黄昏×乙女アムネジア
 貞一くんは出来るヤツ。微妙に並みのラブコメ主人公とは違う。そんな彼にしても有子を抑え込めるとは到底思えない。ここにきて、人間が最大の敵に感じられる展開になるとは予想外だった。みんながみんな霧江みたいにきゃわいい子ばかりではないのだ。
 夕子の変装をした霧江は異常に可愛かったなぁ。あの自信のなさそうな態度に、見事なペチャパイ。同じ顔でも徹底的に印象が違ってくる。そのギャップに打たれた。
 貞一にも少しは通用しているといいね――そうでなくとも彼女にはぜひ、髪を伸ばしてほしい。それで、本物の怪異に夕子と間違えられて襲われる結果になったら堪らないけれど。

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編
 途中をすっ飛ばして最終回だけ読む。
 かくして、人目に触れないところの戦いによって「日常」は守られた。けっこうヒーローっぽい締め方である。曲解すれば彼らも御当地ヒーローみたいなものかな。
 みんなに死ねば全て解決と思われるような立場になってしまった鷹野三四に富竹が掛けた言葉が熱かった。もう「死んで詫びろ」には疲れたんじゃよ……どこか釈然としない気持ちもないではないが、あえて三四を応援したい。

絶対☆霊域
 ずいぶんボリュームたっぷりで、意外とそれが嫌ではない。
 前田のしつこさを応援したくなってきた。健気から純ストーカーに食み出しそうで準ストーカーに留まっているバランス感覚がよい。

コープスパーティー
 戻るのに依存はないけど、装備を整えてからにしようぜ。幽霊の女の子がそんなに待てないなら、せめて水だけでも飲んでいってほしい。
 岸沼がそのままあそこに留まるならば、それはそれで斬新な展開だ。ジョジョの5部にも、そんなヤツがいたなぁ。
 森繁の精神はついに限界点を突破。死体が繭だったことを知らないまま死ねた方が彼にはマシだったかもしれない。元の世界に戻れても、立ち直るのは非常に難しいだろうな……。

戦國ストレイズ
 着々と構築されていく信長包囲網。包囲網をつくられるのは信長のライフワークみたいなものなんだね。各個撃破に精通するのも無理はない。信長領が大きくなればなるほど、包囲網同士の連絡は難しくなっていくわけで、この時期の包囲網は特にきつい感じがするなぁ。

ヤンデレ彼女
 エイプリルフール。嘘ということにしてキツイ本心を言ってしまうことも出来る日。そんな学習をした。商業主義が絡んでいないわりに、良く流行っている。

プラナスガール
 二人の問題は自分たちの問題。ここで助けられるなら、自分たちが助けられることもあるさ。好きだった子の百合イチャを見せ付けられ続ける気持ちは、想像を絶している。いっそこういうNTRならアリと思える日が来るのか?


スクウェア・エニックス系コミックス感想一覧

ガンガンJOKER 2011年 05月号
ガンガンJOKER 2011年 05月号