人生の旅を楽しむブログ

昭和に少女時代を過ごし、平成では在日米軍基地勤務、2年半に及ぶ世界50か国放浪のバックパッカー、そして8年間のバンコク暮らしと、異文化にどっぷり浸かり、外から日本のことを眺め、日本のすばらしさを改めて思った時代だった。では、令和は?令和は、旅も歴史も文化も政治も、どっぷり日本に浸かりたい。

タイの温泉

気温差約25度、そして越後湯沢にはまだ雪が

4月19日13時ころエアチャイナで羽田に到着するはずだったのに、
バンコク−北京の1stフライトが2時間半も遅れ、北京での乗り継ぎ便に間に合わず。



同日フライトの振り替えにはなったものの、羽田着は21時45分予定で、
無駄に北京空港で8時間くらい過ごす羽目になり、おまけに羽田着も定刻より
30分ほど遅れ、19日22時20分に羽田着。


到着時の気温、13度。バンコクの気温は37度だったから、温度差約24度か。寒い・・・



入国審査をすませてチェックインバゲージを受け取ってみると、
カバンの取っ手のところが破損しているので、念のため地上職員に
エアラインのほうで補償してくれるのかどうか聞いたところ、


「航空会社としては、まことに申し上げにくいのですが補償は致しかねますが、
お客様が海外旅行傷害保険などにご加入であれば・・・」




と、職員が説明しはじめたのだけど、一刻も早く帰宅したい私はその説明を遮り、


「あ、じゃあ結構です」



といってとっととでてきてしまった。


「クレジットカード付帯の保険などがあれば、書類はご用意いたしますが・・・」


と食い下がるおねえさんに、



「旅行じゃないので保険は入っていません。航空会社で補償できないなら結構です。
早く帰りたいので失礼」



と、急いでその場を離れたのがよかったのか、22時45分発の拝島行きの最終
リムジンバスに乗れたラッキー



深夜0時頃家に到着し、ひと風呂浴びて軽くビールをひっかけ、
翌朝は6時に起きて、越後湯沢温泉へ





越後湯沢の温泉付きリゾートマンションに住む友人が、部屋に生ビールを
用意して待っていてくれるので、大浴場の温泉に入った後、生ビール




超ーーーーーー至福のひととき




越後湯沢はまだこんなに雪が残ってて、タイ帰りの身にはちと辛かったけど、



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温泉の後、私の大好きな湯沢の居酒屋に一杯ひっかけにいくことに


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私の大好きな湯沢の居酒屋のおでん
でっかい大根には味がしっかりしみてる











DSC02801これはお通しだっけ?サービスだっけ?







DSC02803ほたるいかはサービス





ふきのとうもサービスしてもらっちゃった





そしてその翌日の「ランチ」は、越後湯沢駅にある「魚沼の畑」という店で、
鶴齢(かくれい)や八海山などの日本酒を飲みながら、おかずバイキング




DSC02809一人500円で、おかず取り放題






このおかずバイキングはランチタイム限定だけど、けっこう気に入った。
おかずの種類けっこうあるし、日本酒飲みながらのつまみには最高。




ここでおかずをつまみに何杯かぽんしゅを飲んだ後、宿もとい部屋に戻って
また温泉、そして生ビール



その日の夜はもう外出するのが面倒だから部屋飲みにしようってことになって、
ばくだんおにぎりの他適当なつまみを買って行って、部屋で魚焼いたり、
別に秋じゃないけどしいたけやまいたけを焼いたり、もちぶたで
肉豆腐つくったり(正確にいうと『つくってもらった』んだけど)。




DSC02814とりあえず焼く









爆弾おにぎりっていうのは、越後湯沢駅のぽんしゅ館で入手できる
一合サイズのおにぎりなのだ。





DSC02806CoCoLo湯沢のぽんしゅ館









DSC02807爆弾おにぎりの実物の写真を撮り忘れた



このおにぎり、めっちゃおいしいんだよねー。
その場でアツアツのごはん(魚沼産こしひかり)で握ってくれるんだけど、
翌日になってさめてもおいしいんで、いつもお土産に2−3個買って帰る。


おにぎりの具の種類はたくさんあって、しゃけや焼たらこなどの定番から、
しそみそ、ふきみそ、かぐら南蛮、生姜佃煮などいろいろ。



1個1合だから一人じゃちょっとキツイけど、何人かいれば丁度いいのだ。



インドにいるときから温泉と生ビールとうまい米に焦がれていたけど、
温泉の後爆弾おにぎりつまみに生ビールを飲む幸福は、何にも代えがたかったなあ。



3日ほど湯沢で過ごして家に戻った時、タイから送った段ボールが何箱か
部屋に積み上げられているのを見て、現実に引き戻された(笑)



ああ、この荷物、早く片付けなくちゃ・・・



と思いながら、本当に日本に帰ってきたことを実感。


いつも帰国すると必ず越後湯沢に遊びに行ってたから、
湯沢にいるときはまたバンコクに戻るんじゃないかって感覚にもなってたよ。



本当に本当に、日本にいるんだなあ(いれるんだろうか?)



あたりまえだけど、日本は周りの看板はすべて日本語だし、居酒屋でも
駅でもスーパーでも、みんな日本語話してるし、みんな信号守ってるし、なんか変な感じ。



海外で自分が異邦人でいる感覚に心地よさを感じるわたしとしては、
やはり日本って多少違和感があるなあ。


ま、そのうち慣れて行くでしょう。




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チェンライの山の中で湯治

ほとんどの旅行者がせいぜい2泊ほどでこの山を去っていくのに対し、
私はかれこれこのアカ族の村に一週間。


そしてまだ当分いる気でございます。


空気がきれいな山の中でネットができる環境というのもあるけれど、
やはり徒歩圏内(山道を片道1時間半ほど)に温泉があるというのはポイント高い。


今では、ほぼ一日起きに往復4時間ほどかけて(帰りは上りだから、行きより時間がかかる)
この温泉に通っている。


温泉に行った翌日は下半身が筋肉痛になるので、毎日はちときついのだ。




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チェンライ県にあるパソート温泉







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狙い目は、火曜&金曜の午前中





月&木は上の温泉プールは清掃日なので、もう一つの温泉プールに
入ることになるんだが、

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月&木はこっち






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月&木以外の温泉プールは
ちゃんと段差があって、寝湯、半身浴も可能だから
月&木以外がおすすめ







火曜と金曜は清掃翌日なので水もきれいだし、午前中は貸切状態の日が多いから
火曜と金曜の午前中、この広い温泉プールを独り占めしている次第でございます。



もう、湯治客状態(笑)



ここ、最高です。



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北タイの山の中の温泉


朝、6時頃。
ようやく空が白んできたかなーっていうくらいに目を覚まし、
顔を洗って歯を磨いて、バンガローの外のバルコニーに出て
きれいな空気を吸いながらストレッチなんぞをしていたら・・・




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珍入者。
「遊んでくれよ〜」とばかりににゃーにゃー鳴きながら人の足元にすりよってくる






DSC02000




バルコニーの手すりでプッシュアップをはじめたら、
手すりによじ登ってきた。



まだほかの旅行者が誰も起きてこない朝7時頃、周辺を散歩してたら、
地元民(たぶんアカ族)のおにーちゃんが、猟銃(?)を持って鳥を狙ってた。




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散歩を終え、シャワーを浴び、朝食をとってから、山の向こうにある温泉をめざす。
温泉へのルートは、2つあって、車も通れる広めの山道と、人と動物しか通れない
山道があるんだけど、やっぱ、車が通れない山道を選択。



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こんな道を通って・・・。




この山には竹がすごく多くて、歩きながら風になびいて竹と竹がぶつかり合う音が聞こえる。


でも、日本の山のように針葉樹はないし、バナナの木があったりして、
やっぱり南国だなあ、という感じはする。




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沢から水を引くために引かれていたホースの中身は、竹だった。





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ラフ族の村をとおって・・・




アカ族の宿を出てから1時間ちょっとで、温泉に到着






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これは源泉で、残念ながらここには入浴施設はない
温度は56度くらい。






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この源泉が流れ出して、





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近くの川に注ぐ。
ちなみに河口(?)でもけっこう熱い



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そこから1キロほど歩いて、ようやく入浴できる温泉に到着





布か水着着用で入るプールと(布、タオルは各10バーツ(25円)で貸出OK)、
シャワーと湯船がついた個室とを選べる。


料金は、温泉プール30バーツ、個室風呂50バーツ。時間無制限




すっぽんぽんで入れる個室にしたかったけど、やっぱ露天のほうがテンションあがるし、
誰も入ってなくて貸切だったので、プールに入浴


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これは源泉。87℃。熱い!








やっぱり私も日本人。



山道を5キロ以上、途中寄り道したので1時間半以上かけて歩いてきた
適度に披露した体に、温泉は最高!!!!





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超至福たまらん





お湯につかるなんて、何ヶ月ぶりだろう・・・・
って考えてみたら、去年の10月に日本にかえって以来、はじめてだった。


私と一緒の日にピックアップトラックでチェンライから来た外国人旅行者の9割は、
2泊だけして今朝、チェンライに戻っていったけど私は・・・


星も空気もきれいな山の中で、ネットも使えて、徒歩圏内に温泉があるという
この環境にいたら・・・・・



また沈没ですか?




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で、温泉のあとはやっぱりこれでしょ




温泉後のビール、最高においしかった!!!




温泉の近くにある食堂では、レオビール大瓶1本55バーツ。良心的な値段
宿のビールがビアチャンで大瓶1本80バーツだから、やっぱ安い。




居心地最高!
当分ここから動けません。




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タイの温泉2(ヒンダー温泉)

ワット・ワンカナーイで久々の湯船と温泉を満喫した翌日、
カンチャナブリからサンカブリー方面へ2時間ほどいったところにある
川沿いに湧く露天風呂、ヒンダー温泉へ向かった。



カンチャナブリのバスターミナルから出発する赤いローカルバス、
サンカブリー行きのバスに乗り、運ちゃんと車掌さんに、


「ヒンダー温泉」についたら教えてね


と頼んでおく。



サイヨーク・ノーイ滝から約1時間ほどすると、運ちゃんが
「ここがヒンダー温泉入り口だ」と教えてくれた。


国道から右にそれる道を5分ほど歩くと、左手に温泉が見えてくる。


ヒンダー温泉入り口

 

 

 

 

本当は料金を払うらしいが、だれもいなかったのでそのまま素通り。

ヒンダー温泉露天風呂







手前が露天風呂。風呂の向こうは川。

温泉でのぼせたら目の前の川にドボン!気持ちがいい。

手前は熱い湯、向こう側がぬるい







湯船は二つあり、手前が熱め、向こう側はぬるめ。



熱めの湯船はタイ人にとっては熱いのか、湯に足だけつけて座っている
タイ人のおばちゃんとなんとなく雑談していた。


おばちゃんは、

「この温泉はとても気持ちいいわね。タイ人は温泉に浸かるっていう習慣がないけど、
こんなに気持ちいい場所があるのは日本人のおかげだから、日本人に感謝しなきゃね」


ここは戦時中、日本軍が掘り当てたといわれている温泉である。


日本軍が多大な犠牲者を出して建設した死の鉄道とよばれる泰緬鉄道は、
現在では急峻な地形を通過するスリリングな感覚が味わえることなどから
タイ人のみならず世界中の観光客を楽しませている。


ナムトック線(旧泰緬鉄道)に乗ったことがある人はご存知だろうが、
クウェイ川にかかる鉄橋や、崖のすぐわきを通るときの絶景や、
眼下に流れる川を車窓から眺めるときの涼感、窓の外に広がる大自然は、
非常に魅力的な観光資源である。



カンチャナブリの戦争博物館で旧日本軍の非道ぶりをあらわす写真などが
展示されていても、外国人が旧日本軍の所業を非道だと非難しても、
日本人である私は、うだるような暑さ、マラリアなど過酷な状況下で日本の
ために戦い、その結果観光列車や天然温泉を堪能できることに感謝はしても、
とても非難する気にはなれん。



現在、ここヒンダー温泉は、週末になるとタイ人観光客で賑わい、
欧米各地からのツアー客が団体でやってくるなど、タイ人や日本人のみならず、
世界中の観光客がこの大自然の中の天然温泉を堪能している。


(旅行日・2009年4月及び5月) 

タイの温泉(ワット・ワンカナーイ)


タイで一番暑い4月が目前に迫った3月下旬のある日、
4月の1週目の3連休をどこにいこうか思案していた。


タイ北西部、ミャンマーに程近いメーソートに行って、
タイとミャンマーの国境を流れる川、「ムエイ川」にかかる友好橋を渡り、
ミャンマーに一日入国してミャンマーのおいしい生ビールを思いっきり
堪能してこようか。


と思っていたのだが、突如、温泉に行きたくなった。



私は今まで、海外での温泉はさほど興味がなく、ハンガリーのブタペストと
トルコのバルクルカプルジャ(小魚温泉)くらい(いずれも水着着用)しか
行ったことがない。



なぜなら、温泉は世界のどこよりも、日本が一番だと思っているからだ。



しかし、暑い国で、一番暑い時期に、温泉に入り、その後に飲む
ビールのことを考えたら想像しただけでよだれが出てくる。



ということで、温泉に行くことに決めたのだが、タイでは温泉といえば
チェンマイやチェンライ、メーホンソンなどの北部に集中しており、
行くだけでバスで一晩かかる距離なのでとても3日間では時間が足りない。


バンコクから近くて、温泉が湧き出ていて、公共の交通機関でらくらく行ける
場所はどこだろう・・・



カンチャナブリだ。



あそこには、有名な川沿いに湧く露天風呂のほか、いくつかの温泉があり、
バンコクからも近く、バスも通っている。



カンチャナブリは、タイの中でも最も暑い地域である。
タイ全国をバイクで回ったタイ人ライダーが、「最も暑くて過酷で、二度と
バイクでは行きたくない」といったのが、カンチャナブリ。



タイ南部よりも、イサーン地方よりも暑い。



一番暑い季節に、一番暑い地域で、温泉に浸かる。


そして、風呂上りに飲む、キンキンに冷えた冷たいビール。



考えただけでもう至福の世界・・・

 

ということで、2泊3日でカンチャナブリへ。

バンコクの南バスターミナルを出て約2時間でカンチャナブリに到着。


クウェイ川沿いにある緑豊かな敷地内にあるゲストハウス、
「Blue Star Guesthouse」(http://www.bluestar-guesthouse.com/
に宿を決め、荷物をおいて早速向かったのは、
カンチャナブリ市内からローカルバスで15分ほどのところにある
ワット・ワンカナーイというお寺である。

なぜ寺に向かったかって?


実は、その寺の中に温泉があるのである。


ビニールシートでの仕切りではあるが、ちゃんと男湯・女湯が分かれており、
洋式のバスタブと、土管のような深いバスタブがずらりと並ぶ。

ワット・ワンカナイにある温泉の洋式バスタブワット・ワンカナイにあるステンレス製のバスタブ







タイに住んでいると、バスタブにゆっくり浸かれる日なんて
一年の間に数えるくらいしかない。


せいぜい、日本に帰国したときくらいである。




日々の仕事や移動で疲れた体に、ぬるくもなく熱すぎもせず、
バスタブになみなみ張られた湯にゆっくり浸かることがどんなに
幸せなことか、日本人だったら容易に想像できることだと思う。



しかも、相手は天然温泉である。



寺の中で地元密着型の庶民的なところも好感が持てる。



近所に住む人たちが気軽に利用しにくる庶民的な雰囲気で、
各自好きなだけお湯を溜め、サロンを巻いてまたは服をきたまま湯に浸かる。


私もさっそく、洋式のバスタブの1つを陣取り、バスタブいっぱいに湯を溜めて
ゆっくりと浸かる。


ああ・・・至福・・・





寺の中の温泉ひとつでここまでの幸福感を味わえる私は、やっぱり
根っからの日本人。


日本人に生まれて本当によかった。


風呂上りに飲んだビールのおいしかったこと!


タイの温泉も、捨てたモンじゃない。


これが、タイでの温泉に目覚めたきっかけであった。

(旅行日・2009年4月)

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