2017年07月22日

将国のアルタイル19巻 レレデリク軍トルキエ中入り

 ジャック・ジョルダンとジークフリート・カウフマンの新貴族部隊は、来るはずの援軍を得られずに無駄死に。カウフマンに至ってはトルキエ将国側についてしまった。
 その分の兵力をトルキエ将国の防衛に回せることになったと考えてみると、ザガノス将軍の大きな得点である。犬鷲隊の1700しか送らなかったけど。
 カウフマンの帰順を材料にして日和見の新貴族も切り崩したいところだが、連中はレレデリクによる将国乱入を知っているので、日和見をつづけるだろうなぁ。
 トルキエ軍が退却を始めれば、追撃戦に加わってきそうな奴らだから、日和見に止まっているだけマシ。

 肝心のレレデリク軍は、新貴族の騎兵4千と元南領軍4万をひきいて、大トルキエへの殴り込みを成功させていた。
 王手をかけられている最中に、王手を目指す動きをつづけるなんて卑怯だぞ。城壁の町がちゃんと時間稼ぎの仕事をしているとも言える。まるで矢倉。
 一方、ミュールに対比されるべきヒサールは、首都から距離が離れていることもあり、敵に迂回されて避難所にしかなっていなかった。相手の補給路を延ばす役割を果たしたと観ることもできるが、もうちょっと活躍がほしい。
 避難民を編成して、マフムートにつける援軍にできないかなぁ。さすがに時間がなすぎるか?琴弾一座もいることだし、得意のプロパガンダでなんとか。

 ほとんどありえないことだが、東西の領土を完全に交換する羽目になった場合はヒサールが東の国境を守る砦になるので、「砦の町」の名前は守れる。
 ザガノス将軍のもくろみ通りバルトライン帝国が滅んで友好的な国家群が樹立されたら、ヒサールの防御力は使う相手がいない幸せなものになる。
 現役世代の目が黒いうちは、それでも城壁は維持管理されるだろうけど、平和ボケが蔓延してくると破棄されるかも?

 久しぶりに重い腰をあげた四将王では、着替え時の色気でバヤジットが姪を上回っていた。未亡人オーラを出すのをやめい。
 他の将王も似た立場であり、殴り込んできたレレデリク軍は無粋と言える。もちろん、そんなことを気にしていられる余裕はエルルバルデス公爵にはない。

 ゼキ将軍がマフムートを「貴様」呼ばわりしていたことに笑った。これは後が非常に気まずい。批判しちゃった上司だけ先に帰社することになって、ゼキも救われた気分?
 毒薬は鬼の居ぬ間にマフムート閥の切り崩しを進めるはず。留守時のトップはクルト将軍かな。まぁ、祖国を救えばマフムート将軍は、成果でザガノス将軍に対抗できるはず。

収録各話
将国のアルタイル 98fasil 罠の裏
将国のアルタイル 99fasil 裏の裏
将国のアルタイル 100fasil 帝国の侵攻
将国のアルタイル 101fasil 燃ゆる祖国
将国のアルタイル 閑話休題「ニキ×マル極上めし」

将国のアルタイル(19) (シリウスコミックス)
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将国のアルタイル記事の目次

この記事へのコメント

1. Posted by rhythm   2018年01月25日 20:26
 狼の将軍。
 この巻において改めて「将軍とは何か?」を問いかけた。
 そして、犬鷲の将軍が出した答えは、今は亡き養父の教え
「困っている友人を助けに行く、それは素晴らしいコトだけど、将軍にとっての最優先事項ではない」
(2巻、6話参照)を忠実に受け継いだものだった。
 比して、狼の将軍の撤退意見は、将軍としてのものではなく、千人隊長以下の軍人のもの、と言っているのだ。
 しかし、ここは将軍会議の場ではない。外には一般の兵士がいる、その数4万5千。家族を思う不安・不満。これが高まれば、組織の機能不全、最悪暴発につながる恐れがある。
 そのことを意識してなのか。狼の将軍がいる、セリフのあるコマには、一般の兵士達が多く描かれていた。
 4万5千の兵の思いを代弁しているのが、この古の騎馬民族の遺風受け継ぐ軍人、というより武人なのだ。
 感情的な言動で毒薬の将軍に迫る、それは将軍として責められることではあるが、同時に全兵士の気持ち(よくぞ言ってくれた、と)を吐き出させることでもある。
 直後に犬鷲の将軍に過ちを指摘されることで、己が叱責を受けることにより、全兵士を(確かに、言われた通りだ、と)納得させることができる。
 結局、将国軍に動揺は広がらず、包囲攻略戦も続行。
 狙ったわけではないが、結果的にはファインプレーだったのではないか? 何より兵士達の信頼を得たことは大きい。
 彼の下でなら、どんな強敵にも果敢に立ち向かうだろう。
 例えばそれが、どんな相手であったとしても。

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