古本屋で特価で購入。D@Jが小・中学生の時に愛読。
と言ってもお金なかったので、友達との貸し借りっこでやっと全巻を読んだ記憶が。
原作・雁谷哲 漫画・島本和彦『風の戦士ダン』小学館 全9巻。
超忍と呼ばれる現代忍者が、「終末兵器」という最終兵器を巡って二派に分かれて戦い続ける物語。
原作が『美味しんぼ』というより、この当時は『男組』『野望の王国』で硬派漫画原作者として名高い雁谷哲。
その雁谷と『炎の転校生』『逆境ナイン』『吼えよペン』のパロディ熱血漫画の島本和彦では、今見れば相当ヘンな組み合わせの様だが、どっこい。
これが面白いんだなあ。
ともすると、自己満足っぽい体制批判に走りがちな雁谷。
ともすると、ギャグや熱血、描きたい事にひっぱられてストーリーがブレがちな島本。
この二人のそれぞれの長所短所が、うまい具合に補い合って、笑いながらも燃えるいい漫画になっているのだ。連載当時の80年代は、照れながらマジなストーリーを語る、このくらいのバランスがちょうどよかったんだろうなあ。
80年代全盛のサンデー的ラブコメ漫画も、ジャンプ的熱血漫画も、現在では恥ずかしくなって再読はかなりきびしいが、この『風の戦士ダン』は、内包する「照れ」がいい感じでふくらみを与え、現在読んでも十分面白い。
過渡期というには勿体ない。十分面白傑作漫画だ。復刻されてないのが惜しまれるなあ。








