日々是偵察飛行日記

座右の銘「生涯一座敷童、日々是偵察飛行也」をもとに、俺サマ口調で日々を語り倒す。

午後は卒研ゼミが半分中止になり、雑用を片付ける

午前中は自宅で朝食と野暮用の後、大学へ。13時前に到着し、生協食堂で軽く昼食。

13時半から卒研ゼミ。まずは代数グループのゼミが15時頃まで。このゼミで扱うテーマのひとつが代数的整数論入門だが、そのための必須の予備知識である3回生の代数学を、グループの誰も全く理解していないことが回を追うごとに明らかになってきた。

京大の先生なら、ここでキレまくってるところだろうな。流石の俺サマも、今日は一瞬キレそうになったけど、ぐっと堪える。

その後の15時過ぎからの幾何学グループのゼミは、発表予定者が今朝になって二人ともドタキャンしたので、中止。

卒研ゼミの後半が無くなったので、その時間を利用して研究室にて溜まっていた雑用を片付ける。

17時半頃に大学を発ち、19時前に帰宅してすぐに夕食。その後、野暮用を片付けながら、昨日から電車の中で下読みをしていたアメリカ数学会のレビュー用論文のレビューを一気に書き上げ、メールで送って一件落着。

10月27日は京大数学科の同窓会総会と懇親会なんだそうだが、まだ出席予定者が35名ぐらいしか集まってないそうである。

数年前に第1回の同窓会が開かれたときは、同窓会設立記念のご祝儀相場ってこともあってか、170名以上の参加者が集まったことを思うと、35名というのはいかにも「ささやか」である。まあ、あと1週間の間にもう少し増えるかと思うが。

俺サマは28日から1週間リヨン行きで、27日は大学で補講があって夜は関空前のホテルに泊まったりするので、スケジュール的に出席は難しい。

たとえ海外出張が無くても、特に懇親会の方は第1回目に参加して酷い目に会ったので、もう二度と出る気は無いけど。

俺サマは、自宅に閉じこもるタイプの典型的な「ひきこもり」の経験は無いけど、ひきこもっている人達の気分は分かるような気がする。

懇親会などでほとんど誰にも相手にされず、死ぬ程退屈で惨めな1,2時間を経験をすると、もうその手の懇親会には二度と出たくなくなる。頭の中でロックがかかったみたいな感じになって、とてもじゃないが、そっちの方に出向いて行こうという気にならない。

京大の同窓会に限らず、あちこちでそういう惨めな対人体験をしてきたので、もう原則として懇親会、パーティー、飲み会、食事会の類は一切参加しない!とか、ごく近しい気心の知れた人としか必要以上の話はしない、特に数学者ってのは俺サマにとって最悪の人種だ!etc.  みたいな事になってて、さながら仮面ひきこもり状態である。

典型的な「ひきこもり」の人達も、家の外の世界で何かしら衝撃的で惨めな経験をして、「もう、ああいうのは嫌!」って回路が頭の中にバシッと確立してしまって、どうにもならないのだと思う。


夕方は学科会議、その後は大阪

午前中は自宅で朝食、野暮用、極楽物療、帰宅して野暮用の続き。その後しばし数学。

大学からメールが2通届き、一つは健診5日前だぞという連絡。嗚呼、運命の日まであと5日か、と。

もう一つは、学部長選挙一次候補の発表。予想通り、無事難を逃れた。若い頃の健診も学部長選挙と同じで、まさか俺サマが引っかかる訳が無いと高を括っておれて、実際何事もなかった。年は取りたくないものである。

15時前に自宅を発ち、大学へ。その前に「お、値段以上」のニトリのラクト山科店にて台所用品の買い物。

16時過ぎに大学に到着。アメリカ数学会の論文レビューの仕事をずっと放置してて、先日2度目の督促メールが届いたので、レビュー用論文のプリントアウト。

昨日、納期を守らない数学者を散々茶化してやった俺サマだが、論文レビューの仕事だけは数学者の真似して、アメリカ数学会とヨーロッパ数学会からヤンヤの督促が来てから動き出す。老い先短いんだし、この仕事もそろそろ卒業して楽になろうかしらと思う今日この頃。

16時半から学科会議。例によって老い先短い俺サマには無関係な話ばかりしてるなと油断してたら、何やら雑用をひとつ仰せつかった。俺サマ、数理科学科シルバー人材センター登録会員なので、頼まれた雑用はやります。

会議は17時45分頃に終了。 直ぐに大学を発ち、大阪へ。電車の中ではレビュー用論文読み。

大阪駅前でトンテキの夕食の後、拠点マンションへ。しばしまったりした後、21時から「相棒」を見る。 粘って22時半頃の終了時間まで見てたのに、結末は次回持ち越しとは拍子抜け。

大慌てで拠点マンションを発ち、いつもの快速列車は逃し、その後の新快速で帰って来た。帰りの電車でもレビュー用論文読み。とりあえずひと通り目は通した。

偉大なる新快速のお陰で、日付けが変わる前に無事帰宅。
 

金券ショップでユーロを買い、夕方は久々に長い教授会

午前中は自宅で朝食と野暮用。それからしばし数学。

事務から教務委員あれしろこれしろ系のメールが飛んで来たが、例によって俺サマではなくもう一人の教務委員の先生が担当している件だった。

数学者の中には、雑用に関しては納期を守るという概念が無く、いつも締め切り後に事務から催促のメールが飛んできてからよっこらしょと動き始めるとか、何に気を取られてるのか知らないが、何かの拍子に1週間か10日ぐらいメールを読まなくなる、仮に読んでも何となく放置するという種族がかなりの割合で存在する。

もう一人の教務委員の先生はそのタイプの数学者で、事務から督促メールがしょっちゅう飛んでくる。どうせやらなければならない雑用なんだから、事務にヤンヤ言われる前に片付けてしまえばいいのにと思うのは、俺サマが数学者でないからかも知れない。

督促メールは気にはなるが、もう慣れっこなので、おい、数学者、あんたが担当してる件だ。ちゃんと仕事しろよな!とか思いながらダマを通している。

しかし今回のは同じ件で2度目か3度目の督促で、事務担当者の口調も半狂乱というか、かなり厳しい調子である。ははあ、さては数学者、ここ1,2週間メールを読んでないな、と。

しょうがないなと思って、その事務担当者に「こうやればいいですよ」と数学者のあしらい方をすこし伝授しておいた。

昼過ぎに山科駅前に繰り出し、銀行でお金を下ろして金券ショップで数万円分のユーロを買った。それから大丸ラクト山科店で切らしていた赤ワインを1本買った。

帰宅して支度して今度は大学へ発つ。16時過ぎに到着し、16時半から教授会。今日は久しぶりに長い教授会で、例によって形式的な議論や俺サマには何の関係も無い議題ばかりだったが、終わったのが18時50分過ぎだった。

そういえば教授会の最初に学部長選挙の一次投票があった。大学によっては学部長になりたい人達があの手この手の多数派工作で血みどろの戦いを繰り広げるそうだが、Ritsの学部長選挙はそういう世界とは程遠い。

教授会で全教員の名簿が配布されて、全教員がその場で適当な人の名前を数名書く。これで数名の学部長候補者が選ばれ、二次投票で最終決定される。

二次投票の前に、一次候補者達の意見表明の機会があって、その時は全候補者が皆の前で、自分のような者は適任ではないから、間違っても自分に投票しないでくれと懇願するのが通例である。

しかし、口では「自分には投票しないでくれ」とは言うものの、オレ、学部長、やってもいいかなと思っていそうな人は居るわけで、大抵そういう人が最終的に選ばれる。昭和の昔は、これを「腹芸」とか言ってたっけな。

俺サマは当然ながら学部長という玉ではないので、学部長選挙は他人事なのだが、まかり間違って一次投票で候補者の一人に祭り上げられた日には災難と言う他はない。

仮に一次候補になってしまっても、意見表明のところで、やはり高山が学部長になったらこの学部は壊滅的危機に陥ると皆に確信させるに十分な「抱負」を準備しているので、二次投票では間違いなく落選するはず。

だからいいようなものだが、健診で要再検を喰らってこの世の終わりのような気分で再検査を受けて、異常なしと判定されるようなもので、「だったら最初から要検査とか言うなよな、寿命が1ヶ月ぐらい縮んだじゃないか!俺サマの寿命を返せ!」みたいな話である。

一次投票で投票事故に会わないように、日頃から学校運営の仕事については、必要最低限の事を淡々粛々とこなしているだけのヤル気の無い先生のように立ち振舞い、教授会の親睦宴会には必ず出席し、誰とも話をせず飲んで食べてするだけの、訳のわからない変な先生ぶりを全力アピールしている。

かように二重三重の安全対策をしているので、まあ、大丈夫だろう。

教授会の後、すぐに大学を発ち、帰宅して夕食。しばし野暮用。その後、少しだけ数学。


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