2011年06月29日

ルメリアナ大戦を終わらせるものは誰か

 軍事的な意味ではなく、外交的な意味で。
 ヴェネディック共和国のルチオ元首が呼びかけた対バルトライン帝国同盟が実現化まっしぐらな状況だが、西ルメリアナ大陸を真っ二つにするこの同盟が成立してしまうと少々困ったことが出てくる。
 すなわち戦争を終わらせるときに仲介となる適当な中立国がなくなってしまうかもしれない。

 たとえば共和国が単独で帝国と戦うなら将国が、将国が帝国と戦うなら共和国が、仲立ちになって停戦の話を進めることもできよう。しかし、主だった国が片っ端から参戦してしまうと、停戦交渉のチャンネルを開くだけでも苦労することになりかねない。指導者が戦争を止めたくなっているのに、手間が掛かっている間に出なくていい犠牲が出てしまうのは誰にとっても不幸なことである。
 歴史からくる権威でいえばポイニキアが残っていれば使えそうなのだが、帝国が見事に滅ぼしてくれた……。他の央海十二都市についても必ず一方の陣営につく雰囲気になってしまっている。
 そんな現状で仲介役をやれそうなめぼしい勢力と言えば、以下のものが思い付く。

大秦
 実力と権威でいえば文句なしの存在。しかし、圧倒的に遠いので交渉をリアルタイムに仕切るのは不可能だ。皇太子を派遣してくれれば……。
 ワン老師の考えに大秦の首脳陣が同意する場合、帝国に厳しめの裁定をするだろう。

五首信仰の教団
 組織力の実体がなかなか見えてこないけど、大陸全土に広がる宗教集団なので、帝国と他の国々を取り持つ能力は有しているはず。問題はルイ大臣が赤蛇の教団と親しく、水の精霊に関わる仕事をしていた耳役を殺しまくっていることだ。やはり帝国には厳しい立場で臨むのではないか。

銀の都
 ポイニキア沖海戦の結果をみて帝国への態度を硬化させつつあるが、今のところは中立。しかし、商人の町ゆえに火中の栗を拾うような下手すれば両方から恨まれる立場を積極的に果たしてくれるとは思えない。彼らにとっては権威より実利が大事である。
 それでもやるなら、やっぱり帝国を警戒するのではないか。

アラバ族
 多くが帝国領内に居住し、将国にも同胞がいるアラバ族は、平和のために一仕事できる可能性を秘めている。ヒサールを巡る軋轢はあったものの、それをコネクションと考えてくれれば、あるいは!?
 ただし、両陣営に舐められないだけのパワーは持っていない。


 まだまだ描かれていない勢力がある現状では、こんな感じだ。帝国は妥協せず敵を滅ぼすまで戦いを続けるやり方で国を広げてきたようなので、交渉事自体に慣れていないかもしれない。ウラド王国とは自然休戦だろうし……。
 例外的と思われる前回トルキエ将国と講和したときの様子を知りたいものだ。
 大陸中から警戒されまくりな帝国の立場だと、下手な国を間に挟むより真面目なトルキエ人と普通に話あった方が、バルトラインにとって公正な講和ができる気がしてきた。

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