2015年11月
2015年11月11日
2015年11月03日
石川県立七尾高等学校でのディベート講座(10月23日・11月2日)
石川県立七尾高校でディベート講座を担当してきました。
【1日目】
同校は能登半島の中央、能登島の入り口・七尾市にある進学校で、理数科は平成16年からスーパーサイエンスハイスクールの認定をうけています。
ディベート講座は学校設定科目「人間環境」の学習項目として行われており、講義→探求活動→発表評価という一連の流れによる学習単元の講義に位置付けられます。
1日目は講座とシナリオディベートの体験でしたが、2日目の授業までに各班ごとに立論を作成し試合に臨んでもらう計画です。
優秀な生徒さんが多いとはいえ立論のフォームには慣れていないことから、今回は同校の許可を得てドロップボックスによる添削指導を実施することにしました。
他県の学校で指導回数も限られている支援の場合はネット上でのやりとりが有効だろうとの思いが従前からあったからです。
今回の立論は約700字(2分)のコンパクトなものです。
現状分析200字×2点・発生過程100字・重要性or深刻性200字という構成の目安を設けたことから、どの班も初稿段階で明解な立論を作っていました。
8班の肯定側否定側、全16編をチェックし改善点を投稿する作業でしたが、中には再チェックを希望する班もあり生徒さん方の意欲の高さに感心させられました。
【2日目】
1日目の講座とシナリオディベートを踏まえ、生徒さんたちが作成した立論と反駁をもとに練習試合を行いました。
午後の授業二時間で質疑・反駁の確認と各班二試合ずつ戦いましたので、時間的にかなりタイトな運営となりましたが、金沢大学法学類ディベートサークルの皆さんにご協力いただいて無事終了することができました。
ネックになったのは質疑と反駁です。
Dropbox上で対戦相手の立論が確認できたにもかかわらず、立論作成に時間がかかり反駁まで手が回らなかったのが正直なところかと思います。
また、サインポスティングの不十分さやレイトレスポンスの多さ等、初めての試合経験特有の問題も多々見られました。
現場としては時間的な制約の中で当該活動の教育目標を達成しなければならないわけですから、短期間でいかに建設的な議論が展開できるよう指導するかが支援する側に求められることになります。
「反駁の量と質によって判断する側の理解・認識も変化してゆく」ところがディベートの醍醐味の一つです。今日の経験を踏まえてどのように質疑反駁すればジャッジの判断が変わり得たのか、試合に負けた悔しさを単なる悔しさで終わらせず、一人でも多くの生徒さんにアフターディベートとして再考してもらえるような取り組みができればと考えます。
【1日目】
同校は能登半島の中央、能登島の入り口・七尾市にある進学校で、理数科は平成16年からスーパーサイエンスハイスクールの認定をうけています。
ディベート講座は学校設定科目「人間環境」の学習項目として行われており、講義→探求活動→発表評価という一連の流れによる学習単元の講義に位置付けられます。
1日目は講座とシナリオディベートの体験でしたが、2日目の授業までに各班ごとに立論を作成し試合に臨んでもらう計画です。
優秀な生徒さんが多いとはいえ立論のフォームには慣れていないことから、今回は同校の許可を得てドロップボックスによる添削指導を実施することにしました。
他県の学校で指導回数も限られている支援の場合はネット上でのやりとりが有効だろうとの思いが従前からあったからです。
今回の立論は約700字(2分)のコンパクトなものです。
現状分析200字×2点・発生過程100字・重要性or深刻性200字という構成の目安を設けたことから、どの班も初稿段階で明解な立論を作っていました。
8班の肯定側否定側、全16編をチェックし改善点を投稿する作業でしたが、中には再チェックを希望する班もあり生徒さん方の意欲の高さに感心させられました。
【2日目】
1日目の講座とシナリオディベートを踏まえ、生徒さんたちが作成した立論と反駁をもとに練習試合を行いました。
午後の授業二時間で質疑・反駁の確認と各班二試合ずつ戦いましたので、時間的にかなりタイトな運営となりましたが、金沢大学法学類ディベートサークルの皆さんにご協力いただいて無事終了することができました。
ネックになったのは質疑と反駁です。
Dropbox上で対戦相手の立論が確認できたにもかかわらず、立論作成に時間がかかり反駁まで手が回らなかったのが正直なところかと思います。
また、サインポスティングの不十分さやレイトレスポンスの多さ等、初めての試合経験特有の問題も多々見られました。
現場としては時間的な制約の中で当該活動の教育目標を達成しなければならないわけですから、短期間でいかに建設的な議論が展開できるよう指導するかが支援する側に求められることになります。
「反駁の量と質によって判断する側の理解・認識も変化してゆく」ところがディベートの醍醐味の一つです。今日の経験を踏まえてどのように質疑反駁すればジャッジの判断が変わり得たのか、試合に負けた悔しさを単なる悔しさで終わらせず、一人でも多くの生徒さんにアフターディベートとして再考してもらえるような取り組みができればと考えます。