2015年01月09日

アルスラーン戦記 第19章「二人目の王子」

 サブタイトルが二人の王子だったらエトワールを王子だと勘違いしてしまいそうだ。最後にヒルメスが名乗って二人目の王子だが、生まれた順番から言えばアルスラーンの方が二人目になる。ややこしい。

 エトワールとアルスラーンの再会は、敵対する間柄では最低限の礼儀をわきまえて情報の交換が行われた。
 イアルダボート教のよく使い込まれた聖書をエトワールはプレゼントしてくれる。しかし、アルスラーンはルシタニアの字が読めるのか!?根本的な問題をエトワールは無視している。
 王子だから仮想敵国の言葉は勉強しておくべきとはいえ、遠くから青天の霹靂のように現れたルシタニアの言葉は……そもそも会話ができているので大丈夫なのかもしれない。この世界のラテン語に当たる言語で書かれているのかなぁ。
 聖典とカラシニコフの突撃銃は「正しい動機で創られて多くの人を死なせる」意味でよく似ているよね。

 タハミーネがイノケンティウス王に結婚を迫られている件で、王妃の方から言い寄ったのではないかと考えるギーヴが酷い。淀殿がいくらなんでも言われすぎで気の毒になったときの気分を思い出した。「石田三成と寝て、修理とも寝て、誰とでも寝るなぁ」とか、言われてた。
 アルスラーンが具体的な策をほしがったが、ナルサスがあやふやな方針を示すことが王者のつとめと諭すところは、商鞅と秦公のやりとりを思わせる。
 ついつい分かりやすい覇道を求めてしまうものだが、アルスラーンには王道を行ってほしいものだ。

アルスラーン戦記 第18章「水辺の再会」感想
アルスラーン戦記 第20章「カシャーン城塞の主」感想

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この記事へのコメント

1. Posted by ミヨキチ   2015年01月09日 22:01
言われて気づきましたがパルス人じゃ聖書読めませんねw現地布教用に翻訳版持ち歩いてるなら見上げた根性ですが。言葉は原作通りならルシタニアの知識階級が大陸公用語の一つであるパルス語を学んで喋ってる設定ですが、漫画版だとどうなのかな
2. Posted by こいん   2015年01月10日 15:09
 向こうがパルス語を勉強してくれているなら、こちらもルシタニア語を勉強してあげなければなりませんね。

「ありがとう。勉強になったよ、ルシタニア語の」
「イアルダボート神の素晴らしさは」
「一皮剥けば常識的なことしか言ってないよね」
「」

 エトワールがパルスの文字の勉強用にその字で書かれた聖書を持っている可能性は高いかもしれません。内容がしっかり頭に入っているでしょうから、別の言葉でも書いてあることが予想できて学習を進めやすいはず。
 トロイアを掘ったシュリーマンがそんな外国語勉強法を使っていました。

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