両陣営に武器を提供して使わせている鎌倉時代のアナハイム・エレクトロニクスこと刀工正宗。でも、慕われているのは使い手を思いやっているから。別に金銭欲とか、なさそう。寝取られへの怒りは流石にあったが。
 とりあえず鎌倉を通過する機会があったら装備が強化されるフラグは立ったかな。しかし、次に故郷の鎌倉に来れるのはいつになることやら――

 斯波家長が死亡して関東廂番衆は全滅……足利直義には大変な痛手である。もう手駒が上杉しかいない、ように見える。
 時行は足利兄弟のパワーバランスをとことん崩しているなぁ。
 家長の予知能力が現代に生きる自分たちを想像していた。全てを懸けて戦う場がほしいなら、AIの創る音楽と戦えばいいじゃない?あまりにも勝ち目がみえなくてやる気がでないのか?リアルの戦場も国外に出ればあるとはいえ、「やれやれ」ってシチュエーションじゃなければ、それもしたくない。
 理解はできるが黄昏んなよって気分にもなる。
 ちなみにAIは人を感動させるための音楽分野は苦手とAIの本に書かれていた。時間が十分にあればブレイクスルーされちゃうかもしれないけどね。それでも、ライブ演奏に限るなら戦えると思うぞ。
 正宗だったら機械生産で最高の刀が打たれる時代になっても、使い手ひとりひとりを見て刀を打ち続けるだろうな。まぁどんなに先が見えても、弱冠17歳で死んだからしょうがないのか。

 最後に出てきたのは、うっすら予想した通りに足利直冬だった。本当に父親がロクデナシだから……正室と側室の地位問題は亜也子と雫にも付き纏いそうだ。
 正室ができるより先に時行が山分けされて、嫡子より年長の庶兄が生まれると継承問題が複雑化する。

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