ヒーロー殺し、あっさり捕まっちゃうのか。てっきり離脱してヴィラン連合のアタッカーになるものだと思っていた。個性も集団戦で味方をサポートする方向で使えば活きそうだし――ヴィランにそういう連携ができるのかは怪しい。
 経歴が報道されることで世間に大波乱を起こすところは、まさにテロリスト、思想犯って感じだ。個性が発現した社会が一応安定したと言っても定常状態になったわけじゃなくて、まだまだいろんな方向に転がりうる不安定さがある。そこにテコを引っ掛けられているな。

 職業体験が終わってからは雄英高校の期末テストが待っていた。
 演習は二人一組で教師のヒーローと戦うことに。緑谷出久が組む相手はもちろん爆殺王!
 爆殺卿が下に見ている出久の言うことを聞くはずもなく、オールマイトが敵なのに連携が成立しない――と見せかけて、あまりに強すぎる敵は呉越同舟を誘う引きなのであった。

 あと、轟に対して八百万が指示される一方の雰囲気になって、本人もモヤモヤしている。ただでさえ副委員長なのにね。
 ヴィラン対策と言いつつ教師は全員試験に当たるんだなぁ。一組が試験している間の警戒をするのかと。彼らも忙しいし、まとめて短時間にやってしまうのも合理的?

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