乙骨憂太の能力によって死んで祈本里香が怪物になったのなら、乙骨憂太を殺して里香を奪う夏油の計画は完全に破綻しているじゃん……見当違いの野望のために命をかけて失ったのか。なかなかのピエロボスだったな。
 というか、1巻以降でも夏油が普通に活動しているのは五条悟に殺されたけど、呪霊として存在を続けているってこと?でも、店員に夏油だけ見えていた描写があったなぁ。
 正しい読む順番はわからないけれど、夏油の状態が謎として提示されているのは感じたので覚えておく。

 乙骨憂太の先祖は菅原道真で、血筋・才能・勝利を見事に決めたわけだが、菅原道真が霊的な才能を発揮したのは死後のことなのに子孫にそれが受け継がれるのかと変なことが気になった。
 私が無知なだけで生前にも霊的な活躍をしているのかな?
 力の源が民衆の心である以上、それが遡って子孫に受け継がれることも可能なのかなぁ。
 なんらかの「縁」さえあれば血縁すら絶対必要ではない?それを判定しているのは「誰」なんだ?やっぱり物理的な繋がりがないと厳しいか?
 子孫が鼠算式に増えている現代のほうが千年前よりも才能の持ち主自体は多かったりして。

 京都の方には有名陰陽師の子孫がたくさんいるんだろうなぁ。それに比べれば相対的な友情・努力・勝利は確保できそう。
 禅院さんは東京の方がハグレモノなのね……。

呪術廻戦1巻感想