2013年08月09日

アルスラーン戦記 第二章「アトロパテネの会戦」 荒川弘

 パパ王さまはイノシシ武者ですか?
 霧の中いきなり集団騎馬突撃は槍衾で正攻法に受け止められただけでも面倒なことになりそうなんだが……敵を呑んで掛かりすぎだよ。巨人の胃袋直行便と同じだよ。
 けっきょく王が強かったのではなくて、いままでは敵に恵まれていただけに思えてしまう。あるいは連勝におごって初心を忘れてしまったか。正しい忠告をする家臣を鞭打って奸臣に踊らされてしまうのだから根本的なところで「人徳」がなかったことが敗因になるのかもしれない。
 決定的な行動を取る前に複数の情報源に当たりましょう。約束だ。

 パパンに比べて我らの?アルスラーン王子殿下は正当防衛での初手柄をお挙げになられた。
 爺様の剣術訓練には、ちゃんと意味があったようだ。成長の実感がなくても腐らずに訓練を続けられたところも偉いな。
 何よりも初めての実戦で、味方が衝撃的な大敗をやらかしたのに、日常的な訓練の成果を出せる余力が凄い。1話でも謎の余裕があったし、アルスラーンはそういう少年なのだ。これも一種の人徳であろう。

 そして「誰か」のセリフが今月のベルトルトと被っている。
 呼んだ中にカーラーンの名前がないところが何かおもしろい。王子なりの勘で頼りに出来ないものを感じていたのかな。鳥にも劣ると判断されたとおりの裏切り者でしたー。
 決定的な場面で主君を裏切ったら後は「ば〜〜〜〜っかじゃねえの!?」と叫ぶだけですね!そのセリフさえあれば、よい許す。だが殺す。

アルスラーン戦記 第三章「黒衣の騎士」感想
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この記事へのコメント

1. Posted by ミヨキチ   2013年08月10日 22:43
アトロパテネでの王様は、ホントいいとこなしですね。ジョアシャン・ミュラが全軍の総司令官になってるようなもので、麾下の指揮官・兵卒は、気苦労が絶えなかったことでしょう

加えてベルティエが敵方に内通してる上に、東南の風まで起こされてるんですから
、そりゃ無敵のパルス軍もピンチに陥ろうというものです。

荒川弘版アルスラーン戦記は、正直な所まだ違和感が有りますが、これから独自の面白さを発揮してくれることを期待します
2. Posted by こいん   2013年08月22日 00:18
 策略と気象の合わせ技が嘘だと思いたいくらいハマってしまったので厳しいですね。
 怪しい状況で戦わされた兵士たちに深く同情します。

 他のキャラクターはともかく、アルスラーンは誰が描いても違和感を覚える気がしてなりません。
 いっそ、顔を白で潰された方が……ゲフンゲフン。

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