ジャンたちは巨大樹の森で、追撃してくる巨人の足止めがかり、女型巨人に追いすがるよりは遥かに生存確率の高い任務だ。
 でも、樹から降りる時、どうするの?このまま樹上生活者になれるなら、いっそ幸せかもしれない。この樹の上は、あまり生物が豊富そうではないけれど。

 まぁ、巨人の活性が落ちる夜を待って馬を確保できれば、城壁まで帰還することも不可能ではあるまい。人数分の馬が確保できない場合は、仲間に馬を連れてきてもらう必要がある。物資の設置どころではなくなりそうだ。
 あと、トイレに行きたくなったら、ひたすら我慢するべし。

 さて、猛烈な追撃を受けているエレンの方はといえば、ジャン以上に命令への疑問にさいなまれていた。
 案外、自分の方が正しいのかもしれない。あくまでも自分の判断で命令に従うのは、ただ思考停止で命令に従うのとは違う辛さがある。
 いちおうリヴァイ班の判断は揃ったけれど、多数派であることも正しさとイコールではないからなぁ。この世界において、みんなで赤信号を渡れば、みんな死ぬだけだ。
 そもそも生存率が高いことが正しいとも限らない。確実に死ぬ行動を躊躇なくとる戦士たちもいるが、彼らの行動は正しそうだ。

 そして、変なタイミングで回想に突入。
 リヴァイ兵士長の「気持ち悪い」が、凄くキタ。
 ああ、そんな目で見ないでくれ…っ。これで身長がエレンより小さいところが良いのだ。兵士長のポテンシャルは想像以上に高く、ミカサに迫っている。コーヒーの飲みかたも変だし。

 エレンが巨人になれなかったり、時間差でなれたりの原因は、良く分からない。精神状態か、時間帯か。コントロールできなければ兵器失格なのは確かだな。

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