っている点が、国際政治のシビアを感じさせて良かった。でもまぁ、アビやんを仲間にしている時点で、海の共和国に将国が無関係だと思ってもらうのは無茶だ。むしろヴェネディックには“隠したがっていることを知ってもらいたい”のかもしれない、なんて考えだすと切りがない。
 話をしてみるとニキには折よく強力な伝手があって、とんとん拍子でヴェネディックグラス40万箱を買ってもらえることになった。マフムートは駄目だったら他を当たろうと考えているわけで、交渉が一発で上手くまとまったのはテンp……いや!バレバレ女装のたまものだよね!!
 いっそ、ルメリアナ大戦の停戦交渉をまとめるときも女装姿で臨んでほしいなぁ。「お前らと戦うには女の格好で充分だ」というメッセージに受け取られて、紛糾しそう…。
 安定の女装はまだしも、老カップルの膝枕耳掃除シーンを3Pにわたって描くのは誰向けのサービスですか?

 老師の話からポイニキア帝国の最大版図が大秦にまで掛かっていたことが分かって驚いた。この点ではローマ帝国よりもモンゴル帝国に似ているのかもしれない。
 だが、バルトライン帝国の強引な統治方法で、名指導者こんすたんてぃのす副市長が讃えたポイニキア帝国と同じ規模にまで領域を拡大できるとは信じがたい。そこはバルトライン帝国の実際に通じていないワン・イーシン老師をマフムートが上手く脅した感じかなぁ。最終的な結果が出るまでには老師は亡くなっているし、そもそも謀略が成功すれば帝国は東ルメリアナに足跡を残すことさえ叶わない。
 だから騙したわけではないという寸法だ。

 領域国家と商業都市国家の比較も興味深い話題だが、元皇帝親衛隊長がトルキエ将国を分類していない点が気になった。
 私が考えるにトルキエ将国は、どちらでもありどちらでもない国家だ。バルトラインや大秦を面(国土)、ヴェネディックを点(港)の国家とするなら、トルキエ将国は線(道)の国家と言い換えることもできる。
 両者の中間にある国家出身だからこそマフムートはこの策略を着想できた。そう考えてみるのも面白い。


 さて実際問題、トルキエ宝飾が化けたっぽいヴェネディックグラス40万箱が、どう転んでバルトライン帝国の東方侵攻に対する謀略に繋がるのか。
 私が引っ掛かったのは商い先ではなくて、ヴェネディックグラスの産地のこと。確かそれは帝国に占領されたばかりのポイニキアであったはず。グラスを40万箱も造って売りに出したら、共和国に備蓄されている水晶が枯渇するのは想像に難くない(国家の威信が掛かる商売になったので売り渋るわけにもいかない)。そうなれば、ルチオ元首はポイニキアに対してなんらかの「具体的行動」に出る必要に迫られる。
 別の産地を探すのもここまで急場になってしまっては苦しいし、いくら水晶がありふれた鉱物でも海岸の産地からそのまま海を通じて運べるほどコストパフォーマンスに優れた産地は、おそらくポイニキアだけ。

 この状況で国家を代表する特産品の危機を解決するには、帝国と同盟して売ってもらうか、艦隊を送り込んで奪い返すか……マフくんには前者にはならない自信があるのではないか。
 ポイニキアで商売を握っているのが、山奥から出て来たばかりお嬢さんだからなぁ。エルルバルデスを富ませるチャンスとばかりに取引価格をふっかけ過ぎて、血のない心臓さえ商う連中のプライドを損ねる予感。
 ルチオ元首は得意げになって、史上最年少の将軍に「ヒント」を与えすぎたのかもしれないな。今度は大国が少年に踊らされる番なら愉しい。


 あと、着せ替えカバーはザガノスとマフムートの普段着と聞いていたのだけど、それでも充分にゴテゴテしい……まぁ、マフくんの普段着は女装に変わる日も近いので、アクセサリーがあるのはしかたないなっ。
 毒薬の将軍の普段着には、毒が沁み込ませてあったらいいなぁ。
 すました顔をして肌を刺し続ける毒の刺激にどうにかなってしまいそうな変態将軍ザガノっさん。これだ!!

将国のアルタイル 38fasil 隊商の娘 感想
将国のアルタイル 40fasil 犬鷲の遠謀 感想
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