アニメ化中に見るとメタ的で愉しいひとはたんの収録風景。歌は得意…ではないですと煽られているけれど、キャラソンを聞いたかぎりそんなことないよ!思ったより上手いよ!!
 矢部っちの褒め攻勢が功を奏したのか――それともやっぱり宮下のウザさがいつも通り裏目にでたのか、人見知りなひとはが不適格な放送委員に決定した。ふたばはふたばと書いてもらえるのに、ひとはは三女なんだ……板書をしたであろう学級委員が気になる。

 まぁ、いまいち自信とやる気がないと言っても、お泊まり回では立て板に水を流すように喋っていたからなぁ。直接は人に接していないことを活かして、親しい友達と喋るみたいにできれば、ひとはに放送委員は適任なのかもしれない。

 ともかくは宮グリーンのせいでやる気のない駄目人間さんに代わって、松岡が事実上の放送委員をやっている。おわかりいただけただろうか。
 コッペパンをむしゃむしゃはむ三女が可愛すぎる。おかわりいただけるだろうか。
 放送室で一緒にむしゃこらするシーンまであるし、ひとはと咲子は本格的に仲がいいなぁ。さすがは「初めての友達」。宮ちゃんは逆に「人類で最後に友達にできる人」だな。
 ネタ切れで出された捏造案に激怒寸前のクラスでいちばんおかしい娘が可笑しかった。ポラロイドカメラの方が心霊写真がうつりやすいとか言っている癖に!

 ひとはも一つのものに執着する点では松岡に通じるキャラクターをしているわけで、オカルト少女の怒りは理解できるんだろうな。いわばガチレンジャーショーで「グリーンとか出したらどうだっ?」と提案されるようなものである。

 最終的には、近場の心霊スポットで涅槃のアイドルsanjoの歌謡ショーが繰り広げられる展開に。変な格好にされている途中で抵抗しろよ、ひとは!
 しっかりしているようで、天然なところがかわいい。

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