二箇所で同時に展開する魔法バトル。一撃の威力が高いのに良く長く続けたものだ。
 フリーレンがデンケンを支援して、フリーレンは復活したフェルンに支援してもらう。けっきょく魔族より人間の方が連携がうまいとソリテールが言ったとおりの結果になったな。
 ソリテールは脱出支援専門の仲間でも伏せておいたら生還できたかもな。まぁ、一匹狼タイプだから名前も知られない大魔族でいられたんだろう。

 デンケンは逆浦島太郎状態。
 ヴァイゼ住民の社会復帰は個人レベルじゃないから、それほど難しくないのかな。同年代だった知り合いが高齢者になっている住民はそれなりにいるだろうが。
 古い魔法が残っていてフリーレンが喜んでいたけど、ヴァイゼの魔法関係者は変化に追いつくの大変だろうなぁ。リアルで考えると、50年前の医者が現在の手術に慣れるみたいな……そこまで行くと無理?
 まぁ、人命に関わらない技術なら多少は古くてもやっていける。デンケンの妻が生きている間に黄金にされていて戻ったら治療できたんだろうな……ナンセンスでも考えちゃう。

 短い話を挟んで女神の石碑からフリーレンの意識が過去に戻る展開が始まった。つまり歴史は変えられないのか?予知能力持ちの連中も自分の運命に殉じたしなぁ。
 ツヤツヤの紙じゃない紙質でいきなりカラーになるのは新鮮だった。

 おまけカットのシュタルクに甘えてお姫様抱っこを続けてもらうフェルンかわいい。

葬送のフリーレン10巻感想
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