2011年03月19日

帝国大海戦3〜第二次マーシャル諸島沖海戦

 読者様の中にどなたかオルデンドルフ提督に新型戦艦を指揮させてくれる戦記作家様はいらっしゃいませんかー!!
 翔鶴が瑞鶴より先に沈むくらい確実に、旧式戦艦部隊の司令官にされてしまうオルデンドルフ提督の任務固定っぷりが寂しくなってきた。レイテ沖海戦の印象が強すぎるらしい。たまにはリー提督と役割を交代してもいいんじゃないかな。
 ……適材適所の徹底しているアメリカ軍がそんな配役をしてくれるはずもないか。いや、旧式戦艦でも前線で戦わなければならない展開に持ち込めば、戦力化のためにレーダー射撃が有効だからウィリス・リーに任せようという話になるかも?

 まぁ、ともかくこの世界のオルデンドルフ提督も旧式戦艦部隊を率いて、えっちらおっちら航海していた。その前に立ちはだかるのは最新鋭戦艦プリンス・オブ・ウェールズ!高速を利してやりたい放題鼻面を掴んで引き回した様子だ。危ない局面もあったものの、ナイスタイミングで駆けつけた日本の旧式戦艦がフォロー。
 新鋭戦艦同士――こういう戦いになると同席を強いられる長門と陸奥は大変だ――の戦いに際しても横合いから美味しいところを持っていったし、第二次マーシャル諸島沖海戦はイギリス海軍が大活躍だった。
 ぶっちゃけ彼らがいなければ、相討ちという名の敗北もありえた展開だった。

 大艦巨砲主義に染まって戦術判断を誤らせた古賀峯一長官の失点は大きい。海戦の結果を注意深く見ると、航空機の被害は日英艦隊の方がアメリカ海軍より大きくなってしまっているくらいだ。上陸船団に対する兵力の逐次投入攻撃は非常にもったいなかった。
 一応は勝利したものの、イギリス海軍の手前もあり、大いに反省してほしいところである。


 石井大尉による九九式艦爆の後席から前席への曲芸的な移動が、絵で見れて良かった。そのままでいたら死ぬと分かっていても、あれは出来るものじゃない。ちょっと前までデスクワークをやっていたはずが、急降下爆撃の投下索は引くは、緊急の操縦で不時着水をしてしまうわ、石井大尉には弟の霊が乗り移っているとしか思えなかった。
 艨艟たちの巨砲射撃シーンも見ごたえがあったけど、2巻にあった海防艦出雲も衝角攻撃の方が劇的に見えてしまう……。

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