日々是偵察飛行日記

座右の銘「生涯一座敷童、日々是偵察飛行也」をもとに、俺サマ口調で日々を語り倒す。

台風の雨、夕方は寺子屋、帰りのバス停はまたも厄介な行列

台風が近づいているとかで、終日雨。

午前中は自宅で朝食の後、銀行で月曜日からの出張費を下ろし、さらに山科区内のスーパーで買い物。

帰宅してやや早めの昼食を例によって簡単に。その後、しばし数学。

15時半頃自宅を発ち、百万遍へ。アンチュチュで少し時間調整。今日は何か大きな催しをやってたようだ。

16時40分から18時10分まで、寺子屋ドイツ語。

その後、京大正門前から帰りのバスに乗ろうと思ったら、高校生みたいなのが長い列を作っていた。先週も同じような事があったような気がするが、京大で毎週土曜日に何かやってるのかしら。

京都の他のバス停も大体同じだが、京大正門前バス停は色々な行き先のバスが止まるので、乗客はその辺にうじゃうじゃっと集まって待ち、バスが来た時に、そのバスに乗りたい人だけが何となくその場で行列を形成して順番に乗車する。

しかし、近頃毎週のように土曜日の夕方に見掛ける謎の高校生達は、京都のバス停での流儀を知らないようで、いつも長い長い1列の行列を作って待っている。それで俺サマは仕方なく行列の後ろに並ぶ。

例えば、祇園から四条通りに入り西の方に向って行くようなバスが来ても、京都駅まで行きたい彼らは乗ろうとしない。するとバスはさっさと扉を閉めて出発してしまう。かくしてそのバスに乗りたくて、列の後ろの方に並んでいた俺サマは、乗り損ねる。しかも京都の市バスは、1本逃すと次は何時来るか知れたものではない。

そういうことを2,3度経験しているので、高校生に限らず、観光客などがバス停で一列の長い行列を作っている時は、要注意である。君子危うきに近寄らず。少し歩いて別のバス停から乗るのがベストである。

さもなくば、行列の後ろの方から先頭の乗車状況をじっと伺い、彼らが少しでも動きを止める気配があれば、バスの扉が閉まる前に行列を飛び出して突進しないと、何時まで経ってもバスに乗れない。今日は雨の中を別のバス停まで歩く気がしなかったので、この手を使った。

帰宅して夕食の後、夜はしばし数学。


午後は講義2つの後、研究室で学生の質問対応、保健センターの知らせにどっと落ち込む

午前中は自宅で朝食と野暮用の後、大学に発つ。昼前に到着し、生協コンビニで、かなり小さめの弁当を買って研究室にてやや早めの昼食。

13時から14時30分まで、3回生「複素解析学II」の講義。今日は正則関数の零点が孤立点であることの直接的証明、および「一致の定理」を使った証明。俺サマはこの数年間この講座を教えているが、そういえば「一致の定理」については一度も話していなかったが、今年は初めて証明を示した。それから孤立特異点の話に入り、極の定義をしたところで時間切れ。次回はその続きから。

引き続き、14時40分から16時10分まで、2回生「代数学序論II」の講義。今日は準同型写像の像が正規になる例やならない例を示した後、準同型定理の話に入る。今日は準同型の核で剰余群を作って、そこからの誘導写像が準同型になるところまで示した。次回はこれが単射になることの証明から。

その後、研究室に戻って一息。16時30分に昨日約束しておいた学生が質問にやってきた。話は10分程度で終わった。本人が言うには、数学はあまり好きではなく、勉強してない。先生の前期の授業も1つは全然勉強してなくて単位を落としたし、もう一つの方は受講すらしてない、と。

しかしその割には、自分で適当な数学書を見つけて自習して、質問などをしてくる。俺サマが教えてやった証明を見て、「こういう議論がすっと出てこないんですよね。どうやったら出来るようになるんですか?」と聞いてくる。”数学はあまり好きではない”どころではなく、十分好きな学生のようである。

その後、大学の保健センターらメールが来て、台風の影響で23日の健診は延期になるかも知れない。その判断は22日日曜の16時に行う、と。

俺サマは、23日午後1番の健診に予約するため、Web予約が開始される当日は朝からスタンバイして、最初の30秒間の勝負!とばかりに、苦労して予約を取ったのである。毎年城崎出張の直後に健診があって、そのため城崎ではロクに美味い物も美味い酒も飲み食いできず節制してきて、今年やっと出張前に健診が受けられると小躍りしてたのに、、、その予約がチャラになるとは、ふざけるな!!!!!!と誰に言う?台風に言ってもしょうがないし。お天道様か?

と、いうことで、どーんと暗い気分で17時過ぎに大学を発る。幸い雨は降ってないので、水曜日に持ってきたスーツも持ち帰った。

帰宅して夕食の後、しばし数学。

22時からは、例の竹野内豊が結び目理論専攻の数学者穂波孝を演じるNHKドラマを見る。ストーリー自体はかなり怪しい世界にハマってきたって感じだが、例によって端々の数学業界的なところが気になる。

主人公が研究室の学生達に「『ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆおん』にトポロジーを感じる!」と語るのは、まあ、ご愛嬌だと思っておこう。

同期の軟派教授が、「結び目の新しい不変量を発見したっていう、お前の修士論文、あれは凄かったな。でも俺たち、もうどう頑張ったってフィールズ賞は取れないし(年齢制限があるから)、あとは大学の中でどううまくやってくかだけだな」とか言ってたのに対しては、色々な意味で「ちーがうだろー!!ちーがうだろ!?」と声を大にして言っておこう。

しかしそれよりも何よりも、俺サマが違和感を持ったのは穂波研の数名の学生達である。いつも穂波准教授の個人研究室にたむろして勉強している。ああいうのは数学科では珍しい光景ではないか。首都大学東京(このドラマのロケ地の大学らしい)ではそうやってるのか。

さらに不思議なのは、学生に不人気な穂波研に、何で卒研生(らしき)学生が5~6名も居るんだ?Rits数理科学科切っての超絶不人気教授の汚名を欲しいままにしている俺サマに言わせれば、5~6名も学生が入ってくるのに不人気だとは笑わせやがるぜ。不人気なら、普通はゼロか、せいぜい1、2名だろうが。俺サマの研究室はそんな感じだぞ。

あとは、朗読サークル通いで偏屈ぶりが緩和されて、学生との関係も良くなり、初めて学生に誘われて一緒に飲み会に出かけるという設定も、まあ、ドラマとしてはそれでいいんだろうけど、何だかなあ、、、って感じ。

奥さん子供に逃げられて、がらんとした自宅に帰りたくないからと言って、学生と一緒に飲みに行ってニコニコするんかい。数学者穂波孝の偏屈さってのは、所詮その程度のささやかなものだったのね、と。学生に飲みに誘われても絶対に行かない俺サマからすれば、この先生、まあ、普通の人だな、と。

かように、不人気さでも偏屈さでも、俺サマはこの穂波孝には全然負けてないね。と思わず対抗心を燃やして、勝手に勝ち誇れるところが、このドラマの楽しみのひとつである。


出勤時、久々にウソえりな君に遭遇、午後は講義と卒研ゼミ、科研費申請も終了

木曜日は早起きである。まずは町内の野暮用で、昨夜の仕掛けがうまく行ったことを確認。ちょっと気分がよろしい。

それから朝食と支度を済ませ、9時過ぎに自宅を出る。山科駅前で久しぶりに「ウソえりな君」に出会った。彼はドレスデンの公園を散歩するショーペンハウエルの如く、毎日きっかり同じ時間に同じ道を通って、山科駅近辺のどこかに通っている。俺サマは春先の学休期間や坐骨神経痛で自転車通勤などをしてた関係で、ウソえりな君とは10ヶ月ほどご無沙汰だった。

10時過ぎに大学に到着し、まずは昼食用の小さな弁当を生協コンビニで買ってから研究室へ。

10時40分から12時10分まで、2回生「集合と位相II」の講義。今日は位相空間の開集合の公理、距離空間の位相構造、開集合の基の概念、1次元ユークリッド空間の例、特に開集合の無限個の交わりが閉集合になってしまう例など。次回は城崎出張の関係で2週間後。閉集合の公理、近傍の概念、いくつかの具体例の話に入る予定。

講義の後、学生が質問に来たが、その場で即答するには少し込み入った話なので、「明日の16時半に私の研究室に来なさい」ということに。明日は忘れずに研究室に待機してなくっちゃ。

研究室に戻って一息つき、昼食。ふと来週の城崎出張に伴う休講や補講の届けが出してあったかを確認したら、、、何と!まだ届けを出してなかった。大慌てで手続き。Webで入力するのだが、こういう時に限って反応が異様に遅い。「集合と位相II」の補講を来週の土曜日にするつもりだったのだが、間に合わず、11月に補講することとなった。

その城崎出張、出発の日に台風が上陸しそうなんだそうで。その日は職場の健診があって、それを済ませてから城崎に発つ予定。台風のせいで健診が延期になると、今の節制生活もさらに延長になり、城崎でおちおち酒も飲めず、美味い物も食えない。さて、どうしたものか。

13時30分から15時まで、卒研ゼミAチーム。引き続き15時過ぎから16時半頃まで、卒研ゼミBチーム。Bチームは2人メンバーが居るが、今日は発表者の学生1人だけだった。

その後、研究室に戻り、少し雑用を片付け、17時過ぎに大学を発つ。ラクト山科で少し買い物をして、18時半頃に帰宅。夕食、そしてしばし野暮用。

メールをチェックしたら、科研費申請書の事務チェックが終わり、そのまま文科省だかどこだかに送られるとの連絡。あとは意地悪な審査員に当たらないことを祈るのみ。

夜はしばし数学。


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