ソウナンですか？２巻感想 : ３６０度の方針転換

　服部宗二と鳥居累。同じ島に漂着していた別パーティーの存在が明らかに。しかし、痴情の事情によって合流することはなく……後で致命的なミスにならないことを願うばかりだ。
　無人島で二人っきり一緒に生活しているのに性別がバレないのは無理がある。実は気づいているけど本人が言い出すまでは黙っている――なら、πタッチが最低行為になってしまう。
　宗二は本当にアホなんだなぁ。ひとりだったら毒キノコを食って死んでいた。キノコに栄養がない情報はショックだった。昔読んだサバイバル本には、野菜と肉の中間的な栄養源になるって書いてあったのに（鑑定できないなら絶対に食べるな、とも書いてあった）。

　女子高生４人組は、サバイバル無双にみえたほまれにも料理が苦手などの弱点がみえてきて、４人でいることのメリットが分かってきた。
　お嬢様のしおんが一番メンタルが強いかもしれない。ほまれは父親の教えを頼りにしているところが見える――彼女の回想は保安官エヴァンズの父親回想を彷彿とさせる。

　海中温泉発見のシーンでは、裸に喜ぶよりも、むつの眼鏡ロスが心配でしょうがなかった。サバイバル状況での眼鏡ロスは命に関わる。
　裏表紙の胸ポケットにツルの片側をいれた状態にもハラハラ。
　まぁ、島から脱出するころには視力が良くなっているかもしれないな。脱出できたらBLラノベの書きまくりで、どうせすぐ台無しになるが。

　バスケ部のアスカは久しぶりの凡人シュートが酷すぎた。それだけブランクが空いてしまったと言うことかな。

ソウナンですか？１巻感想
ソウナンですか？３巻感想