三十路が本当の三十路になる日。記念日にするには恐ろしすぎる一日を残酷な子供たちは盛大に祝う。やばい、やばすぎる!
 みつどもえ世界を6年生でループさせている最大の容疑者である海江田先生に気を使うみくとひとは。空気を読まずにお祝いを考えてしまう宮下とそれに乗ってくる他の連中……納涼にふさわしい一幕であった。
 というか、この時期が誕生日なら作中の三十路は半分は本当に三十路ではないか。29歳と30歳の状態が同時に存在しているなんて言わせないぞ。

「矢部先生が……好きなのよね…」と真三十路に言われたひとはの顔が衝撃的だった。
 いい顔いただき!とデッサンしたくなる。調子に乗った童貞への屈辱の表情が最高すぎる。
「ん?」じゃねーよ!

 あと、誕生パーティーのケーキを妹の恋話すら無視してひたすらむしゃこらし続けるみつばが幸せそうで何よりだった。
 最後に「次号、堂々完結カラー!!」なんて書いてあるんだけど、再来週に「新連載3×みつどもえ」が始まってるに違いない。あまりのことに海江田が感染った……巻末コメントは今回の話をやりたかったようにも受け取れるけど、やりたかったことを長年描けたと言いたいのだろうなぁ。
 ……みつどもえが終わったら何を希望に生きていけばいいのか。

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