のりお先生の悩みが垣間見えて生々しいおっぱい職人ふたばのスランプ回。やっていることはショボイとはいえ、私まで感化されそうになった。
 必死で駆け登っている間はそこがピークだと気付かないもので、後から振り返って見上げたときの絶望感たるや――まぁ、反省はしても後悔はしない。前に進むことに一心になっていられれば良い。

 まずはお色気漫画への「一筆乳頭」……上尾周辺で単行本の売れ行きが鈍るようなことをすな!スーパーバイトJのタンコーボンが出なかったら、ふたばのせい――ではない。漫画の爆乳のバランスが気持ち悪くて、かえってお色気漫画らしかった。
 そして、ペンを取っているふたばが異様にかわいい。

 スランプに悩むふたばはひとはに泣きつき、佐藤きゅんにアドバイスを請う。
 ふたばとは別方向にエロスにリスペクトを払っている三女までしんちゃんの反応にくいついているところがツボに入った。やはりエロスに精通した変態パンツ佐藤として一目置いているらしい。
 これが矢部っちの意見だったら「……くだらない。しょせんは実物をみたことのない童貞の趣味ですね」とバッサリ切り捨てることであろう。その点、しんちゃんは、あかりママの超絶美乳を見てから12年しか経っていないのだ。彼の意見は非常に信用できる。同様の理由から千葉氏の意見も信用できる。
 だがやっぱり一番経験値が高いのは草次郎のおっぱいを毎日みている次女だと思う。

 久々に出て来た栗山っちの扱いが酷い。ひとはの当たりがやたらと厳しい気がした。栗山っちには直接罪のないところで鬱憤がたまっているのかもしれない。
 ガチピンクの可変おっぱいを許容する特撮オタがずいぶん語るなぁ。千葉氏の感覚は、萌えキャラの名前が母親と同じだったときの衝撃をイメージすれば近イカ……喩えが二次元基準になっている。

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