ずっとずっと熱い思いを込めて廉頗を観てきた蒙ゴウおじいちゃん。まさかのトキメキGファンタジー。40年の想いが、いま爆発するナイスキャスティングボート。
 凡将は天下の大将軍にあこがれていたんだな。
 でも、廉頗の側も蒙ゴウのことを覚えていたわけで、何か感じるものはあったはず。まだまだ凡人が天才に勝てるチャンスと予断するわけにはいかない。

 中央の戦いでは信が、こりん星からやってきた戦闘民族、輪虎りん相手に化けつつある。
 右腕がひどい状態になってから一日で復活する主人公……羌カイが一晩で治してくれました。羌カイ本人の出欠は脇腹が血に濡れていなければ生理と勘違いされかねなかったような……実際に生理が来たらどうするんだ?
 その問題は六大将軍のキョウも抱えていたはずなので、何らかの秘術が受け継がれたりして。

 王センがずいぶん異色の将軍として描かれており、呂丞相と結びついて政の敵に回らないか不安になる。
 もし、そうなったら、政を倒した後に今度は二人の間で戦争が始まる確率100%だけどなぁ。

 目次の後にある「あとがき」で作者がキングダムのゲームではヒョウ公を使っていることが分かった。贔屓しようにも最近は出番がない。安心。

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