2014年06月09日

アルスラーン戦記 第十二章「絶世の美女」

 詐欺師か英雄か――三枚目もこなす芸人のギーヴさんである。誰も吟遊詩人とは言ってやらない。宮廷画家に比べれば遙かに本職ができるのにねぇ〜〜。本職ってなんだろ……考えはじめると訳が分からなくなる。
 とりあえずダリューンは戦場のロードローラーが本職だよね。あるいは人波モーゼ。

 カーラーンは本当に余裕がないようで、無辜の民を犠牲にして、無辜の王子を殺めようとしている。
 そうとうヤケクソが感じられる。長期的には自滅するが、自滅する前に接近するのは怖い相手だ。何をやらかすか分からない怖さを裁ききって、ふところに入り込み、暴挙をやめさせることが出来るのか。軍師の腕の見せ所である。
 こんだけ無茶苦茶非道にみえる上官にちゃんと従い続けている部下の存在が興味深い。
 どんなに暴走してみえても、パルスのことを思っての行動だと信じてもらえるだけの蓄積がカーラーンにはあったのだ。現状はその財産を消費している状態に思えるが。

 初登場を飾ったファランギースさんの格好が寒そうだった。顔はかなり気合いを入れて描いているなぁ。いつもの絵柄の印象から少し外れているので驚いた。
 戦闘力は当然のように一流で、性格はやっぱりひねくれている。価値を一部なりとも損ねた時点で誹謗中傷をおこなう連中の勝利、と考えるのは勝利条件が厳しすぎるか。

アルスラーン戦記 第十一章「カーラーンの出陣」感想
アルスラーン戦記 第十三章「裏切りの英雄」感想

天鳴地動(てんめいちどう) アルスラーン戦記14 (カッパノベルス)
天鳴地動(てんめいちどう) アルスラーン戦記14 (カッパノベルス)
原作の新刊出てた。

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この記事へのコメント

1. Posted by ミヨキチ   2014年06月09日 23:23
ファランギースの格好は軽装すぎると私も思いました、そりゃ襲われるよ。機能性どこいった。それとも中世ペルシアに似た世界では若い女性の旅装はこの格好が一般的な可能性が微レ存…?

原作付きということで、ファランギースやタハミーネ女王は趣向を変えてデザインしている感がありますね。ダリューン辺りは、いつもの荒川色が強く出てるので対称的です。
2. Posted by こいん   2014年06月13日 18:48
 砂嵐にあったら、素肌に砂粒が当たりまくって泣く格好ですね。まぁ、着替えもあるのでしょうが……。

 キャラクターの引き出しが広がることは歓迎です。
 ダリューンはたまに駒場にみえてしまって困ります。

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