鉄道で長距離移動してかなり北の方に来た。2巻末の説明によれば、上層が日陰になるので住民は南の端っこに集まっているとのことだった。北は寒そうだが、手つかずの物資はあるかもしれない。
 だが、2人が見つけたのは物資じゃなくてラジオを介して話す奇妙な生き物「ぬこ」だった。ぬ〜べ〜の管狐みたいな外見だな。

 なぜか生きた状態にある原子力潜水艦では「ぬこ」の仲間にも遭遇して、彼らの秘密を教えられる。エントロピーの小さいものを食べて大きくすることが役目の生き物。実は原子力潜水艦の核燃料も食い尽くしているのか?
 でも、原子力潜水艦の電気は生きていたから謎だ。

 それよりも衝撃的だったのは、ぬこの口から2人以外に生きている人間は確認していないと言われたことかな。都市の外まで飛び出したイシイは観測範囲外だとしても、カナザワが心配だ。
 なぜか、ぬこ達がみていない最上層に生存者がたくさんいると思いたい。
 そういう希望をもって最上層に行って誰もいなかったら余計に絶望だが。

少女終末旅行1巻感想
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